骨董品の処分方法を徹底解説!骨董品は捨てずに売るのがおすすめ!

もし骨董品が不要となった場合、どのような方法で処分するのでしょうか。方法によっては費用が発生する可能性もあります。
「少しでも処分費用を浮かせたい」
「ゴミに見える骨董品も実は価値があるのでは?」
「価値がわからなくても適切な買取額を提示してくれる業者を探したい」
など、玉石混合とも言えるほど価値がピンキリである特性上、きちんと情報を得てから処分に望む人が少なくありません。
そこで、本記事では骨董品とは何か? ということから処分方法まで説明します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
骨董品とはどのようなもの?
骨董品は、歴史的・芸術的に価値がある工芸品や美術品を指します。たまたま家庭に骨董品が眠っていることもあれば、趣味として集めている人もいるでしょう。
100年以上経っているものをアンティーク、それ以下の場合にヴィンテージというのが一般的ですが、日本においてはその限りではありません。
骨董品の種類
骨董品という言葉だけでは、どんなものを指すのか具体的なイメージがわきにくい人も多いでしょう。そこでどんなものが骨董品と呼ばれるのか、紹介していきます。
絵画刻
絵画、掛け軸、彫刻品は、室内の装飾品であり美術品。絵画には、洋画・日本画・現代美術といった種類があります。
掛け軸
掛け軸は書画を表装し、掛けて鑑賞するものです。かつてはお茶の間に掛けられいることが多かったほか、仏具の掛け軸もあります。
彫刻
木や石、金属といった素材を彫り刻むことによって生みだされた像などの作品が彫刻です。大型のものをイメージする人が多いですが、実際には手のひらサイズのものもあります。
茶道具
日本の伝統文化として国内外から高く評価される茶道。そんな茶道に使用される茶碗・茶釜・棗・茶杓・水差しなどの茶道具は、骨董品としての価値があるものも多数あります。
またお湯を沸かす道具であり鉄分も摂取できる鉄瓶は、400年以上もの歴史を誇る岩手の南部鉄瓶、また京都の京鉄瓶は伝統工芸品として価値がある骨董品です。
陶器・壺
壺や水差しなどの陶器製品。陶器製品のすべてが骨董品に分類されるわけではありません。骨董品とは伊万里焼・九谷焼・備前焼などの陶磁器などです。
海外のものならマイセン・セーブル・ミントンなどがあります。
銀・金製品
豪華な骨董品の中には、銀や金でできたものや装飾品に金などが用いられているものもあります。仏具や食器、小物類、古銭などで多く見かけます。
銀や金相場での買取はもちろん、歴史的価値があればプラスで価格がつくこともあります。
硬貨
現在は発行されていない切手や金貨・古銭、特に発行数や現存数が少ないものは、希少性で骨董価値が高くなります。骨董的に評価される金貨・古銭といった硬貨は、額面よりも高く取引されます。
武具
甲冑や鎧、兜、脇立、刀剣などの武具も骨董品として買取されています。現在は戦いのためではなく、鑑賞用やコレクションとして人気を集める武具。
歴史的に有名な武将の武具や銘のあるものが骨董的価値のある武具として評価されます。
美術品
作られてから100年以上がたった宝飾品は、アンティークジュエリーと呼ばれ、単なるアクセサリーとしてではなく骨董的な価値がプラスされます。
例えば、ヴィクトリアン期やアール・ヌーヴォー期、アール・デコ期のジュエリーなどです。
現代の宝飾品にはないその時代を象徴するデザインや細工がアンティークジュエリーの魅力でしょう。
骨董品の処分方法
処分をしたいと思った時、スムーズに進められるようにその方法や費用について覚えておきましょう。
ゴミとして処分する
価値のある骨董品もゴミとして処分が可能です。ただし、製品によって素材やサイズが異なるため、適切な方法を選択しなければいけません。
骨董品に多い素材ごとにゴミとして処分する方法を見ていきましょう。
陶器・ガラス製品
陶器やガラスは、置物・食器など様々な骨董品の素材として多用されています。これらの素材でできた製品は、基本的に不燃物、燃えないゴミとして処分します。
素材的に怪我の原因となる可能性もあるため、割れているものは新聞紙や厚紙に包むなどの配慮が必要です。
また、包んだ包装紙の上から、ガラス割れ物などの記載が必要な自治体もあります。
金属
金属もまた、骨董品に使われることの多い素材です。こちらも不燃物として燃えないゴミに出します。
中には金属のみの製品もあれば、部分的に金属が使われているケースもあるでしょう。
金属と陶器の組合せのように、どちらも不燃物の場合は問題ありません。しかし、可燃物との組合せの場合、分解できるなら分解してそれぞれ分別しましょう。
もし、素材ごとに分解できないなら、金属ゴミとして燃えないゴミに出すのが一般的なルールです。
