不動車とは、その名の通り故障によって動かなくなった車のことです。また、問題なく走行できるものの、車検切れなどによって公道を走れない車のことも不動車と呼びます。

そんな不動車は、中古車買取業者や廃車買取業者に買取してもらえることを知っていますか？

本記事では、不動車の買取相場を状態別で紹介しつつ、不動車を買取している業者を紹介していきます。不動車を売却するときの注意点や高価買取のコツもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

不動車買取のおすすめ業者7選

不動車は、さまざまな業者が買取対象としています。中には、不動車のような廃車を専門に扱う業者もあるほどです。

本記事では、不動車買取におすすめの業者をそれぞれ紹介していきます。

ソコカラ

出典：ソコカラ公式サイト

「ソコカラ」は、査定から買取、物流まで一貫して自社で行っている廃車買取業者です。

10年以上経過している車や車検切れの車などあらゆる廃車の買取が可能です。他社で断られた車も買い取ってもらえる可能性があります。

査定料、引取費用、廃車手続き等はすべて無料です。自走できない車などのレッカー代もかかりません。

電話やwebでの査定に加えて、LINEで簡単にできる査定を無料で行っているので、気軽にご利用ください。

ハイシャル

出典：ハイシャル公式サイト

どんな車でも0円以上で買取すると謳っている「ハイシャル」。全国で廃車買取を実施しています。

無料引き取りになる可能性はあるものの、費用をかけて処分しなければいけないことはなし。レッカー代や廃車手続きの書類代行費用が無料なので、費用も負担もかかりません。

年中無休で買取に対応しているため、平日は時間が取れない人でも利用できます。一部エリアでは、申し込み当日でも買取してもらえますよ。

電話やLINEでの査定も実施しているので、気軽に利用してみてください。LINE査定なら、画像を送るだけで買取金額の目安を教えてもらえますよ。

ユーポス

出典：ユーポス公式サイト

「ユーポス」では、不動車だけでなくカーナビやサンルーフなどのパーツも1点ずつ買取してもらえます。

特徴は、オークション事業と直結させている点です。買取してもらった不動車は、すぐにオークションに出品されます。在庫を抱えることがない分、コストを削減し買取金額に還元しているとのことです。

対象地域は関西を中心に21都府県。北は青森、南は鹿児島まで店舗を展開し、不動車を買取しています。詳しい対象地域は公式サイトで確認してみてください。

事前査定は電話やWebフォームで実施しています。どちらも24時間受付なので、深夜や早朝にしか時間を確保できない人でも、気軽に査定や相談ができます。

査定後のキャンセルも無料で対応しているので、まずは査定を使用してみてはいかがでしょうか？

カーネクスト

出典：カーネクスト公式サイト

廃車や中古車を買取している「カーネクスト」。

どんな車でも買取できると謳っており、商業車やディーゼル車も買取対象としています。海外に販路を持っているため、古かったり走行距離が長かったりしても買取できるとのことです。

買取は全国で実施しており、レッカー代はかかりません。また、廃車手続きや自動車税の還付手続きも無料で代行してもらえます。

公式サイトでは、過去の買取実績を買取金額も含めて公開しているので、ぜひチェックしてみてください。電話やWebフォームでの査定を利用すれば、無料で買取金額の目安を教えてもらえますよ。

セルトレ

出典：セルトレ公式サイト

「セルトレ」は国内売却・海外輸出をまとめて比較できる買取業者です。

不動車を含め、事故や水没車 / 10万km以上 / 故障車などの、国内では買取査定で金額が付きにくい古い車や、走行距離の多い車両、他社で断られた車なども買取範囲のため、お持ちの方はぜひ査定依頼に出してみましょう。

お問い合わせ手続きはもちろん無料で、書類作成や提出などの余計な手間も一切不要なので、初めての方でも査定依頼をしやすいです。

また、セルトレからの申し込みで、対象者全員に２万円分のギフト券がもらえるキャンペーンも開催中なので要チェックです！！！

出典：セルトレ

事故車・故障車などの動かない車の場合、場所によってはレッカー代がかかる場合があるため、査定依頼時にお尋ねください。

廃車ひきとり110番

出典：廃車ひきとり110番

「廃車ひきとり110番」も全国で不動車を買取しています。

レッカーでの引き取り代はもちろん、手続きの代行も無料。必要書類は公式サイトからダウンロードできるため、手間がほとんどかかりません。

1,000円以上での買取実績90％以上を誇るため、状態の悪い不動車でも買取してもらえる可能性が高いと言えます。

査定は電話・メール・LINEの3種類から選べます。どの方法でも無料なので、ぜひ試してみてください。Facebookでのキャンペーンを利用すれば、買取金額を10％アップするので、チェックしてみてくださいね。

