一人暮らしの平均的なガス代は?プロパンガス・都市ガスの違いと節約方法

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ガスは一年中使うため、「自分のガス料金は高いのだろうか、安いのだろうか」と気になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、一人暮らしのガス料金の平均やガス料金の節約方法などを具体的に説明していきます。
「契約先を切り替えるだけ」という簡単な節約方法もあるので、すぐに実践してみてくださいね。
目次
ガス代の計算方法
ガス料金は、月ごとのガス使用量に応じて毎月支払う「基本料金」と、1m³あたりに支払う「従量料金」を合算した金額です。
ここで言う「従量料金」は、「単位料金」と「ガス使用量」を掛け合わせたものです。
ガスの単位料金は、「原料費調整制度」に基づいて毎月変動します。
これは、為替レートや原油価格の変動によってガスの原料費が一定ではないためです。
過去3ヵ月の平均原料価格と基準価格を比較して、毎月のガスの単位料金が調整されます。
一人暮らしのガス代の平均金額
今回は、e-Stat政府統計の総合窓口家計調査家計収支編(単身)のデータを参考にし、一人暮らしのガス料金平均額(1ヶ月あたり)をまとめてみました。
分かりやすさを重視するために、10の位は四捨五入しています。
| 春(4月~6月) | 夏(7月~9月) | 秋(10月~12月) | 冬(1月~3月) | |
|---|---|---|---|---|
| 北海道・東北 | 2700円 | 2800円 | 1700円 | 2500円 |
| 北陸・東海 | 3200円 | 2800円 | 1800円 | 2200円 |
| 関東 | 2900円 | 2600円 | 1900円 | 2000円 |
| 近畿 | 2900円 | 2500円 | 1400円 | 2000円 |
| 中国・四国 | 3300円 | 2600円 | 2400円 | 2300円 |
| 九州・沖縄 | 3300円 | 2800円 | 2000円 | 2200円 |
一人暮らしのガス料金の平均は、春は3000円程度、夏は2700円程度、秋は2000円程度、冬は2300円程度ということが分かりました。
▼一人暮らしの電気代についても以下記事で解説しています。平均と比べて光熱費が高いか安いか確認してみましょう。
都市ガスとプロパンガスの違い
都市ガスとプロパンガスの名称を耳にする機会は多いと思いますが、それぞれどんな違いがあるのか理解している方は少ないと思います。
ここでは、都市ガスとプロパンガスの原料や供給方法、ガスの重さ、料金システムなどの違いについて理解していきましょう。
ガス料金はプロパンガスの方が高いので、都市ガスを使いたいと考えている方も多いでしょう。
そこで気になるのは、「使用するガスを選べるのか」ということだと思いますが、基本的にガスの種類は選べません。
なぜなら、都市ガスを使用できるエリアは決まっているからです。
そのため、都市ガスを使いたい場合は、すでに都市ガスを使っている物件に住みましょう。
都市ガスなのかプロパンガスなのかの見分け方も非常に簡単です。
基本的に、物件の近くに大きなボンベが置かれている場合は、その物件は「プロパンガス」を使っています。
しかし、大きなボンベが置かれていなければ、その物件は都市ガスを使っている可能性が高いと考えられます。
原料
都市ガスは、メタンを中心とした液化天然ガス(LNG)を使用していますが、プロパンガスは液化石油ガス(LPG)を使用しています。
引っ越し時に「LPガス」などの表記を目にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、それはプロパンガスを意味しています。
供給方法
都市ガスとプロパンガスの供給方法についてはどのような違いがあるのでしょうか。
都市ガスは地下に埋められたガス導管を通ってガスを供給していますが、プロパンガスは各家庭、物件にガスボンベを配置して供給しています。
