仏壇の処分方法6つ!無料の処分方法や閉眼供養について解説

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「仏壇を継承することになったが大きいため処分を検討している」
「引越しを機に仏壇を買い替えるため、今まで使っていた仏壇は処分したい」
近年、仏壇の継承が困難になり、処分されるケースが増えてきています。
仏壇は一度購入したら長く使用するものなので、普通のごみのように扱えないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、仏壇の処分の事前準備から実際の処分方法、処分にかかる費用までまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次
※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。
仏壇の処分方法と費用
ここからは、買取以外で仏壇を処分する方法をご紹介。査定して金額がつかなかった場合などは、次の5つの方法から検討してみるのもよいでしょう。
お寺に依頼する
ご先祖様のお墓があったり、檀家になっていたりするお寺、いわゆる菩提寺(ぼだいじ)に仏壇を引き取ってもらうことも可能です。
金額は、読経をしてもらったり戒名をつけてもらったりしたお礼として渡す“お布施”という形になるため、~40,000円ほどと幅広く、明確な決まりはありません。
中には菩提寺でなくても仏壇を引き取ってくれるお寺もありますが、宗派が異なる場合は断られてしまったり、防災や環境への配慮からそもそも引き取りやお焚き上げを行っていない地域もあったりするので、事前に確認しておくようにしましょう。
仏具店に引き取ってもらう
「家系の宗派がよくわからない」「お寺と付き合いを持つことに抵抗がある」など、お寺に仏壇の処分を依頼しにくい場合は、仏壇の引き取りサービスを行っている仏具店に依頼するという選択肢もあります。
閉眼供養(へいがんくよう)や魂抜き、お性根抜きと呼ばれる供養もセットで受けつけている場合もあり、費用相場は~80,000円ほど。金額はかかりますが、一連の処分をまとめて任せられるというメリットがあります。
仏壇の大きさや運搬距離などによって金額に差が出るので、事前に見積りを取っておくと安心です。中には自分で店舗まで持ち込むことで安く済ませられるケースもあります。
自治体に回収してもらう
閉眼供養を行った仏壇は、宗教上でもただの木の箱となるため、ゴミとして自治体に収集してもらうことができます。大きい仏壇は粗大ごみとして収集依頼をすることになり、~2,000円程度が相場です。
細かく解体した仏壇の場合、木製の部分は燃えるゴミとして、金具などは不燃ごみとして分別して出せるケースもあるので、各自治体のルールにしたがって処分するようにしましょう。
遺品整理業者に依頼
一人で生活する親族が亡くなったり、福祉施設への入居で自宅を手放さなくてはいけなくなったりしたときなど、仏壇以外のものもまとめて処分したいときは、遺品整理業者への依頼がおすすめ。
整理・回収・買取を同時に行い、仏壇に値段がつかなかった場合も不用品として処分してくれるので、いくつもの業者を駆け回る必要がありません。
不用品回収業者に依頼
仏壇を引き取り対象にしている不用品回収業者に依頼する方法もあります。「買取では値段がつかなかった」「お寺や仏具店に引き取ってもらえなかった」「粗大ごみとして処分するのは気が引ける」などといった場合におすすめです。
ただし、不用品回収業者の中には悪質な業者もあり、相場以上の金額を請求されることがあるため、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
不用品回収業者を選ぶポイント
- 自治体から許可を得た一般廃棄物収集運搬業許可を持っているか
- 料金が分かりやすく明示されているか
- 対象業者のサイトで実際の作業事例が掲載されているか
- クチコミをチェックする
- 地域をトラックで巡回している業者や突然訪問してくる業者には注意
買取業者に依頼
買取業者を利用することで処分費用を一切かけずに処分することができます。記事の後半でさらに詳しく紹介していますが、多くの買取業者が査定や買取にかかる手数料を全て0円でサービスを提供しています。
また、買取方法も出張・宅配・店頭と選ぶことができ、出張買取であれば仏壇のように重たく大きい品も運ばずに、家に居ながら処分できます。
仏壇におすすめの買取業者は以下で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
仏壇の処分におすすめの買取業者4選
仏壇を処分する方法の一つに、買取業者に依頼する方法があります。仏壇が買取対象になっている業者はあまり多くありませんが、その中でもおすすめの業者をご紹介します。
仏壇の処分方法や業者選びに迷っている方も、まずは無料見積りだけでも依頼してみてはいかがでしょうか?
高く売れるドットコム


