【初心者でも参加可能】東京のおすすめ古物市場7選!活用ノウハウも伝授します
東京は古物市場も盛んで、なかでも衣類や服飾品・ブランド品を扱うオークションが多く存在しています。いざ参入しようと思っても、どの市場が良いか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、初心者でも参入しやすい東京の古物市場をメインにピックアップしています。さらに、古物市場を活用するメリットや参加時の注意点についても解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
【基礎知識】古物市場を活用するメリットや注意点
古物市場は古物商のみが参加できるBtoBのマーケットです。まずは、古物市場を活用することで得られるメリットや、利用時の注意点について解説していきます。
古物市場とは何か
古物市場は古物商同士が取引をおこなう業者向けのマーケットです。古物商許可証を所持しており、主催者の定める参加要件をクリアした業者だけが参加できるという特徴があります。
古物市場を利用するメリット
古物市場を利用するメリットは以下の5つです。
- 1.一般に出回っている古物よりも安く仕入れできる
- 2.掘り出しものが見つかりやすい
- 3.大量に仕入れできる
- 4.売れない在庫の処分ができる
- 5.競合業者との繋がりができる(交流や情報交換が可能)
引っ越し業者や遺品整理業者が主催する競りやマーケットでは、欲しい商材が安価で入手できたり、掘り出し物が見つかったりします。
大量に仕入れることもできるため、買取依頼がまばらでも仕入れを安定させられるのです。
古物市場では、売れ残った商材をほかの業者へ売りさばくこともできます。店舗の広さが限られている場合は商品の入れ替えが必要になりますが、ただ廃棄するよりもロスを減らせるメリットがあるのです。
さらに、横の繋がりができるという魅力もあります。個人営業は孤独になりやすいものですが、古物市場で同業者の知り合いができれば情報交換ができるため、刺激にもなるはずです。良い仕入れ先を紹介してもらったり、在庫を交換したりなど、困った時に助け合える存在がいると心強いでしょう。
古物市場の注意点
古物市場は一般の人が参加できない閉鎖的なマーケットです。原則「古物商許可証」を所持・携帯していないと参加できないため注意しましょう。市場ごとに参加ルールや競りの方法が異なるので、公式サイトや問い合わせをおこない下調べしてから臨むことをおすすめします。
市場の参加資格は主催者によってさまざまです。参加費用だけでなく、組合入会費や年会費の支払いが必要な市場もあります。また、誰でも参加OKの市場・会員の紹介がないと参加できないクローズドな市場などもあるため、参加方法はしっかりチェックしておきましょう。
オークションの方法
古物市場ごとに採用しているオークション方式も異なります。主なオークション方法は以下の通りです。
- 手競り:希望する買値を指のサインであらわす落札方式の競り
- 符丁:希望する買値を端的にあらわす専門用語を使った競り
- 競り(オークション):競争相手の希望金額が把握でき、落札されるまで何度でも入札できる
- 大会:高額商品が多く下見期間が設けられている競り
- 平場:商品数が多い競り(主に低価格商品を指す)
また、入札形式も古物市場によってさまざまなルールがあります。
▼詳しくは符丁の使い方を解説している記事をご一読ください。
東京の古物市場①初心者に優しいおすすめ市場
東京の古物市場には、初心者でも参入しやすいようさまざまな配慮がされているマーケットが多く存在します。
見学から参加できる市場もあるため、初回は競りの雰囲気を肌で感じてみるのもおすすめです。
ハッピー東京オークション
毎週金曜開催の古物市場で、ブランド品やジュエリー、時計をメインに取り扱っています。
会場は浜松町駅から徒歩1分でアクセスできる好立地です。参加費には昼食代が含まれており、都内有名店のおいしいお弁当が食べられる楽しみもあります。
誰でも気軽に参加できる古物市場を目指しているため、見学のみの参加も可能です。初めての参加が不安な人も、スタッフのサポートが受けられるので安心して参加できるでしょう。
競りの雰囲気を体験してみたい人におすすめです。ただし、オークションの前日までに入会申込書の事前提出が必要になります。
会場 | 東京都港区浜松町2-6-2 262ビル2階 |
---|---|
問い合わせ先 | 03-6809-1690 |
古物商許可証 | 必須 |
費用 | 入会金10,000円 |
参加費 | 3,000円(昼食つき) |
公式サイト | ハッピー東京オークション |
オークファンpresentsハッピープライス転売市場
毎月第2・第4月曜日に開催されている「オークファン」が主催するマーケットです。主にBランク品のブランドバッグ(やや使用感のある品)の競りをおこなっています。
商品価格は最大1万円程度の安価に設定されており、会場スタッフのサポートも受けられるので、初心者でも手を出しやすく失敗しにくいのが特徴です。
もちろん見学だけの参加もできます。見学の場合は古物商許可証がなくても入場できるため、これから古物商の許可を取得しようと考えている人にもおすすめです。
会場 | 東京都港区浜松町2-6-2 |
---|---|
問い合わせ先 | 参加申込フォーム |
古物商許可証 | 必須(見学の場合は不要) また代表者の顔写真付き身分証明書・開業届が必要 |
