車の買取手続き方法って?ポイントを押さえて車を売却しよう!

生活環境の変化によって車を使わなくなってしまったという人は多いと思います。そんな時は車を売ることになると思いますが、「車を買取ってほしいけど、手続きがよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。今回は車の買取手続きの流れや必要書類、買取業者の選び方をご紹介します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
車の買取手続きをしよう
初めて車を手放す人は特に「買取手続きは難しいそう」というイメージを抱いていると考えられます。しかし、全体的な流れは以下の5ステップです。そこまで難しく考える必要はありません。
- 必要書類を準備する
- 買取業者を探す
- 店舗に行き、査定してもらう
- 車の売却手続きをする
- 入金を確認する
また、車の売却方法は大きく分けて「ディーラー下取り」と「買取業者での買取」の2つがありますが、今回は買取額が高くなりやすい「買取業者での買取」を想定して説明しています。それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
買取の際に必要な書類を準備しよう
車を買取ってもらうことが決まったら、最初に必要書類を準備しましょう。事前に用意しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。必要書類は普通車と軽自動車で少し異なるため注意してください。
普通車だと、10種類の書類が必要になる
普通車を買取ってもらう場合は、以下の10種類の書類が必要になります。
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書
- 印鑑登録証明書
- 実印
- 自動車リサイクル券
- 振り込み口座情報
- 譲渡証明書
- 委任状
- メンテナンスノート(あると高額査定に繋がる可能性大)
メンテナンスノートはなくてもかまいません。しかし、用意しておくと高額査定に繋がる可能性が高いため、必要書類と一緒に提出するのをおすすめします。
また、譲渡証明書は軽自動車検査協会のホームページからダウンロードできますが、店舗で用意していることがほとんどです。委任状も店舗で記入するものですから、こちらが用意しなければならない書類は8種類です。
軽自動車なら8種類準備しよう
軽自動車を買取ってもらう場合は、以下の8種類の書類を準備しましょう。
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- 印鑑(認印でも可)
- 自動車リサイクル券
- 振り込み口座情報
- 自動車検査証記入申請書
- メンテナンスノート(あると高額査定に繋がる可能性大)
自動車検査証記入申請書は、譲渡証明書と同じく軽自動車検査協会のホームページからダウンロードできます。ただし、こちらも店舗で用意していることが多いため、事前に用意する必要はありません。
注意しなければいけないこと
基本的な必要書類は上記の通りですが、車検証に記載している住所や名義が現在のものと異なる場合、追加で書類が必要です。自分が当てはまるかどうかしっかり確認しておきましょう。
住所を変更した場合
車検証に記載されている住所から1回住所を変更した場合は住民票が1枚、2回以上変更した場合は戸籍附票が1枚必要になります。
本人確認書類などを用意し、現在住んでいる市区町村の窓口に行けば発行できます。戸籍附票の場合は本籍地のある市区町村の窓口で請求しましょう。必要書類などの詳しい内容は、各自治体のホームページをご覧ください。
窓口まで行けない場合は、郵送でも請求が可能です。マイナンバーカードをお持ちの人は、コンビニのコピー機でも発行できます。
名義が変わった場合
結婚や離婚などで、車検証に記載されている名義と現在の名義が異なる場合は、戸籍謄本が1枚必要です。こちらも本人確認書類などをお持ちの上で本籍地のある市区町村の窓口へ行くか、郵送で請求もしくはマイナンバーカードを利用してコンビニで発行しましょう。
買取業者を決めよう
必要書類が揃ったら、次に買取業者を決めましょう。「近所の買取業者を当たってみる」「聞いたことのある名前の買取業者に依頼する」という手もありますが、安易に決めてしまうと後でトラブルが発生する可能性があります。
少しでも高値で買取ってもらうためにも、買取業者は慎重に選ぶのがおすすめです。
業者を選ぶポイント
買取業者を選ぶポイントは、以下の4つです。ひとつずつ詳しく説明します。
口コミや評判が良いか
口コミサイトや買取業者ランキングで評判の良い買取業者を選びましょう。「査定額が高かった」「対応が良かった」など、ポジティブな意見が多い買取業者は信用できる可能性が高いです。ネガティブな意見にも目を通しておくと、良い面と悪い面どちらも知れるため、自分に適した買取業者が見つかりやすくなります。
全国展開しているか、規模が大きいか
全国展開している、または規模が大きい買取業者は、小規模な買取店に比べると圧倒的に店舗数が多く、販路も豊富です。そのため、買取額も高い傾向があります。身元もしっかり明らかにされているため、トラブルが起きにくいのも魅力です。
査定士の対応や相性は良いか
実際に車を査定してくれるのは査定士です。「こちらの質問に快く答えてくれる」「説明が丁寧」などの、対応が良い査定士の買取業者を選びましょう。反対に「この査定士とは合わない」と感じる場合、その買取業者は避けたほうが無難です。そうすることで、これまで大切にしてきた車を心置きなく手放せます。
JADRIに加盟している業者であるか