出典:高く売れるドットコム公式サイト
「高く売れるドットコム」は、東証プライム上場企業の弊社マーケットエンタープライズが運営している総合買取サービスです。
骨董品や切手、着物、貴金属、食器、家電製品、家具、楽器など多岐にわたる商品を取り扱っており、買取対象になりにくい仏壇も値段がつく可能性があります。
買取方法は、出張・店頭・宅配の3種類をご用意。仏壇のような大型の商品の場合は、自宅に直接伺って査定し、運び出しまでやってくれる出張買取がおすすめです。
豊富な専門知識を有するプロのバイヤーが、時期・人気・状態によって買取価格が変動する品物を、リアルタイムの市場買取相場と独自のデータを掛け合わせることで最適な価格を算出。品物の価値を見落とすことなく査定してもらえるので、満足度の高い取引につなげることができます。
どの買取方法でも査定料はもちろん無料。金額に納得いかずキャンセルする場合や、宅配買取キャンセル時の返送料もかからないので、Webや無料電話0120-55-1387(※年末年始除く9:15~21:00)から、ぜひお気軽にご利用ください。
福ちゃん


出典:福ちゃん公式サイト
買取実績800万点以上を誇る総合買取サービス「福ちゃん」。隠れた価値も見逃さない優れた査定力と独自のマーケティングから生まれた販売ルートによって高額買取を実現しており、満足度の高い取引に定評があります。
査定士は知識・経験・目利きに秀でているだけでなく、徹底したマナー研修も受けているため、接客にも申し分なし。相談窓口を設けて利用者の声をしっかりヒアリングし、日々サービスの改善に努めています。女性スタッフも多く在籍しており、買取が初めての方でも安心です。
出張買取・宅配買取・店頭買取に対応し、どの方法も手数料無料で利用できます。また、地域限定で遺品の整理と買取を一括で行うサービスも実施。仏壇だけでなく、故人の遺品もまとめて片づけたいという場合に最適です。
買取屋さんグループ


出典:買取屋さんグループ公式サイト
全国に20店舗以上を展開している総合買取業者「買取屋さんグループ」。出張買取に定評があり、即日最短30分で自宅を訪問し、査定してくれるというスピード感が魅力です。
金額に納得すればその場で即現金化。品物はそのまま持ち出してくれるので、自分で持ち運んだり発送したりする手間を省くことができます。
汚れや傷が目立つもの、故障・不具合があるもの、ノーブランドの商品など、どんなものでも査定対象に。仏壇はもちろん、趣味のものから専用機材まで、取り扱いジャンルは業界トップクラスを誇っています。
1点から買取OKで、手数料は無料。ゴミ屋敷の不用品買取や遺品整理買取、法人・個人事業主向けのオフィス用品・厨房機器買取などにもフレキシブルに対応してくれるので、不用品を処分したいときの駆け込み寺的存在です。
出張買取のほか、宅配買取でも受け付けています。
おいくら


