深夜電力が安いプランを提供している新電力会社とは?注意点・おすすめな人も紹介!

深夜電力が安いプランを提供している新電力会社とは?注意点・おすすめな人も紹介!

現在の電力会社は数百社と言われています。正直、その中から深夜電力が安いプランを提供している電力会社を探すのは非常に大変です。

そこで今回は、新電力・大手電力別に深夜電力が安い料金プランを提供している電力会社をまとめました。「深夜電力は本当にお得なのか」という疑問を抱えている方に向けての情報も盛り込んだので、ぜひ参考にしてみてください。

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深夜電力の料金が安くなる理由

深夜電力の料金が安くなる理由は、「電気の需要」が関係しています。電気の需要は日中にピークを迎え、夜にかけて低くなっていきます。

電力会社は電気を発電する企業から電気を購入し、それを私たち消費者の家庭に流してくれるのですが、商品や投資などと同じく、電気の価格は需要が高ければ高くなり、低ければ安くなります。

そのため、「深夜電力は質が悪いから料金が安い」と言われることがありますが、そうではなく、単純に電気の仕入れ単価が安いので、私たち消費者も安く使えるのです。

深夜電力

深夜電力とは、夜間蓄熱機器・電気温水器の用途に限定された専用の電気回線のことです。

通常回線とは別に契約が必要で、深夜の時間帯限定でそれぞれの機器に電気を届ける専用のタイマー付きの回線です。

そのため、深夜電力を利用するには2口分の契約が必要となります。

夜間電力プラン

夜間電力は、時間帯別に電気料金の単価が設定されている電気料金プランのことで、日中の電気料金よりも安くなっています。

夜間電力プランは特定の設備だけに限らず、どの家電にも適用されて、時間帯によって料金設定が異なります。

通常プランと比べて実際どのくらい安くなるのか

ここでは、通常プランと夜間の電気代が安くなるプラン、比較した場合どのくらい安くなるのか説明していきます。

大手電力会社の場合

まずは、東京電力の通常プラン(従量電灯プラン)と夜間の電気代が安くなるプラン(夜トク8プラン・夜トク12プラン)を比較していきます。

時間 電力量 電気料金
従量電灯プラン 24時間 120kWhまで 19.88円
120~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
夜トク8 7時~23時 32.74円
23時~7時 21.16円
夜トク12 9時~21時 34.39円
21時~9時 22.97円

使用する電力量が120kWh未満であれば、通常プランの方が安いですが、120kWhを超えてからは夜トクプランの方が安くなります。

新電力の場合

次に、シン・エナジーの通常プラン(きほんプラン)と夜間の電気代が安くなるプラン(夜・生活フィットプラン)を比較していきます。

時間 電力量 電気料金
きほんプラン 24時間 120kWhまで 19.67円
120~300kWh 24.78円
300kWh以上 27.71円
夜・生活フィットプラン 「デイタイム」
9時~18時(平日)
33.05円
「ライフタイム」
・8時~9時(平日)
・18時~22時(平日)
・8時~22時(土日祝日)
26.09円
「ナイトタイム」
・22時~8時(毎日)
17.98円

シン・エナジーの最も高い電気単価と夜間電力を比較した場合、約15円の差があるということが分かります。

深夜電力が安くなるプランを上手く使うコツ

深夜電力が安くなるプランを有効活用したい場合は、なるべく「夜間に家電を稼働させる」ことを意識しましょう。

例えば、浴室乾燥機を使う場合、日中に稼働させるのではなく、タイマーを活用して夜間に稼働させるというイメージです。

炊飯器も朝に稼働させるのではなく、早朝に稼働させることで電気代を節約できます。

そのため、タイマーが使える家電は、タイマーを活用して電気代が安くなる夜間に稼働させましょう。

深夜電力が安くなるプランを契約する場合の注意点

深夜電力が安くなるプランを契約する場合、「スマート契約」に注意しましょう。

スマート契約とは、メーターで計測された当月と直前の11ヶ月のピーク電力で基本料金が決まる電気プランです。

例えば、夜12時に家電を一斉に稼働させたとしましょう。その場合、夜12時がピーク電力と判断され、その時の電気代が翌年の基本料金になります。

そのため、スマート契約を結ぶ場合は家電を一斉に稼働させるのではなく、時間をずらして稼働させることをおすすめします。

深夜電力プランでの契約は得する?損する?