ガリバー

出典：ガリバー公式サイト

中古車買取で有名な「ガリバー」でも、不動車を買取しています。

特徴は、手続きの代行や代車貸し出しなど、サービスが充実していること。また、車と必要書類をすべて渡すと、最短2営業日で買取金額を入金してもらえるスピード感も強みです。

全国に460もの店舗を展開しており、都合がいい日を伝えれば、無料で出張査定をおこなってもらえます。

電話やWebフォームでの無料査定も実施しているので、まずは査定だけでも試してみてくださいね。

状態別の不動車の買取相場

不動車の買取価格の相場は、車の状態によって大きく変わります。

例えば、走行できるものの車検が切れている不動車と、故障などが原因で走行できない不動車なら、前者の方が高く買取してもらえると思いませんか？

本記事では、車の状態を3種類に分け、買取相場をそれぞれ紹介していきます。

車検が切れているだけで自走できる不動車の買取相場

自走できる上、状態がいい不動車の場合、10万円ほどでの買取が期待できます。

特に人気がある車種の場合、通常の買取価格と遜色ない金額で買取してもらえることも。車検を通してから買取してもらっても、車検費用以上に買取価格が高くなることはほとんどありません。

ただし、車検が切れてから期間が経っていると、その間に車そのものが劣化し、買取価格はどんどん安くなってしまいます。

状態はいいものの車検切れが原因で不動車となっている場合は、できるだけ早く買取してもらいましょう。

自走できるが状態が悪い不動車の買取相場

自走できないほどではないものの、不具合のある不動車の場合、買取相場は1〜3万円ほどです。軽自動車だともう少し安く、3,000〜1万円ほどが買取相場となっています。

しかし、走行距離が長かったり、車体が古かったりする相場以下での買取になることも珍しくありません。10万キロ以上走っている場合は、普通自動車でも数千円ほどや、無料での引き取りになるケースがあります。

自走できるものの状態が悪い不動車は、国内ではなく海外で高く売れるため、海外への販路を持っている業者を利用するのがおすすめです。

自走できない不動車の買取相場

自走不可能な不動車の場合、買取価格は1万円以下のことがほとんどです。

自走できない不動車は、車としての価値はありませんが、パーツや鉄クズとして再利用できます。そのため、自社でリサイクル工場を持っている業者の方が、高く買取してもらえる可能性が高くなります。

1万円以下での買取と聞くと、車の買取価格としては安く感じるかもしれません。とはいえ、通常数万円かかる廃車手続きがかからないと考えれば、お得に手放せると思いませんか？

また、手続きを無料で代行してくれる業者もあるので、廃車にするよりも手間がかからないというメリットもあります。

さらに【廃車費用を浮かせたい方向け】おすすめの廃車買取業者を知りたい方はこちらをご覧ください！

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実際の買取事例

ここで、実際の買取相場を見てみましょう。

不動車を高価買取してもらうコツ

不動車には、高く買取してもらうためのコツがあります。

少しのことで買取価格が高くなる可能性があるため、ぜひ参考にしてみてください。

掃除をしておく

見た目の印象は査定に大きく影響するため、買取前には掃除をしておきましょう。

外観はもちろん、車内の清掃も重要です。ゴミが落ちていたり、ほこりが溜まっていたりすると、買取価格が安くなってしまう恐れがあります。

また、汚れだけでなく、臭いも買取価格を下げる要因となります。車内で食事をしたりタバコを吸ったりしていた方は、消臭も忘れないようにしましょう。

一方で、費用のかかる修理はしないほうがお得なケースがほとんどです。修理費用以上に買取価格が高くなることはあまりないため、余分に費用がかかってしまうことになります。

