エアコンをつけっぱなしにしたら電気代はいくら?節電方法も紹介!

エアコンはこまめに消すよりつけっぱなしにした方が安いという話を聞いたことありませんか?
それが本当ならエアコンをつけっぱなしにしたときの電気代について気になると思います。
この記事では、エアコンを1か月つけっぱなしにしたときの電気代について紹介。
ほかにも、エアコンをつけっぱなしにすることのメリット・デメリットや節電方法についても解説します。
目次
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エアコンをつけっぱなしにしたときの電気代は?
まず、エアコンにかかる電気代を算出するには、エアコンの消費電力を調べる必要があります。
その理由はエアコンの機種によって消費電力が変わってくるからです。
目安になりますが、6畳用エアコンであれば消費電力は500W、8畳用であれば580Wの電力を消費します。
電気料金は「消費電力(W)×使用時間×1時間あたりの電気代で計算することが可能です。
電気代の例として「新電力料金目安単価」を参考に1kWh27円。これを1Wにすると0.027円になります。
これを先ほどの計算式に埋めると、エアコンを24時間つけっぱなしにしたときの電気代は以下の通りです。
- 500W×24×0.027円=324円
さらに、エアコンを1か月(30日間)つけっぱなしにしたときの電気代は以下の通りです。
- 324×30=9720円
これが高いと感じるか安いと感じるか人によって異なるかもしれません。
エアコンの電気代の節約を考えている方は、この電気料金が一つの目安になるのではないでしょうか。
エアコンをオンオフするのとどっちがお得?
エアコンを24時間つけっぱなしにすると月9720円の電気代がかかることがわかりました。
これだけ見ると「こまめに消して度々つけた方がお得なのでは?」と思う方もいるかもしれません。
確かに消費電力が常に同じであればできるだけこまめに消した方がお得になります。
しかし、エアコンの場合は電力を多く消費するときとあまり電力を使わない期間があるのです。
エアコンが安定して動いているときの消費電力はおよそ200Wと目安の半分以下。
逆にエアコンをつけてから1時間程度はフル稼働するため900W~1300Wほどになります。
この電力の消費量の違いはエアコンのスペック表に記載されており、例えば500W(200W~1000W)と書かれている場合、安定時は200Wしか電気を使いません。
ただし、フルパワーのときは1000W消費するのです。
そのため、24時間つけっぱなしにする場合の実際の消費電力は「200W×24×0.027円=約129円」となり、1か月の電気代は3888円になります。
こまめに消してしまうと逆に消費電力が多くなり電気代がかかってしまうので、30分~1時間程度の外出であればそのままつけていた方が電気代は安くなるでしょう。
逆に数時間外出する場合は、一度エアコンのスイッチを切った方が電気代を抑えることができるので、エアコンの運転は状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
ただし、古いエアコンの場合は通常の運転時も多くの電気を消費している可能性があります。
自分のエアコンが古いかもと思っている方は環境省が運営しているサービス「しんきゅうさん」で目安となる電気代を確認してみましょう。
▼こちらの記事では、エアコンの電気代を安くする方法をまとめているので、あわせて読んでみてください。
エアコンをつけっぱなしするメリットは?
エアコンをつけっぱなしにしたときの電気代について紹介をしました。
ちょっとした外出でこまめに消すよりは、つけっぱなしにしたほうがお得になることがわかったと思います。
それでは電気代以外にもエアコンをつけっぱなしにするメリットについても一つずつ詳しく紹介していきます。
暑苦しい時間がなくなる
外から帰ってきたとき、夏は熱がこもっていて外より暑く感じたり、冬は凍える寒さですぐにエアコンをつけたという方も多いでしょう。
しかし、エアコンをつけたからといって、急に部屋が快適になるわけではなく、少し時間がかかってしまいます。
もし、エアコンをつけっぱなしにしていた場合は、室内の温度は常に一定に保たれることになります。
帰宅したときも辛い時間がなくなり快適な部屋ですぐにくつろぐことができます。
エアコンの消し忘れがなくなる
エアコンの消したり、つけたりするのは実は意外と手間な作業です。
さらに、電気代を気にしている方にとって、仕事などで外出をするときに「エアコンを消しただろうか?」と敏感になりストレスになることもあります。
しかし、部屋のエアコンをつけっぱなしにしたままでいいなら、消す必要がなくなります。
外出するときもエアコンをオフにしたかの心配がなくなるのも一つのメリットといえるでしょう。
エアコンをつけっぱなしにするデメリットは?