そのため、プロパンガスでは定期的にガスボンベの交換が必要となるなど、ガスの供給方法に違いがあります。
ガスの重さ
都市ガスは空気よりも軽く、ガス漏れなどの緊急時には窓を開けることでガスを外に出しやすくなります。
一方、プロパンガスは正反対で、空気よりも重いです。
ガス漏れをすると部屋の床面にガスがたまるため、ほうきなどで掃いて外に出す必要があります。
料金システム
都市ガス会社は政府の認可を受けた規制料金をもとにガスの価格を設定していましたが、2017年4月に都市ガスの自由化が行われたため、ガス使用者がガス会社を自由に選べるようになりました。
そのため、プロパンガス会社は自由にガス料金を設定できるようになっています。
都市ガス料金もプロパンガス料金も、基本料金に加えて従量料金を支払うシステムになっていますが、住んでいる地域によって変動があるのも特徴です。
こちらの記事では、ガス自由化の仕組みや特徴・メリットなどを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ガス料金を安くする方法
総務省統計局が発表した2019年度の家計調査年報(家計収支編)によると、一人暮らしと二人以上世帯の平均ガス料金は以下の表の通りです。
| 都市ガス | プロパンガス | |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 20,750円 | 15,389円 |
| 二人以上世帯 | 36,943円 | 21,287円 |
ガス料金を少しでも安くしたいと考える方もいるでしょう。自分に合う方法を検討し、ガス料金を見直すのもおすすめです。
ガス会社を変更する
都市ガスとプロパンガスは自由料金なので、販売会社によってそれぞれ提供している料金やプランも異なります。
自分の使い方や生活に合ったガス会社を選ぶことで、今よりも料金を抑えることができるかもしれませんよ。
こちらの記事では、エリア別のおすすめガス会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
プロパンガスを利用中なら「都市ガス」への変更がおすすめ
プロパンガスを利用中であれば、都市ガスに変更するだけでガス料金を安く抑えられる可能性があります。
ただし、2017年4月のガス自由化以降は、都市ガスもプロパンガスも同様に自由料金制であること、賃貸物件に住んでいる場合には個人の判断で変更できないという点に注意する必要があります。
また、都市ガスに変更するためには付け替え工事をしなければいけないということも頭に入れておきましょう。
プロパンガスから都市ガスへ変更するにはどのような方法があるのでしょうか。
基本的に賃貸物件のオーナーもしくは持ち家でない限りは、ガスの変更は難しいです。
都市ガスに変更することで毎月のガス料金を抑えることができても、付け替え工事の費用がかかってしまうことも理解しておきましょう。
建物の立地や周辺の状況、ガス会社などによって工事費用は異なりますが、およそ10~15万円かかるといわれています。
一人暮らしのガス代を節約するポイント
ここでは、毎月かかるガス代の中でも多く占めるキッチンとお風呂に絞って節約ポイントを紹介しています。
キッチンのガス代を節約するポイント
ここでは、キッチンのガス代を節約するポイントをまとめています。
「保温調理」を行う
キッチンのガス料金節約方法1つ目は、「保温調理を行う」ことです。
保温調理とは、鍋を温めた後、保温性の高い容器に鍋を移し、余熱だけで具材を煮込む調理方法です。
保温調理専用グッズを使えば、楽に保温調理ができますが、専用グッズがない場合は、鍋を毛布で包み、発泡スチロールに入れましょう。
保温料理は、ガス代を節約できるほか、煮崩れを防げたり他の料理を同時進行で作れたりと様々なメリットがあります。
鍋底が大きい鍋を使う
キッチンのガス料金節約方法2つ目は、「鍋底が大きい鍋を使う」ことです。
鍋底が大きい鍋は、熱効率が良いので必要最低限のガスで料理ができます。そのため、ガス代の節約に繋がります。
