【副業】メルカリ活用ガイド!仕入れと販売のコツや注意点を紹介
実店舗を持たなくても運営できるネットショップは、気軽に始められる副業として近年注目が集まっています。その仕入れルートとしてメルカリを活用したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、メルカリをネットショップの仕入れ経路・販売経路としてうまく活用するためのノウハウについて詳しく解説していきます。効率の良い仕入れのコツや、利用時の注意点についても紹介していきますので、これから副業を始めたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。
メルカリを副業で活用するメリットデメリット
日本最大級のフリマサイトとして有名なメルカリですが、実はせどりビジネスなどの副業にも大いに活用できるマーケットです。
まずは、メルカリをビジネスで活用するメリットやデメリットについて紹介していきます。
メルカリとは?
メルカリは、家庭にある不用品を、スマホのアプリを使って簡単に売り買いできるWeb媒体のフリーマーケットです。
売りたい商品を撮影し、商品の概要や状態の説明を記載して出品することで、全国どこからでも買い手を見つけることができます。
価格は売り手が自由に設定でき、使い方によっては購入希望者の中から取引相手を選ぶことも可能です。スマホ1つで売り買いできる手軽さや、納得した上で販売できることから人気を集めています。
メルカリを活用するメリット
メルカリをせどりなどの副業で活用するメリットは以下の通りです。
- ・知名度が高く登録者数が多い
- ・即購入できる
- ・価格の競り上がりがない
- ・発送業務が簡単にできる
- ・手軽に挑戦できる
メルカリの累計ユーザー数は約5000万人に上ります。ユーザー数が多ければ多いほど仕入先や見込み顧客も見つかりやすくなるため、メルカリは入手経路・販売経路に最適なプラットフォームです。
さらに、出品者が使いやすいように環境が整備されているのも大きなメリットでしょう。
商材に合った梱包方法をサイト内で検索できたり、専用の梱包資材がコンビニなどで簡単に入手できたりするのも魅力です。
「ゆうゆうメルカリ便」などの匿名配送もできるため、相手に所在地を知られる心配もありません。
また、メルカリにはオークションのような価格の競り上がりがないため、スキマ時間に手軽にできるという魅力もあります。常に価格変動をチェックする必要がないので、副業として活用しやすいマーケットです。
メルカリを活用するデメリット
メルカリを副業で活用する際は、以下のデメリットに注意する必要があります。
- ・販売手数料として売上の10%が引かれる
- ・同じ商品を扱う競合が多い
- ・質の悪い商品も存在する
メルカリは「出品手数料」は無料なのですが、商品が売れた時にかかる「販売手数料」が10%かかってしまいます。
さらに、登録者数が多いということはそれだけライバルも多いということになるのです。場合によっては供給が飽和してしまい、売れにくくなる可能性もあるでしょう。
ライバルと差をつけるためには、自分が扱いたいジャンルや商品の適正価格を見極めることが重要です。
【仕入れ・販売】メルカリの具体的な活用方法
ここからは、メルカリの具体的な活用方法について解説していきます。
仕入先として活用する場合と、販売経路として活用する場合についてそれぞれ紹介していきますので、メルカリでの副業を検討している人はぜひチェックしてみてください。
メルカリを仕入れ先として活用する方法
メルカリは、主に自宅に眠っている不用品を売りたい人のためのフリマアプリなので、転売目的でない出品がほとんどです。価格設定が相場より安い傾向があり、中には価値を知らずにかなり安い金額で出品している処分目的の人もいます。
仕入先としてメルカリを活用する場合は、素人の出品であることに留意した上で取引する必要があるでしょう。出品者の知識が乏しい可能性もあるため、汚れやダメージなどの記載が不十分だったり、真贋情報が確認できなかったりするのです。
メルカリは、出品者と直接メッセージでやりとりできる機能がついています。状態の確認などで気になることがあれば積極的に質問して、不安要素を払拭してから購入しましょう。見えない部分の写真を追加してもらったり、動作や入手経路についてヒアリングしたりするなど、ある程度のリスクヘッジは必要です。
メルカリを販売ツールとして活用する方法
近年では、フリマアプリであるメルカリを、転売やせどりのツールとして活用する業者も増えてきています。
出品時の手数料がかからないことや、ネット上で運営できるためコストを抑えたショップ運営ができることから、手軽にせどりや転売に挑戦できるメリットがあるのです。
ただし、デメリットでお伝えしたようにライバルも多いため、販売ツールとして活用する場合は以下を参考に運営することをおすすめします。
- ・出品数をチェックしてライバルの数を把握する
- ・市場価格や動向を逐一チェックする
- ・メルカリ内の類似商品の「販売済み価格」もチェックする
ライバルの数を調べる際は、価格帯も一緒に調べることを意識してください。市場価格に見合った価格設定だとしても、メルカリ内の競合が安い価格で出品していた場合は、売れづらくなってしまうためです。メルカリでは、既に取引が完了した過去の「販売済み商品」も検索できるので、過去の取引相場を参考にしながら価格設定をおこなってください。
メルカリで効率よく仕入れるコツ
