北海道の古物市場・オークション会場一覧|古物市場に参加するための心構えも紹介

北海道の古物市場・オークション会場一覧|古物市場に参加するための心構えも紹介

古物市場は仲間内でおこなうものが多いため情報が出回っておらず、仕入先確保に苦労している業者の方も多いかもしれません。
この記事では「北海道で開催している古物市場が知りたい」「初心者でも参加できるマーケットを探している」という人に向けて、北海道の古物市場を7か所ピックアップしました。
さらに、古物市場の基礎知識や参加方法、自分に合った仕入れ先の見つけ方についても解説していきますので、初めて古物市場に参加する人はぜひ参考にしてみてください。

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競りにはその市場独自のルールやマナーがつきものです。事前にしっかり調べてから参加する、あるいは初心者向けのフォロー制度がある市場を選ぶようにしましょう。

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北海道の古物市場|新規参入しやすいおすすめ市場

初心者歓迎ムードのあるおすすめの古物市場です。古物市場は仲間内で取引されるクローズドな所が多いという特徴がありますが、ピックアップした3か所は気軽に参加できるメリットがあります。
古物市場に慣れていない人は、ここからスタートするのがいいでしょう。

北海道古物商業協同組合

北海道古物商業協同組合は、リサイクルショップや質屋・催事専門店・自動車販売店など、北海道のさまざまな古物業者が集まっている組織です。1989年に設立し、現在では126名の業者が加盟しています。
家具家電・工具・雑貨・楽器などの道具類のほか、衣類・貴金属・骨董品・自動車などの幅広い品目を取り扱っているのが特徴です。
オークションは組合員向けなので、参加するためには組合への加盟が必要になります。紹介などは不要ですが、事務局へ提出書類と古物商許可証を持参して、承認してもらわなければならないので注意しましょう。

会場 北海道札幌市東区北48条東5-2-21
問い合わせ先 011-752-8655
古物商許可証 必須
費用 組合費30,000円・年会費14,500円・教育情報費500円・参加費1,000円

北海道古物商業協同組合公式サイト

札幌BJKオークション(NAMARAオークション)

北海道・東北の衣類商では最大級のオークションです。高級ブランドバッグや時計・貴金属宝石・衣類のほか、刀剣・着物・帯などの骨董美術品も取り扱っています。
毎月7日・19日・20日・22日に開催されており、すべて大会方式です。
下見会が設けられているので、買い手は事前に出品内容をチェックすることができます。下見会は1,000円の有料となりますが、昼食が付いてくるのでお得です。
新規入会を歓迎しているオークションのため、古物商許可証を持っており審査基準を満たしている人であれば誰でも入会できます。入会金は無料ですが、公式サイトのフォームから事前申し込みが必要です。

会場 北海道札幌市中央区南7条西6-289-6カンエイビル1階
問い合わせ先 011-211-1500
古物商許可証 必須
費用 参加費3,000円・下見料金1,000円(昼食付)

札幌BJKオークション公式サイト

座オークション

毎月21日の10:00から開催されているオークションです。宝石・時計・ブランドバッグ・着物をメインに扱っており、平場形式の手競りでおこなわれます。
着物以外はWeb参加も可能です。Web参加の場合は直接商品を見ることはできませんが、無料で参加できるメリットがあります。

オークションに慣れている人だけでなく、初めて参加する人も参入しやすいよう、入会費・年会費タダで運営しているのが魅力です。必要書類を提出して審査に通れば誰でも参加できますが、常設の営業拠点があり既に営業活動をおこなっていることが条件になります。

会場 北海道札幌市西区二十四軒1条4-1-10二十四軒プレジデント1階(株式会社つなぐ内)
問い合わせ先 011-641-0200
古物商許可証 必須
費用 参加費2,000円(昼食付)

座オークション公式サイト

北海道の古物市場|自動車メインの市場

北海道の古物市場では、自動車のオートオークションが盛んにおこなわれています。全国規模の大手企業も多く、品質や公正さに定評があるのが特徴です。

USSオートオークション札幌

毎週水曜日の10:00に開催されているITを使ったオートオークションです。最新年式から低年式までさまざまな車両が出品されているため、ニーズに合ったものが見つかります。下見確認してから落札できるので安心です。

入会するためには、古物商許可証を取得してから1年以上経過していること・常設店舗で営業活動していることが条件になります。さらに連帯保証人を用意し、保証金を支払わなければならないので注意しましょう。詳細が気になる人は、公式サイトから資料請求することをおすすめします。

会場 北海道江別市角山71-9
問い合わせ先 011-380-2700
古物商許可証 必須(1年以上経過のみ)
費用 保証金100,000円

USSオートオークション札幌公式サイト

JU札幌オークション会場

日本中古自動車販売商工組合連合会が主催するオートオークションです。ITを利用したオークション方式で、全席最新式のタッチパネルモニターが用意されています。
毎週金曜日に開催されており、北海道は札幌会場のほか、釧路・帯広・北見・室蘭・旭川の各リアルサテライト会場からも落札可能です。下見サービスは1台1,000円から利用できます。
オークションに参加するには、組合に加入してメンバーカードを携帯しなければなりません。現在会費は0円ですが、オークションには別途落札料がかかります。組合に加入すると古物営業法に基づく管理者講習会が受けられるのも魅力です。

会場 北海道札幌市東区東雁来町259-16
問い合わせ先 011-872-5181
古物商許可証 必須
費用 下見料金1,000円(1台につき)・ほか要問合せ

JU札幌オークション会場公式サイト

SAA札幌オートオークション

設立30周年を迎える歴史あるオークションで、札幌会場では毎週火曜日の11:00から開催されています。最新年式から低年式まで新旧さまざまな年代・様式の車両が出品されており、2020年の出品台数は約2万台でした。