また、炎は鍋底からはみ出ないようにしましょう。
はみ出るということは、火力が強すぎるということなので、その場合は少し弱めましょう。
ガスコンロの使用時間を短くする
キッチンのガス料金節約方法3つ目は、「ガスコンロの使用時間を短くする」ことです。
ガスコンロの使用時間を短くしたい場合は、圧力鍋や保温調理機、電子レンジや炊飯器などを使いましょう。
バーナー部分を定期的に掃除する
キッチンのガス料金節約方法4つ目は、「バーナー部分を定期的に掃除する」ことです。
バーナー部分に汚れが詰まっていると熱効率が悪くなるので、その分、無駄にガスを使うことになります。
汚れが詰まっているというのは、危険な状態でもあるため、最低でも月に一度は掃除しましょう。
掃除方法は、つまようじや竹串などで汚れを取り除くだけと非常に簡単なので、ぜひ実践してみてください。
食材や水はあらかじめ常温にしておく
キッチンのガス料金節約方法5つ目は、「食材や水をあらかじめ常温にしておく」ことです。
例えば、冷蔵庫に保管しておいた冷たい水でお湯を沸かすのと、常温の水でお湯を沸かすのとでは、沸騰するまでの時間が異なります。
沸騰するまでの時間が長くなればなるほど、ガスをたくさん使うので、自然とガス料金が高くなってしまいます。
特に、凍った食品は元に戻すまでかなりの時間がかかってしまうため、一人暮らしであれば出勤・通学前に冷凍庫から食材を取り出しておきましょう。
調理方法を少し工夫してみる
キッチンのガス料金節約方法6つ目は、「調理方法を少し工夫してみる」ことです。
一般的に、最も多くガスを使う料理は、「煮る料理」と言われています。
そのため、ガス料金を節約したいという場合は「炒める料理や焼く料理」を中心にご飯を作りましょう。
煮物を作りたいという場合は、「保温調理」で煮物を作りましょう。
そうすることで、節約しながら煮物を作ることができます。
「同時調理」を行う
キッチンのガス料金節約方法7つ目は、「同時料理を行う」ことです。
例えば、カレーと肉じゃがを作るとしましょう。異なる料理ですが、ニンジンや玉ねぎを炒めるという途中までの工程は同じです。
そのため、野菜を一気に炒め、それから肉じゃが用とカレー用に分けたほうが時短になります。
時短になるということは、ガスの使用時間が短いということなので、ガス料金の節約になります。
同時料理は、ガス料金の節約になるだけではなく、料理が楽になるので、一人暮らしで忙しい方にはおすすめしたい調理方法です。
料理便利グッズを活用する
キッチンのガス料金節約方法8つ目は、「料理便利グッズを活用する」ことです。
例えば、専用のケースにパスタと水を入れて電子レンジで温めれば、数分後にはパスタが出来上がるグッズがあります。
本来、鍋に水を入れてガスで温めなければいけませんが、便利グッズを活用することで、ガスの使用時間0分でパスタが完成します。
このような料理便利グッズは、100円均一ショップに売っているため、ぜひ活用してみてください。
また、電気とガスのセット割を利用することでも料金が抑えられます。以下記事では一人暮らしにおすすめの電気・ガスセット割が使えるサービスを紹介しているのでご一読ください。
お風呂のガス代を節約するポイント
ここでは、お風呂のガス代を節約するポイントをまとめています。
浴槽にためるお湯を少なくする
浴室のガス料金節約方法1つ目は、「浴槽にためるお湯を少なくする」ことです。
一般的な家庭で最も多くガスを使う場面は、「お風呂を沸かすとき」と言われています。
しかし、湯船に浸かるのを我慢するというのは、辛い方も多いかと思います。
そのため、お風呂を沸かすのを我慢するのではなく、浴槽にためるお湯の量を少なくしてみましょう。
なるべく追い炊きをしない
浴室のガス料金節約方法2つ目は、「なるべく追い炊きをしない」ことです。
追い炊きにもガスが必要なので、頻繁に使っているとその分ガス代が高くなります。
そのため、なるべくお風呂が沸いたらすぐに入るようにしましょう。
特に、冬場は湯船の温度が下がりやすいので注意しましょう。