JADRI(日本自動車流通研究所)は、厳格な審査基準を設けています。この審査を通過した優良な買取業者だけが、JADRIに加盟できるのです。初めて車の買取を行なう人は特に、JADRI加盟店である買取業者を選ぶと安心です。
「ナビクル」で一括査定を依頼しよう
車を買取ってもらうなら、一括査定サイトの「ナビクル」がおすすめです。「ナビクル」は、1度の情報入力で最大10社の査定額を比較できます。複数の買取業者の中から最も高い査定額を提示している買取業者を選べるため、余計な手間がかかりません。ひとつずつ買取業者を回って査定を依頼するよりも、はるかに効率的です。
店舗で査定して、査定額が決まる
買取業者が決まったら、いよいよ店舗で査定してもらいましょう。基本的には買取業者の指示に従って行動してください。また、出張査定サービスを行っている買取業者もあります。「店舗まで車を持っていけない」「車を持っていくのが面倒」という人は、利用してみるのをおすすめします。
金額を交渉しよう
買取業者は、なるべく安く車を買取りたいと考えているため、最初に提示する金額は低めに設定している傾向があります。そのため、交渉次第では査定額を上げることが可能です。
ただし、「査定額を上げてほしい」と頼むだけでは査定額は上がりません。事前準備と金額を交渉する時のコツを押さえておく必要があります。
金額を交渉する前にやるべきこと
店舗へ行って金額を交渉する前には、必ず自分の車の買取相場を確認し、できるだけ車を綺麗にしましょう。
車の相場を知っておかないと、提示された金額が高いのか低いのかが判断できません。買取業者の言い値で車を手放すことになってしまいます。そのため、各メーカーのホームページにある下取りシミュレーションを利用したり、同じようなモデルの車の相場を検索したりするのがおすすめです。
また、査定額に大きな影響はないものの、洗車や車内清掃をしておくことで査定士への印象がかなり良くなります。愛車を大切にしてきたというアピールにもなるため、忘れずに行いましょう。
交渉のコツ
査定額を交渉するコツは全部で4つです。初心者でもできるようなテクニックを集めましたので、ぜひ参考にしてみてください。
競合の買取業者にも依頼していることを伝える
買取業者は中古車販売を専門としているため、中古車の需要が高く、「自分のところで買取りたい」と考えていることがほとんどです。競合の買取業者にも依頼している旨を伝えることで、さらに高い金額を提示してくれる可能性があります。
車を買取ってもらうのが初めての人は少し言いづらいかもしれませんが、1番高い査定額の買取業者で売りたいという意志はしっかり伝えましょう。
車を手放す時期の査定額を聞く
買取業者側はなるべく車を早く売ってほしいと考えています。手放す時期が早めの人には高い査定額を提示して、すぐに決めてもらおうとする傾向があります。そのため、車を手放す時期の査定額を聞いた後、それよりも早く手放した場合の査定額を聞いてみてください。
時間が経てば経つほど中古車の価値は下がっていくため、高い金額で売りたいなら早めに車を手放すのも検討しましょう。
本気で売る気があることをアピール
車の査定を依頼する人の中には「しばらく手放す気はない」「査定額が気になってなんとなく依頼した」という場合があります。その場合、買取業者も一般的な査定額やそれよりも低めの金額しか提示しません。だからこそ、本気度をアピールするのはとても大切です。
具体的なアピール方法の例としては、以下が挙げられます。
- 段取りや流れを質問する
- 必要書類を持って店舗へ行く
- 「これくらいの値段なら即決します」という金額を伝える
段取りや流れを一通り知っていたとしても、あえて聞いてみてください。本気度が伝わり、買取業者も本気で査定してくれます。
大切にしてきたことをアピール
大切に車を扱ってきたのが買取業者に伝わると、信頼を得られます。査定士も1人の人間なので「大切にされてきた車をなるべく高く買取ってあげたい」とも感じやすいです。しっかりアピールするためには、以下の行動を心がけましょう。
- 付属品を揃えた上で車を持参する
- 洗車をして、車内をきれいにしておく
- ワックスがけをする
また、車を大切にしてきた思いや車に関するエピソードを査定士に伝えるのも効果的です。
金額に納得したら、売却手続きをしよう
自分が納得のいく金額になれば、いよいよ売却手続きに進みます。この段階まで来れば、車を手放すまでにそこまで時間はかかりません。
必要書類に記入していこう
事前に用意していた書類を渡し、普通車の場合は譲渡証明書と委任状、軽自動車の場合は自動車検査証記入申請書を店舗で記入しましょう。担当者の指示に従えば迷わず記入できます。
売却する時の注意点
車を売却する前には、車内に忘れ物がないかを必ず確認してください。ナビの個人情報に関するものも削除しておくのが大切です。
また、売却する時に限らず、疑問に思ったことは買取業者にどんどん質問しましょう。車は大きな買い物です。売却後にトラブルが見つかった場合、大きな心残りになります。
あとは入金を待つだけ
手続きが済み、車両の引き渡しが完了すれば、あとは入金を待つだけです。入金が確認できるまで何日かかるかは、店舗によって変わります。引き渡しの際に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、車の買取り手続きの流れや買取業者の選び方、さらには金額交渉をする時のコツについてご説明しました。
買取をお願いする際は、自分の車の相場を知り、洗車や車内の清掃も忘れないようにしましょう。また、車を少しでも高く買取ってもらいたいなら、最大10社の査定額を比較できる「ナビクル」を利用するのがおすすめです。
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