事前に買取相場を把握しておく

古い車であっても、今もなお高い価値がつく車が存在します。

不動車をお持ちの方は、中古車市場でどのくらいの相場で取引されているか確認しておくことをおすすめします。

一般的に、不動車は無理に修理をしない方がいいですが、車自体の価値が高い場合は、修理をしてもいいかもしれません。修理をすることで査定額が大きく変わる可能性があります。

複数業者で査定してもらう

買取価格は業者によっても異なるため、相見積もりを取るのも重要です。

ある業者での査定では無料引き取りになったものの、別の業者では1,000円の査定額がつくというケースも考えられます。業者によって査定基準は変わるためです。

できれば2〜3社ほどの業者に査定してもらい、比較してから業者を選びましょう。その際は、電話やLINEで手軽に査定してもらえる業者を利用するのがおすすめですよ。

事故車などを取り扱っている業者でも不動車の買取が可能な業者があるので、利用してみるのもいいと思います。

こちらでは【費用を浮かせたい方向け】事故車のおすすめ買取業者を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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不動車を買取してもらう際の注意点

不動車を買取してもらう際には、いくつかの注意点があります。

思わぬ出費がかかったり、買取金額が安くなったりする可能性もあるので、チェックしておきましょう。

レッカー代の有無

買取業者を選ぶ際は、レッカー代を誰が負担するかを確認する必要があります。

不動車は自走できないため、買取の際はレッカー車などで牽引しなければいけません。

多くの業者はレッカー代を負担してくれるものの、一部の業者はレッカー代が手数料として買取価格から引かれることもあります。場合によっては、レッカー代の方が高く、手数料を支払うケースも考えられます。

そのため、レッカー代を負担してもらえることを確認してから、買取を申し込むようにしましょう。

税金がかからないように月末・年度末前に行動する

不動車を買取してもらうタイミングは、できるだけ早いに越したことはありません。

不動車を廃車にすると、自動車税などの還付金が受け取れます。還付金は月単位で計算して受け取れるため、廃車手続きが遅れると、受け取れる還付金が少なくなってしまうのです。

月末に査定をしてもらったとしても、手続きに時間がかかり廃車手続きが月初になってしまう可能性があります。その場合、還付金は1ヶ月分少なくなってしまうということです。

また、自動車税は原則4月1日に課税されるため、年度を越えると自動車税の支払い義務が発生します。還付を受け取れるものの、一度支払わなければならないため、負担になってしまいます。

1〜3月は廃車買取の繁忙期なので、査定した月に廃車手続きができるとは限りません。

還付金で損をしないためには、早く廃車や買取の手続きに進めるよう、できれば今すぐ査定をしてもらうのがおすすめです。

無理な修理をしない

不動車ということは、どこかに不具合が発生しているケースも多いと思いますが、修理はしなくて大丈夫です。

へこみや傷も同様に、修理費用以上に買取価格がアップすることはほとんどありません。修理によって出費が増えてしまうだけなので、故障・傷・へこみなどはそのままの状態で買取してもらいましょう。

無理に動かさない

査定してもらう前に、エンジンを稼働するのはおすすめしません。無理に動かすと不具合が発生する可能性があるためです。

状態を確認したい気持ちもわかりますが、できれば自分では動かさないようにするのがおすすめです。

買取希望金額を伝えない

査定前に買取希望金額を聞かれることもあるのですが、具体的な金額を伝えるのは避けましょう。

買取業者はできるだけ安く買取したいはずです。そのため、希望金額を伝えてしまうと、本来は希望金額よりも価値がある車を安めに提示されてしまう可能性が出てきます。

買取希望金額を聞かれたら「できるだけ高く買取してもらえたらうれしい」のように回答するのがひとつの手段ですよ。

不動車買取のよくある質問

最後に、不動車買取のよくある質問とその回答をまとめました。

まとめ｜不動車は早めの買取がおすすめ

不動車は高く買取してもらえないケースも多いですが、買取を利用することで費用をかけずに手放せるというメリットがあります。

ただし、買取を後回しにしていると、受け取れる還付金の金額が少なくなったり、経年劣化によって買取金額が安くなったりする可能性もあるので注意が必要です。

修理して再び乗る予定がないなら、できるだけ早く買取してもらいましょう。ほとんどの業者が無料で査定してくれるため、まずは査定だけでも利用してみてくださいね。

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