浴槽に蓋をしてお湯の冷めを防ぐ
浴室のガス料金節約方法3つ目は、「浴槽に蓋をしてお湯の冷めを防ぐ」ことです。
「お風呂が沸いたらすぐに入る」というのが最も良い方法なのですが、やはり一人暮らしをしていると家事や料理を自分で行わなければいけないため、すぐに入れないという方も多いかと思います。
その場合は、浴槽に蓋をしておきましょう。
こうすることで、お湯の冷めを防げるため、追い炊きする必要がなくなります。
シャワーの時間を短くする
浴室のガス料金節約方法4つ目は、「シャワーの時間を短くする」ことです。
使い方にもよるのですが、20分~25分以上シャワーを使うと、お風呂を沸かすよりもガス代が高くなります。
そのため、シャワーだけの場合はなるべく20分以内に済ませ、お風呂を沸かしている場合は、お風呂のお湯を有効活用してガス代を節約しましょう。
節水シャワーヘッドを活用する
浴室のガス料金節約方法5つ目は、「節水シャワーヘッドを活用する」ことです。
最近の節水シャワーヘッドは進化しており、塩素を除去する機能や水圧アップ機能が搭載されています。
節水シャワーヘッドは、ガス代を節約できるだけではなく、水道代も節約できるため、一石二鳥と言えるでしょう。
引っ越しするときのガスに関する手続き
ガスの引っ越し手続きは、使用開始の際に立ち合いが必要です。
一部の都市ガス事業者に関しては、契約者本人または配偶者しか手続きができなかったり、本人確認が求められる場合があります。
ここでは、ガスの利用停止~使用開始までに必要なものを紹介しているので、引っ越し・新生活をスムーズに始めるためにも確認しておきましょう。
ガスの利用停止・使用開始手続きは、引っ越しの1週間前までに済ませておくのがいいでしょう。
特に、使用開始には立ち合いが必要なので、引っ越し日時が決まったら早めに連絡しましょう。
使用停止
ガスの閉栓に、立ち会いは必要ありません。
しかし、オートロックの建物など、ガスメーターのある場所まで担当者が立ち入りできない場合は、立ち会いが必要になるので注意しましょう。
| 手続き方法 | ・インターネット ・電話 |
|---|---|
| 届け場所および事業者の連絡先 | ガス会社 |
| 各地域のガス会社 | |
| 用意するもの | 検針票 |
| 立ち合い | 必要なし(ガスメーターのある場所まで作業者が立ち入れない場合は立ち合いが必要) |
使用開始
ガスの使用開始には、必ず立ち合いが必要です。
当日は開栓のほか、点火の確認試験など、安全にガスを使用するための点検作業が行われます。
| 手続き方法 | ・インターネット ・電話 |
|---|---|
| 届け場所および事業者の連絡先 | ガス会社 |
| 各地域のガス会社 | |
| 用意するもの | 検針票 |
| 立ち合い | 必要 |
▼ガスの開栓手続きについては以下記事で解説しています。
ガスに関する注意点
引っ越し先によってガスの種類は異なりますが、希望のガスに契約を変更することはできるのでしょうか。
また、ガスの種類が変わることでガス器具に支障は出るのかなどの不安も解消していきましょう。
ガス会社の変更ができない可能性がある
アパートやマンションなどの一人暮らしの賃貸物件でも、ガス会社を変更することはできますが、いくつか条件があります。
ガスメーターが物件ごとに付いていない場合は不可となります。
ガスの種類が変わる場合には買い替えが必要
引っ越ししてプロパンガスから都市ガスに変わる場合には、ガス器具の変更が必要になります。
給湯器やガスコンロなど、対応するガスの種類が異なる器具は使用できなくなるので注意しましょう。
まとめ
今回は、「一人暮らしのガス料金」をテーマに解説してきました。
季節やエリアによっても異なりますが、ガス料金の平均は2000円~3000円ということが分かりました。
しかし、保温調理を行ったりシャワーの時間を短くしたりと、様々な節約方法を実践することで、平均よりもガス料金を低くすることができます。
また、ガスを安く提供している会社に切り替えることで、さらなら節約が期待できるでしょう。