結局、深夜電力プランはお得なのでしょうか。損なのでしょうか。その答えをここでは、理由を交えながら解説していきます。

9割以上の家庭が損をしている

基本的に「損する可能が高い」というのが答えです。実際、「9割以上の家庭が損している」というデータを京都大学の依田高典教授が出しています。

そのため、深夜電力プランで契約しようと考えていた方は、一度考え直した方が良いかもしれません。

「休日の行動」に注目してみよう

深夜電力プランで契約すると損する可能性が高い理由は、「休日の行動パターンを考慮していないから」です。

たしかに、平日の日中に電気を使う場面は少ないかもしれませんが、休日はどうでしょう。

例えば、映画やドラマ鑑賞が趣味の方であれば、休日の日中に多くの電力を消費するはずです。

その場合、電気代をトータルで見ると1kWhあたりの電気代が高くなってしまいます。

その結果、「お得だと思って契約したが、逆に損していた」という状態になってしまうのです。

安いからとすぐに飛びつくのではなく、本当に安くなるのか検討してから契約の方に進みましょう。

深夜電力プランが合わなかった人に朗報

深夜電力について深掘りして説明してきましたが、「自分に深夜電力プランは合わなさそう」と思ってしまった方もいるのではないでしょうか。

その場合は「一律料金が安い電力会社」を選びましょう。

例えば、Looopでんきという新電力会社があります。Looopでんきは、基本料金が0円で従量単価が一律です。そのため、どの時間帯でも安い料金で電気を使うことができます。

Looopでんきは「トップクラスに電気料金が安い」と好評の新電力会社なので、気になる方はチェックしてみてください。

深夜電力が安くなるプランをおすすめしたい人の特徴

深夜の電気代が安くなるプランは「平日・休日、ともに日中は家にいない」という方におすすめです。

損してしまう方は「平日の日中は家にいないが、休日の日中は長時間家にいる」という状態になっています。

そのため、「平日のみならず、休日の日中も基本的には家にいない」という方であれば、高確率で電気代が安くなります。

深夜電力が安いのはCDエナジーダイレクト

CDエナジーFV

出典:CDエナジーダイレクト

深夜電力が安い電気プランを提供している5つ目の電力会社は、「CDエナジーダイレクト」です。「スマートでんき」というプランを提供しています。電気料金100円につき1ポイント還元してくれたり、家族ポイント割が適用されたりと「割引サービス」に力を入れている電力会社です。

CDエナジーダイレクト公式サイト

深夜電力が安いプランを提供している大手電力会社

基本的には新電力会社の方がお得なのですが、「大手電力会社の方が良い」という方もいるかと思います。

深夜電力が安いプランを提供している大手電力会社とプランの名前をまとめたので、参考にしてみてください。

電力会社 プラン名
北海道電力 ・eタイム3プラス
東北電力 ・よりそう+シーズン&タイム
・よりそう+ナイト
・よりそう+ナイト&ホリデー
・よりそう+サマーセーブ
東京電力 ・スマートライフプラン
・夜トクプラン8
・夜トクプラン12
中部電力 ・スマートライフプラン
北陸電力 ・くつろぎナイト12
関西電力 ・はぴeタイム
・eスマート10
中国電力 ・ぐっとずっと。プランナイトホリデーコース
・ぐっとずっと。プラン​電化Styleコース
四国電力 ・スマートeプラン(タイプL+)
・スマートeプラン(タイプH+)
九州電力 ・電化でナイト・セレクト
沖縄電力 ・Eeホームホリデー
・Eeホームフラット

まとめ

今回は、「深夜電力が安いプランを提供している電力会社」をテーマに解説してきました。

以前は、大手電力会社しか深夜電力が安いプランを提供していませんでしたが、電力自由化により、大手電力会社よりも安い価格で深夜電力を提供する企業が出てきました。

しかし、深夜電力が安いプランで契約しても、必ずお得になるという訳ではありません。実際、9割以上の家庭が損しているというデータも出ているため、契約する前に「本当にお得なのか」一度シミュレーションしてみましょう。

▼こちらの記事では、電気代が安くなる時間帯や時間帯割を提供している電力会社を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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