費用 | 参加費3,000円(昼食付き) |
公式サイト | オークファンpresentsハッピープライス転売市場 |
RBAオークション
毎月4日・19日に開催されているオークションです。主な取り扱い商材はブランドバッグで、開催日の前々日・前日には「下見期間」が設けられており、商品のコンデションや真贋確認ができる特徴があります。
初心者歓迎のオークションのため、古物商許可証があれば誰でも参加可能です。ただし事前登録や初期費用が必要になるため、参加の際は注意してください。
会場 | 東京都港区赤坂6-14-3近文ビル3階 |
---|---|
問い合わせ先 | 03-5545-3540 |
古物商許可証 | 必須 |
費用 | 入会時の預かり金50,000円(退会時返却) 参加費1回3,000円 (組合員は月額30,000円で何度でも参加可能) |
公式サイト | RBAオークション |
JRBジャパンリサイクルブランド協会
毎月第4木曜日に開催される古物業者専用の市場で、新日本橋駅から徒歩5分でアクセスできます。
昔ながらのクローズドな市場ではなく、アットホームな雰囲気でおこなわれる競りなので、初心者からベテランまで公平に取引できるのが特徴です。
女性の参加者も多く、気軽に売り買いできるメリットがあります。
オークションは競り上げ方式になりますが、符丁などの専門用語は使っていないため安心です。バッグ・時計・ジュエリー・アパレルなどのブランド品がメインですが、国内ブランドの服飾品や小型OA機器も取引されています。
会場 | 東京都中央区日本橋小舟町4-1 伊場仙ビル7階 |
---|---|
問い合わせ先 | 0284-22-3050 |
古物商許可証 | 必須 |
費用 | 入会金10,000円 参加費3,000円(昼食・フリードリンク付き) |
公式サイト | JRBジャパンリサイクルブランド協会 |
東京の古物市場②慣れてきた人向けのプロフェッショナルな市場
初心者向けの市場で競りに慣れてきたら、規模の大きい市場やベテランが取引しているディープな市場にも挑戦してみましょう。
クローズドな市場はオープンな市場に比べて難易度が高くなりますが、そのぶん掘り出し物が見つかる可能性も高くなります。
ジャパンオークションセンター
1,500以上の業者が加盟する大規模な古物市場です。業者向けの機器から日用雑貨まで、さまざまな種類のものが取引されています。
毎週水曜開催の「道具市」がメインのオークションです。ほかにも第1・第3金曜の「小物市」や、第2・第4金曜開催の「ブランド市」などが開催されています。
古物商許可証を所持していれば誰でも参加可能です。
会場 | 東京都足立区中央本町4-15-1 |
---|---|
問い合わせ先 | 03-3880-4118 |
古物商許可証 | 必須 |
費用 | 加盟金30,000円 参加費2,000円 駐車料金1,000円 |
公式サイト | ジャパンオークションセンター |
TOP J 新宿オークション
ブランドバッグや腕時計、ジュエリー・宝石・貴金属などの服飾品がメインで取引されている、プロフェッショナルな市場です。毎月4日は「時計・宝石大会」、20日はバッグメインで幅広く商材を扱う「オールジャンル大会」をおこなっています。
入会は公式HPの申込フォームからおこないます。審査には2週間ほどの時間がかかるため、余裕を持って申し込むようにしてください。来場時は受付後に名札を着用する決まりです。同伴者がいる場合は申し出が必要なので注意しましょう。
会場 | 東京都新宿区歌舞伎町2-46-5 KM新宿ビル3F |
---|---|
問い合わせ先 | 03-5273-1901 |
古物商許可証 | 必須 |
費用 | 入会金30,000円・年会費11,000円 参加費3,000円(下見会1,000円) |
公式サイト | TOP J 新宿オークション |
JBA東京オークション
東京・金沢・ネットの3か所でおこなわれる入札式のBtoBオークションです。東京の現物下見会場は神田駅から徒歩5分の好立地にあり、毎月末日に開催されています。
ブランド品(ジュエリー・バッグ・時計)や貴金属・宝石の専門市で、月間27,000点以上が出品されている規模の大きい市場です。
通常は会費と事務諸費用がかかりますが、令和4年より入会金無料キャンペーンをおこなっています。
ライブネットオークションも開催しているので、遠方の人や忙しい人でも参加しやすいでしょう。ライブオークションの場合は事前入札もできるため便利です。
会場 | 東京都千代田区鍛冶町1丁目9-16丸石第2ビル1階 |
---|---|
問い合わせ先 | 03-6206-4820 |
古物商許可証 | 必須 |
年会費 | 12,000円または月会費1,100円 |
公式サイト | JBA東京オークション |
仕入先に迷ったら「おいくら」も活用しよう
初心者に優しい古物市場は増えてきていますが、競争相手の中にはベテランも多いものです。慣れるまでは競りに負けてしまったり、金額を見誤って上手く仕入れられなかったりするかもしれません。
早期に仕入れを安定させたいなら、買取集客マッチングサービスの「おいくら」を活用するのをおすすめします。おいくらは月額20,000円から利用できる、古物商のためのWeb集客サービスです。古物市場の参加費用と同程度の出費で、さまざまな品目の買取依頼が安定して獲得できるメリットがあります。
資料請求もできますので、気になる人はぜひお気軽にお問合せください。
▼以下記事では関東の古物市場を紹介しています。