また、刃物などの製品は、怪我をしないよう刃の部分を包んでゴミに出しましょう。
紙・布
絵画や書、その他美術品は、紙や布が素材のことも多くなっています。これらは可燃物なので燃えるゴミとして処分します。
書や絵画など紙類の場合、古紙としてリサイクルできるのではないか?と思われるかもしれません。しかし、古紙リサイクルに出せる物は決まっています。
自治体によってルールは異なりますが、一般的には古紙回収に出せるのは新聞や雑誌、段ボール、飲料の紙パックなどです。
箔押しされた紙や複合材、防水加工が施されたものなどは紙類であっても対象ではありません。そのため、骨董品の場合、紙類であっても可燃物として分別するのが適当です。
木製
木製の骨董品は、可燃物として処分します。サイズさえ問題がなければ、燃えるゴミとして指定されたゴミ袋にいれて集積所に出しておくだけです。
石・鉱物
彫刻や装飾の素材として用いられる石や鉱物。基本的に燃えないゴミとして処分することになります。厳密にいうとダイヤなど鉱物は燃えないわけではありません。
しかし、石・鉱物をゴミとして処分する場合は、燃えないゴミとして分類します。
プラスチック
プラスチックは、自治体によって分別の仕方が異なります。
燃えるゴミになるか燃えないゴミとして処分するのかは、自治体次第。同じ県内・市内でも地区によって判断は違うため、要注意です。
粗大ゴミ
骨董品の大きさによって一般ゴミではなく、粗大ゴミとして処分しなければいけないケースもあります。粗大ゴミの規定は、自治体によって違うため、必ず確認が必要です。
まず、ゴミ袋に入らない大きさは、粗大ゴミと考えて問題ないでしょう。しかし、袋に収まるサイズでも粗大ゴミになるケースもあります。
自治体のホームページで確認ができるほか、なにか疑問があれば問い合わせがおすすめです。
もし、粗大ゴミに分類される大きさであっても一般ゴミの大きさまで解体・分解できれば、通常のゴミとして出せます。粗大ゴミになると手数料が発生するので、上記の方法をとってもいいでしょう。
ゴミを減らす、リサイクルの推進といった観点から、粗大ゴミの処分は有料となっています。ただし、金額は自治体ごとに設定されておりバラバラです。
大阪市では粗大ゴミ1点につき、200・400・700・1,000円と品物ごとに区部されています。一方、仙台市では400円・800円・1,200円・1,600円・3,000円という区分になっています。
このように自治体によって違いますが、1点につき安くて数百円、高くて数千が粗大ゴミの処分にかかってきます。
不要品回収業者に持っていく
トラックなどを使って不要品を回収する民間の業者も存在します。民間の不要品回収業者は、不要品のサイズや回収する総量、片付ける家の大きさなどによって料金が決まります。
また、回収だけではなく、買取サービスをセットで提供する業者も少なくありません。
サービス・設定料金もさまざまですから、どの業者に依頼するかがポイントになるでしょう。
「エコノバ」なら一括査定ができる
出典:エコノバ
エコノバは、パソコンやスマホから簡単な入力だけで、不要品回収業者を探すことができる無料サービス。
最大5社から一括見積もりがとれるので、料金を比較したい時には最適です。業者に希望がある場合は、その要望を記入することも可能。
骨董品は、遺品整理や家の取り壊しなどの際に見つかるケースが少なくありません。また、不要と思った骨董品の中に高額品が隠れていることもあります。
ただ回収してもらうだけでなく遺品整理や部屋の片付け、また買取など必要なサービスを同時に提供してくれる業者を探せるのもエコノバのメリットです。
知り合いに譲渡する
大切にしたものであればあるほど、喜んでくれる相手につなげたいもの。知り合いにプレゼントするのも1つでしょう。
しかし、よい物であっても相手が喜ぶとは限りません。譲渡する場合には、必ず相手が欲しいと思っているか確認してください。
例えば、アンティークなものが好きと言っている人の中には、100年以上経過している歴史的な価値があるものが好きな人もいれば、中古品は苦手でアンティーク調の新品のものを好んで購入している人もいます。
非営利団体などに寄贈する
価値のある美術品であれば、骨董品の寄贈は喜ばれることもあるでしょう。寄贈先は、国や地方公共団体、また非営利のNPO法人などです。
しかし、どのような場合でも一方的な寄贈はできません。
例えば、美術館などでは、館ごとに収集規定が定められており、内・外部の審査も必要です。NPO法人であっても、寄贈可能な条件があります。
そのため、骨董品を寄贈したい施設や団体を見つけたら、まずは問い合わせをしなければいけません。
その上で宅配や持ち込みにより寄贈します。また寄贈が叶った場合でも、配送料などの手数料は負担するのが一般的です。
量が多い場合やサイズの大きい品は、配送料も高額になる点に注意してください。