会場には入札・検索ができるタッチパネルモニターが230席用意されています。会員専用の中古車オークションのため、参加するためには入会手続きが必要です。参加要件などは公開されていないため、下記電話番号に直接問い合わせてみてください。

会場 北海道札幌市清田区里塚1条3-1-15
問い合わせ先 011-884-0944
古物商許可証 必須
費用 要問合せ

SAA札幌オートオークション会場公式サイト

TAA北海道会場

全国13か所に会場を展開している、トヨタユーゼックが主催するオートオークションです。北海道会場は2008年にオープンし、毎週木曜日の10:00から開催されています。会員制の競りなので、会場には会員カードの携帯が必要です。

出品されている車両のコンディションチェックのクオリティが高いことでも有名で、1日に数千台もの車両が取引されています。最先端のITシステムを採用しており、業界最高水準の車両検査・評価制度を維持しているため、安心して落札できるのがメリットです。

必要書類を提出して審査を通過すれば入会できますが、入会金・保証金の支払いが発生します。詳しい金額・条件について知りたい人は問い合わせてみてください。

会場 北海道千歳市泉沢1007-190
問い合わせ先 0123-28-8700
古物商許可証 必須(コピー提出)
費用 要問合せ

TAA北海道会場公式サイト

▼こちらの記事では全国の古物市場について解説しています。

【古物市場とは?】参加の前に知っておくべきこと

古物市場に参加する前に、基礎知識やメリット・デメリットを押さえておきましょう。古物市場の参加条件は主催者の意向によって異なるため、事前情報をきちんと確認しておくことが大切です。

古物市場はどんなところ?

古物市場は古物商同士が売り買いする業者専用のマーケットです。一般的な市場とは異なり、安い金額で取引される特徴があります。基本的には一般公開されておらず、会員や加盟店しか参加できません。
ただし、主催者の意向や市場規模によっては、誰でも参加できる和気あいあいとした雰囲気のものや、個人宅でおこなう交換会形式のものも存在します。自分に適したレベル・雰囲気の古物市場を選ぶことが大切です。

古物市場を利用するメリット

売り手は不要になった在庫を処分する目的、買い手は新しい在庫を仕入れる目的で古物市場を利用します。古物市場に出品されているのは処分品がほとんどなので、一般的な市場よりもかなり安い金額で仕入れられるのがメリットです。目利きがあり上手く競り落とすことができれば、より安く仕入れることもできるでしょう。

一方で、古物市場を利用するメリットは売り手側にもあります。開業して間もない頃は、うまく商品が回せず在庫を抱えてしまうこともあるでしょう。その在庫を廃棄せずに古物市場に出品することで、ロスを減らすことができます。

古物市場のデメリット

古物市場はクローズドな現場が多く、ほとんどの市場で会員制を採用しています。中には既存会員の紹介がないと入会できないなど、厳しい参加条件を設けている市場もあるため、参加時は注意が必要です。

また参加するためには、参加費・入会費・年会費・保証金などの費用がかかります。これらの初期費用を差し引いても利益が出る仕入れかどうか、しっかり考えてから参加するようにしてください。

参加条件はある?

古物商同士の取引なので原則古物商許可証がないと参加できません。競りに参加せず見学するだけなら入場許可しているところもありますが、ほとんどの場合は入場もできないので注意しましょう。さらに、常設の営業拠点を所持していることが条件に追加されるケースも存在します。

また、会員制の場合は、事前に入会手続きを済ませておかなければなりません。当日手続きできるものもあれば、事前に必要書類を提出し審査後入会となるものもあります。参加したい市場が見つかったら、まず参加条件をチェックしておきましょう。

公式サイトがない場合や参加要件の詳細が掲載されていない場合は、直接問い合わせてみることをおすすめします。

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自分に合った古物市場の探し方

古物市場でおこなわれる競りには主に3つの方式があります。参加する際は、費用や参加要件だけでなく、自分に合った方式のものかどうかもチェックするといいでしょう。

手競り

手競りは、買い手が購入を希望する商品の値段を声に出して競る方法で、ポンやり・せり上げの2種類があります。市場を進行する振り師がいる場合は、発言しながら指でサインを送り、購入希望額を表明する手やりを使うのが一般的です。

また、手競りには平場・大会の2つの方式が存在します。平場は開催日当日に現物を見ながら競りをする方法です。一方、大会は事前に商品の下見をおこない、ある程度の見当をつけてから競りをおこないます。

手競りには多くの人が集まるため活気に溢れた雰囲気が特徴です。昼食などの休憩時間は、同業者同士の情報交換の場になっています。

入札

事前に現地に足を運び、下見をおこなうのが前提となる競りのことです。出品される商品には、指値という売り手の希望する最低落札価格が設定されており、買い手は落札価格を入札します。

買い手側の最高入札額が指値を上回っていれば落札、下回る場合は市場立ち合いのもとで交渉をおこなう形です。下見と競りは別日であることが多く、競り自体はオンライン上でおこなわれるケースも多く存在します。

下見期間に入札することもできるため、時間に融通を利かせたい場合に便利です。また、現物を自分の目で直接確認したいという人にも適しています。

オンライン

下見から競りまでがオンライン上で完結するため、会場に出向く必要のない競りのことです。入札式・リアルタイム式が存在し、PC・スマホなどの媒体があれば全国各地から参加できるので、海外のバイヤーなども多いのが特徴です。

ただし、現物の下見ができないケースが多く、原則画像判断となります。そのため、出品商品の真贋・検品制度が充実しているかどうかに着目し、安心して取引できる市場かを見極める必要があるでしょう。

▼こちらの記事ではオンライン開催のおすすめ古物市場を紹介しています。ぜひご一読ください。

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