不用品回収の集客力アップ!マーケティングの力で集客効果を最大化
不用品回収ビジネスに携わっていて、なんとか集客できないか?とお悩みでしょうか。
日常生活のなかで多くの人は不用品回収とは無関係の生活をしています。
ただ、進学、就職、転勤、結婚のための引越し、遺品整理、少し前からブームの断捨離のときは、限られた期間のなかで片付けを済ませようとします。
そのときは不用品回収業者には割と切羽詰まった問合せがあるでしょう。
そのときが顧客獲得のチャンスです。
そのチャンスを最大限に活かすために、準備をしておく必要があります。
これからまず「訴求前の確認」、「集客のためのエリアマーケティング」、「デジタルマーケティングで集客」について詳しく解説していきます。
訴求前の確認
不用品回収ビジネスにて集客手法を考える前に、まず、不用品回収業者にお客さまは何を求めているかを考える必要があります。
お客様が「ここなら安心して任せられるかも」と思い、見積りをとってもらえれば、まずまず集客成功となるでしょう。
これから、顧客ニーズについて、不用品回収業者がするべきことについて解説していきます。
顧客ニーズ
・料金体系が明確であれば安心
・作業の実例や流れがわかりやすいと安心
・自社のホームページがあると安心
・電話も含め、接客が丁寧だときちんとしている印象
・業務許可をとっていれば安心
お客さまは、初めての不用品回収でとても不安な気持ちから入ってきます。
たまに、不用品回収業者が違法投棄したなどの法律違反のことが話題となったり、当初の示された金額とは違う不当な料金を請求されたという口コミなどで、不信感があるからでしょう。
最初に不信感を取り除いていくことが、まず、集客の第一歩となります。
そこで次は不用品回収業者のするべきことを考えていきましょう。
不用品回収業者がするべきこと
・ホームページにて、料金体系の明確化、作業の流れ、実例をわかりやすく表記する
・苦情の口コミは真摯に受止め、決して放っておかず必ず対応する
・丁寧な接客を心掛ける
・第一コンタクトである電話での問い合わせの際、好印象をもってもらうことが大事
・他社と比較して何が優れているのかをアピールする
・損害賠償保険加入していることを提示して、万が一の場合の安心感を持ってもらう
・一般廃棄部収集運搬業許可をきちんと提示することで安心感をもってもらう
・古物商許可、産業廃棄部取集運搬業許可をきちんと提示することで安心感をもってもらう
集客のためのエリアマーケティング
では、具体的には、どんな風に集客していけば良いのでしょうか。
不用品回収の集客には、エリアマーケティング戦略が必要です。
エリアマーケティングとは、地域の特性に基づいたマーケティング手法のことです。
店舗経営では、地域の特性を分析し、その地域に合った消費動向に合っているかを見極めることがポイントとなります。
これから、エリアマーケティングのオフライン施策を紹介していきます。
オフライン施策
折込チラシ
折込チラシは新聞と一緒に折り込んで配達してもらう広告チラシのことです。
一昔前はどこの家庭でも新聞購読していましたが、インターネットの普及により、購読者は激減しています。
それでも、地方の高齢者世帯が多く集まっている地域や、新聞をとっている人が多い地域もあります。
そういう地域であれば有効な集客手段となるでしょう。
チラシは別で用意しなければいけませんが、新聞という信頼度の高い媒介の利用で見てもらえる確率もあがります。
また、ポスティングするはずだった時間を有意義に使うことにもなります。
ポスティングチラシ
ポスティングチラシは個人宅や事務所のポストにチラシを直接投函する広告のことです。
新聞購読していない若年層、パソコン・スマホを日常的に利用しない高齢者層にもアプローチしやすいことが特徴です。
また、不用品回収に出向いて行ける範囲の地域に配布するため、地域を限定して回収を行なっている場合にも便利な方法と言えるでしょう。
地域限定のため、「スピード回収します!」などをアピールポイントとするなど、チラシの文言も工夫が必要です。
ポスティングの人員経費を抑えたい場合は、店舗経営者、従業員で配布も可能でしょう。
フリーペーパー・フリーマガジン
フリーペーパー、フリーマガジンは、駅やコンビニ、スーパーなどで無料にて配布されているもので、運営は企業の広告費でまかなわれています。
エリア限定となります。
利用者は無料で利用できるため、広く多くの人に情報を届けられるメリットがある広告手段です。
看板・のぼり
店舗では看板やのぼりを立てることは、思っている以上に集客宣伝効果があります。
近隣住民、またはそこを通行するだけの人々にも意外と記憶に残ります。
不用品回収は日常的に必要なものではありませんが、必要となった際は、「確かあそこに不用品回収の店があった」と思い出してもらえる確率が高いでしょう。
デジタルマーケティングで集客
デジタルマーケティングとは、あらゆるデジタル技術を利用したマーケティング活動のことです。
近年では多くの人がパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を日常的に利用するようになっています。