エアコンをつけっぱなしにするメリットは部屋が常に快適であること、消し忘れの心配はなくなることです。
その反面、デメリットもありますので一つずつ紹介していきます。
部屋が乾燥する
エアコンはつけっぱなしにすることで空気が乾燥します。
梅雨の時期であれば、丁度良いのかもしれませんが冬場にエアコンをつけっぱなしにすると乾燥しすぎているという状態になりませんか。
この状態で家にいると喉が乾燥してしまい、喉に痛みを感じたり、口の中に菌が繁殖して風邪をひいてしまう可能性もあります。
この他にも肌へのダメージが溜まっていき、最終的に肌荒れを起こしてしまうことにもつながりかねません。
エアコンをつけっぱなしにする場合は、加湿器を併用して部屋が乾燥しないように対策を取るようにしましょう。
エアコン本体の寿命が短くなる
エアコンはこまめに消すより、24時間つけっぱなしにしておく方が電気代が安いと紹介しました。
しかし、24時間使うということは常にエアコンを稼働させている状態になります。
そのため、使用環境が整っていなかったり、手入れが行き届いていない場合は「温度調節が上手くいかなくなる」や「フィルターにホコリが溜まりすぎる」などさまざまなトラブルが起こる可能性も。
また、手入れが出来ていても、24時間つけっぱなしにしているとすぐに汚れが溜まり、それが本体の寿命が縮む要因にもつながります。
定期的にエアコンのフィルター掃除などを行い、エアコン本体の寿命を縮めないようにしましょう。
▼こちらの記事では、エアコンの寿命や故障・買い替えのサインについてまとめているので、あわせて読んでみてください。
エアコンつけっぱなしで火事のリスクは上がる?
エアコンをつけっぱなしにすると火事のリスクが高くなると聞いたことある人もいるのではないでしょうか。
特に冬場はつけっぱなしにすることで部屋が乾燥しているので火事になってしまうのでは?と思う方も。
まず、結論からいえばエアコンのつけっぱなしが火事を引き起こす原因になることは少ないです。
エアコンには本体・室外機ともにセンサーがあり、異常があると停止するようになっています。
そのため、通常使っている分には問題なく、つけっぱなしにしていても火事のリスクが高くなるわけではありません。
ただし、これはあくまでも正常な状態で使っている場合のみです。エアコンのコンセント部分にほこりが溜まり発火する事例はあります。
これを「トラッキング現象」と呼びます。
これを防ぐには定期的にコンセントからプラグを外して、間に溜まったホコリを取り除くが有効です。
この他にも1か月に1回程度、エアコンの手入れをするのも有効になります。
エアコンの節電方法
エアコンのつけっぱなしによる火事のリスクについては理解いただけたと思います。
次はエアコンの電気代が気になる方の節電方法についてご紹介。
エアコンは工夫次第で電気代を抑えることが可能なのでぜひ試してみてください。
自動運転をする
エアコンをつけるときに電気代が抑えられると思って、弱運転にしている人はいませんか?
これは逆効果ではじめから弱めに運転をしてしまうと、自分が設定した温度になるまで時間がかかって電気代が高くなる傾向にあります。
そのため、エアコンをつけるときは「自動運転」モードにしておくのがおすすめです。
自動運転にすれば、最初こそ強い風が出てフル稼働しますが、設定温度に達すればその後は弱い風で安定稼働しますので、電気代を抑えることができます。
常に弱モードでエアコンをつけている方は自動運転に切り替えてみましょう。
窓の断熱をする
窓の断熱はエアコンの電気代を抑える上で重要になります。
部屋の温度を快適にしても、断熱シートを貼っていない窓から、夏は熱を室内に取り込んでしまい、冬は熱を外に逃がしてしまいます。
断熱シートを窓に貼ることで、夏は外の空気をシャットアウトでき、中の涼しい空気を外に逃がしません。
また、冬は寒い空気をシャットアウトでき、暖かい部屋の空気を逃がしません。
断熱シートはホームセンターやネット通販で2000円前後で購入することができるので、エアコンの電気代を抑えたい方はぜひ検討してみてください。
まとめ
エアコンを1日中つけっぱなしにしたときの電気代について紹介をしました。
1か月間つけっぱなしにするのと、短い時間で度々つけたり、消したりする場合は、つけっぱなしの方が電気代が安くなることがわかったと思います。
そのため、エアコンの電気代を安くしたいなら使い方にもよりますが、いっそのことつけっぱなしにしておくのも一つではないでしょうか。
また、エアコンをつけっぱなしにしておくことで消し忘れの心配や部屋に入ったときの辛い時間がなくなるメリットがあります。
ただし、つけっぱなしにしておくことで本体の寿命が縮んでしまったり、常に部屋が乾燥している状態になりますので風邪が引きやすくなるデメリットも。
そのため、自分の環境やメリット・デメリットを考慮をしつつ、つけっぱなしにする・しないは、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
▼こちらの記事では、おすすめの新電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。