オークションやフリマアプリで売却する
一言で骨董品といっても、高額なものもあれば価値がほとんどないものもあります。購入者がわかりやすいという点で、オークションやフリマアプリを活用するのも1つでしょう。
ただし、高価な骨董品は偽物が多いなど、トラブルに発展するケースが多いためおすすめできません。
買取業者に査定依頼を出す
その価値次第で何万、何十万円、もしくはそれ以上の金額となることもある骨董品。手元にある骨董品が大金に変わる可能性もゼロではありません。
骨董品を取扱う買取業者に依頼をして、見積もりを出してもらうことで価値を知ることができます。
骨董品買取におすすめの業者4選
骨董品を売ろうと思ったら、どのような業者に持っていくのがよいでしょうか。
おいくら

出典:おいくら
残念ながら素人に骨董品の持つ真の価値はわからないもの。そのため業者側の買取額をそのまま受け入れてしまう人が多い現状です。
しかし、骨董品は、鑑定が難しく業者によって全く異なる買取価格になります。
そのため、一括査定を依頼できる弊社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」をぜひ利用してみてください。
加盟店はおいくらが厳選した優良店のみ。登録不要、無料で全サービスを使うことができます。
高く売れるドットコム
出典:高く売れるドットコム
一言で骨董品といってもその種類は多種多様です。
しかし、弊社マーケットエンタープライズが運営する「高く売れるドットコム」なら、どのジャンルの骨董品であっても買取対象として査定が可能。色んな種類の品をまとめて売りたい時にも便利です。
知識と技術が必要な骨董品の査定は専用のプライベートバイヤーが担当しているため、ぜひ安心して様々なものを査定依頼してみてください。
所有者自身も価値をわかっていないことの多い骨董品の売却は、双方の信頼関係も大切です。
電話で査定額をお伝えしているほか、24時間受付可能なWEBからの査定もあります。お申込みはお電話[0120-503-864(※年末年始除く9:15~21:00)]またはWEBからご利用いただけます。
売却方法は、店頭・宅配・出張買取と全て無料で利用できます。骨董品買取におすすめの出張買取では、予約日時にその場で商品を査定・買取可能。出張エリア対象外であっても全国から相談可能です。
バイセル
出典:バイセル
出張買取でお馴染みのバイセルでは、茶道具・絵画・古銭・切手・陶磁器など広いジャンルの骨董品・古美術を無料で査定買取しています。
骨董品の買取経験が少ない業者では、正しい鑑定ができず業者側のリスクを恐れ高値となりにくいのがデメリット。
バイセルでは、骨董品の査定経験豊富な熟練スタッフが対応にあたるため、その価値を正確に鑑定することができます。ですから、満足のいく査定結果が得られるでしょう。
もちろん買取方法は、店頭・宅配・出張買取が用意されています。自宅からの持ち運びが必要ない出張買取も、電話1本で最短即日対応。離島をのぞき全国どこでも査定料、送料、出張料0円で利用できます。
チャット相談や利用後のフォローコールもあるため、骨董品買取が初めての人でも安心して利用できるでしょう。
福ちゃん
出典:福ちゃん
骨董品の処分に困っている人におすすめしたい福ちゃん。茶道具、掛け軸、象牙、香木、陶磁器、刀剣、人形など骨董品・古美術を幅広く買取しています。
古いものになると、汚れや破損がみられるものもありますが、福ちゃんでは、価値が不明のもの、汚れ破損があるものでも1点1点丁寧に査定しているとのこと。
目利きと独自の販売ルートに自信があるからこそ、どんな品も最大限の評価で買取することができ流と記載があります。
例をあげると酒井田柿右衛門の茶道具が550,000円、石踊達哉の絵画 270,000円、象牙の香炉に200,000円という高値がついています。
店頭・宅配・出張買取と3つの買取サービスは、完全無料です。骨董品におすすめの出張買取は、対象地域なら即日訪問が可能。それ以外の地域でも可能な限りスピーディーに査定してもらえます。
プライバシーの保護も徹底しており、近所に配慮したロゴなしの社用車を出張買取では利用。希望があれば、玄関先での鑑定にも対応してもらえます。
▼こちらの記事では、骨董品のおすすめ買取業者や買取相場について紹介しているので、ご一読ください。
知識ある骨董買取業者に売るのがおすすめ
一見ガラクタや古いだけにみえるものでも、驚く価値がある品も少なくない骨董品ですが、その価値を見抜くには豊富な骨董品の鑑定経験と知識が必要です。
買取業者を吟味しないと、適切な相場よりずっと安値をつけられてしまうでしょう。ですから、骨董品の知識がある業者に売るのがおすすめです。
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