それにともない、消費者の行動にも変化が生まれ、店頭での販促活動だけでは、消費行動を把握することは困難となりました。
不用品回収の集客において、デジタルマーケティングのさまざまな手法をこれから解説していきます。
ホームページ
不用品回収だけに限ったことではなく、近年は何か行動を起こす前には、まずネット検索をすることが当たり前となってきています。
そのため、お客さま側としては店舗の検索をかけた際にホームページがきちんと表示されることで安心感があります。
そこに自身の必要とする情報が得られたなら、次の行動、つまり不用品回収の見積もりに進みやすいでしょう。
また、検索した際にホームページが上位にランキングするような工夫は必要です。
MEO対策
MEOとは、「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略です。
MEO対策は、Googleマイビジネス(無料)が利用できるため、内製化した場合はほぼ費用をかけずに対策ができるでしょう。
また、地図と店舗の名前が同時に表示されるため、利用者がわかりやすく、地域の顧客を獲得しやすいというメリットがあります。
ひとつ、MEO対策で注意点があります。良い口コミとともに、悪い口コミもあることを前もって理解しておく必要があります。
明らかに悪意のある口コミは削除依頼をGoogleに報告できます。
ただし、悪い口コミであっても、まず真摯に受止め、店舗サービスの改善を検討しましょう。
SEO対策
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。
SEO対策とは、Googleなどでキーワードを検索したときに、自社のサイトが上位に表示されるように工夫をすることです。
検索で上位に表示されたサイトの方が、下位のサイトより閲覧回数が増えると考えられており、自社サイトをより多くの人に見てもらうための施策です。
自社サイトが検索上位に表示されることで、余計な広告費用をかけずに、顧客候補を取り込む宣伝効果が期待されます。
基本的にホームページを作成した場合にはこういったSEO対策を行う必要があります。
リスティング広告
料金を支払えばすぐに上位表示できるのがリスティング広告です。
インターネット検索をした時に、検索結果の上位に「広告」や「PR」とついたものが表示されているものがリスティング広告です。
リスティング広告の費用はクリック課金制とオークション制があります。
クリック課金制
リスティング広告の「検索連動型広告」は、表示回数ではなくクリック数によって発生する費用が変わります。
「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」には、クリック課金制のものだけでなく表示された回数に応じて費用が発生するインプレッション課金制のものもあります。
オークション制
「検索連動型広告」がクリックされて発生する料金(単価)は、オークションで決定します。
オークションはキーワードごとに行われ、広告主は上位表示させたいキーワードにクリック単価を入札します。
検索される回数が多いキーワードほど最低入札価格が高額になる傾向があります。
SNS広告
SNS広告はTwitterやFacebookといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って行う広告のことで、潜在層にアプローチができるという特性があります。
例えば店舗のある周辺の地域に住んでいる人や、不用品回収に興味を持っている人などをターゲットに、ダイレクトに広告を出すことができます。
SNS広告は基本的な課金方法は、「CPC(クリック課金)」と「CPM(インプレッション課金)」となっています。
比較サイト・一括見積りサイトへの登録
不用品回収依頼する利用者は、引越し業者でよくみる一括見積サイトを利用する方が増えています。
現在ネット上に存在している不用品回収業者の比較サイトの多くは、掲載料は無料ですが、広告を目立たせるためには利用料がかかったり、ユーザーから予約が入った場合に手数料が発生するというシステムになっています。
自社をどこまでアピールしたいのか、手数料が不当に高額でないかなど、料金体系をしっかり確認し、納得のいくサイトを利用しましょう。
Webマーケティング手法で集客
これまで、不用品回収の集客の手法について、お伝えしてきました。
大手と戦うためには、地域の特性を見極めてエリアマーケティングしていくことが重要です。
また、デジタルマーケティングにて自社が多くのお客さまの目にとまり認知してもらえるよう努力していってください。
決して難しいことではないと思います。まず、基本はお客さまの立場になって、不安材料と取り除き、欲している情報を提供し、丁寧な応対していくことです。
そして集客、安定した顧客獲得に向けて頑張ってください。
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