メルカリを仕入れ経路として活用する際は、コツを押さえて効率よく仕入れることがポイントです。メルカリのお得な活用テクニックも紹介しますので、仕入れ先に検討している人はぜひ活用してみてください。
商品リサーチを徹底する
仕入先や仕入れアイテムを選別するためには、まず徹底したリサーチが必要です。仕入れをおこなう際は以下のポイントに着目することをおすすめします。
- ・人気商品は何か
- ・商品の価格帯はどのくらいか
売れ筋商品と価格帯は、先述した「販売済み商品」をチェックする方法でリサーチできます。検索結果からは、過去取引の最高価格・平均相場・いつ頃売れたのかなどが把握できるので、仕入れ時も有効活用しましょう。
また、検索時の売り切れ商品数が多ければ、それだけ需要がある商品ということになるので、売れ残りのリスクは少なくなります。さらに、それに関連する商品も売れる傾向があるので、関連キーワードもあわせてチェックしておくといいでしょう。
価格交渉する
ビジネスとして利益を出すには、少しでも仕入れ値を下げなければなりません。
仕入れ先としてメルカリを活用するなら、価格交渉もセットでおこないましょう。中には出品者側が交渉される前提で少し高めに価格設定しているケースもあるため、怖がらずに交渉してみることをおすすめします。
交渉方法として「ドア・イン・ザ・フェイス」という行動心理学のテクニックを使うのも1つの方法です。まず拒否される前提の大きな要求をして、その次に本命となる交渉をおこないます。最初の要望に対して本命の要望が小さなものに感じられるため、受け入れてもらいやすくなるというテクニックです。
たとえば、500円ほど値下げしてもらいたい場合は、まず「1000円の値下げ」を交渉します。断られたら「半額の500円ではどうか」と再度交渉するのです。
このテクニックは、最初から「値下げはしない」と決めている相手には効果はありませんが、特にこだわりがない場合なら応じてもらえます。さらに「500円は無理だけど200円なら」と、譲歩してくれる可能性もあるのです。試してみる価値は大いにあるでしょう。ただし、何度も繰り返してしつこく交渉すると嫌がられるので、注意が必要です。
メルペイスマート払いを活用する
メルカリで仕入れをおこなうなら、メルペイスマート払いを活用するのがおすすめです。メルペイスマート払いには以下のメリットがあります。
- ・手元に資金がない時に支払いを翌月へ繰り越せる
- ・高額商材を分割購入できる
- ・清算するたびに発生する手数料がカットできる
メルペイスマート払いは、クレジットカードのように使える支払い方法です。
利益率の高い商品を見つけた時など、「ちょうど資金がないけど今買っておきたい」という際にチャンスを逃さずに済むメリットがあります。
さらに、任意で「定額払い」もできるため、高額な商品を分割で支払うことも可能です。
メルカリで仕入れをする時の注意点
最後に、メルカリで仕入れをおこなう際の注意点を3つ紹介していきます。メルカリを使ったビジネスに失敗しないために知っておくべきことなので、しっかり把握しておいてください。
在庫バランスを考慮する
仕入れの基本は、売れ筋に沿って仕入れ率を変動させることです。
複数商品を取り扱う場合は、アイテムによって売れ行きにバラつきが出ます。売れ筋商品はすぐ売れていくのに対し、人気のないものは手元に残るので、仕入れは都度調節が必要です。
すぐ売れるものは多めあるいは小まめに仕入れてストックしておき、売れるのに時間がかかるものは売れてから仕入れるよう心掛けましょう。在庫のバランスが悪くならないように、商品の回転率を考えることが重要です。売れるかどうか定かではないものを仕入れすぎてしまうと売れ残ってしまい、最悪赤字になってしまうので注意しましょう。
開店して売上が安定するまでは、販売商品の動向をチェックしながら、何が売れるのか把握することが大切です。売上の経過をみて、少量ずつ仕入れることから始めてください。
転売禁止商品に注意
メルカリでは「販売禁止商品」が定められています。例として以下のような商品が挙げられます。
・電子チケットや電子クーポン、QRコードなどの電子データ
・盗品など不正な経路で入手した商品
・犯罪や違法行為に使用される可能性があるもの
・現金、金券類、カード類
・チケット類
参考:メルカリ
また、メルカリに限らずネットショップの場合は、プラットフォームにしているサービスの販売禁止商品や規則などを確認しておくことをおすすめします。
特にメルカリでは、転売・業者販売に関しての規制が定められているので、販売を開始する前に必ずチェックしておかなければなりません。
たとえば、コンサートなどのネットチケットを販売する行為は「無在庫転売」に該当します。メルカリでは無在庫転売を禁止しているため、発覚した場合は売上の有無にかかわらずアカウント停止処分になってしまうのです。
さらに、中古品を転売する場合は管轄の警察署で「古物商の許可」を取得する必要があります。無許可で運営・販売をおこなうと、厳しい罰則を受けることになるため、あわせて注意しましょう。
▼詳しくはメルカリで古物商許可は必要かを解説している記事をチェックしてみてください。
仕入れ品のロット数に注意
メルカリに限らず、Webサイトで商品の仕入れをおこなう際には「最小ロット数」を必ず確認しましょう。
最小ロット数が100~200個など大きい数字で設定されている場合、始めたての個人ではさばききれないため、仕入れに失敗するリスクが高くなってしまうのです。なるべく少ないロット数で仕入れできるところを探すようにしてください。
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