出典:おいくら公式サイト
東証プライム上場企業の弊社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、不要になった品物の一括買取査定を依頼できるサービスです。
おいくらの一括査定サービスの最大の魅力は、必要なデータをたった一度入力するだけで複数の業者にまとめて見積り依頼ができるところ。完全無料で簡単に自分の都合に合った業者を選定することができます。
サイトでは、総合リサイクルショップ、質屋、専門店など、規模の大小や業種に関わらず、全国の買取業者を多数掲載。いずれもおいくらの審査を通過した優良業者ばかりなので、買取依頼が初めての方にもおすすめです。
査定や買取にはすべて0円で利用できます。「査定額だけ知りたい」などでも大歓迎なので、お気軽にご利用ください。
仏壇の買取相場
仏壇の高額買取は可能なのでしょうか。
結論から言うと、基本的に仏壇を高値で売ることは難しいでしょう。仏壇の買取を行っている業者は複数あるものの、中古で仏壇を購入する人はほとんどいないため、一般的にだいたい数千円程度で、値段がつかないことも珍しくありません。
ただし、古くから伝わる歴史のある仏壇で、蒔絵(まきえ)などの装飾が施された美術的価値の高いものは高額で買い取ってもらえる可能性があります。
このような仏壇は、通常の仏壇としてではなくコレクションの一部として需要があり、特に海外ではインテリアとして部屋に飾っている方もいるようです。
この場合、通常の買取業者のほか、骨董品を扱う専門業者に相談してみるのもよいでしょう。
以下の記事では仏壇以外にも、骨董品の買取相場や買取業者も紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
★骨董品買取業者や種類別の買取相場を紹介している記事はこちら
仏壇の買取方法
仏壇を買取業者に引き取ってもらう場合、主に出張買取・宅配買取・持込買取のいずれかで依頼します。それぞれの特長をご紹介するので、自分の都合に合った方法を選んでみてください。
出張買取
仏壇を買い取ってもらう際、もっともおすすめなのが出張買取です。査定スタッフが直接自宅を訪問し、その場で査定してくれる方法です。目の前で仏壇を査定してくれるので、質問や金額交渉なども直接行うことが可能。
提示された金額に納得し、取引が成立すれば即現金化され、その場で取引完了となります。
品物も業者がそのまま持って行ってくれるので、自身で運び出したり、宅配で送ったりする手間も不要。仏壇以外にも売りたいものがたくさんあるという方は、まとめて査定を依頼してもよいでしょう。
宅配買取
宅配買取は、売りたい仏壇を自身で梱包・発送するだけで依頼できる方法。「自宅に買取業者が来るのは抵抗がある」「忙しくてなかなかスケジュールの都合がつけられない」など、出張買取では都合のつかない方におすすめです。
査定結果は、電話やメールなどで通知。内容に問題がなければ、口座に金額が振り込まれて取引完了となるのが一般的な流れです。
梱包材一式を無料で送ってくれる業者を選べば、処分にかかるコストの節約にもなります。ただし、大型の仏壇の場合は別途送料がかかってしまう場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
持込買取
持込買取は、直接店舗に品物を持って行って買い取ってもらう方法で、店頭買取とも呼ばれています。営業時間内であれば予約なしでそのまま査定してもらえる業者も多いので、自分の都合のいいときに気軽に依頼できる点がメリット。
出張買取と同様、目の前で査定してもらえるので、質問なども直接行うことができます。また、店頭にはさまざまな中古品が並んでいるので、買取と合わせて買い物も楽しみたいという方にもよいでしょう。
ただし、大きな仏壇の場合は店頭まで持っていくのも一苦労な上、万が一値段がつかず引き取りも不可になってしまうと、再度持ち帰る手間がかかってしまうというリスクがあるので注意しましょう。
仏壇を処分したいときの買取業者の選び方
仏壇を処分したいとき、どのような点を基準に買取業者を選定すればよいのでしょうか。業者選びの際にチェックしておきたい4つのポイントを紹介します。
仏壇の買取実績があるかどうか
仏壇は買取市場においては、あまり需要が高いとは言えない品物の一つ。そのため、多種多様な商品を取り扱っている総合買取業者でも、仏壇は買取対象に入っていないことがあります。
例えば、宅配買取で買取対象外の商品を送ってしまうと、返送料は自己負担になってしまうことがほとんど。そもそも仏壇の買取実績があるのか確認した上で依頼することで、余計な手間やコストをかけずに済みます。
希望の方法で買取を行っているか
買取方法には、一般的に出張・宅配・持込の3種類がありますが、どの方法で受けつけているかは業者によって異なります。
実店舗を持たず宅配買取に特化してる業者や、出張買取に力を入れている業者など、それぞれの特性があるため、自分の都合に合ったスタイルで取引できる業者を選ぶとよいでしょう。
手数料はどのくらいかかるか
買取業者によって、手数料が一切かからないところもあれば、一部は負担が必要なところもあります。
- 送料
- 梱包材費
- 返送料
- 振込手数料 など
仏壇は高値がつきにくいため、場合によっては買取金額より手数料が上回ってしまう可能性があります。なるべく処分にかかるコストを抑えたいのなら、手数料が一切かからない業者を選んだ方がよいでしょう。
取引完了までにどのくらいの日数がかかるのか
「急ぎで仏壇を買い取ってもらいたい」「すぐに現金化したい」という方は、依頼から取引完了までにどのくらいの日数がかかるかも確認しておくとよいでしょう。
出張買取や持込買取の場合は、業者とのスケジュールを調整したり店頭に商品を持って行ったりする手間がかかる一方、査定後はその場で即現金化してもらえるため、スピーディに取引を済ませられます。
宅配買取は、いつでも自分の都合のいいときに商品を発送できますが、業者の手元に届くまで一定期間かかり、さらに査定から支払いまで数日~数週間かかるので、期間に余裕をもって依頼することをおすすめします。
仏壇を処分するときの注意点
仏壇は、信仰の中心となるご本尊様やご先祖様の位牌などを祀り、供養を行うためのもの。そのため、仏具ならではの手順を踏んでから処分しないと、トラブルのもとになる可能性があります。
閉眼供養を行う
宗派によって異なりますが、基本的に仏壇を処分するときは閉眼供養を行う必要があります。
閉眼供養とは、仏壇やお墓に宿っている故人の魂を抜き取るための儀式のこと。お寺から僧侶を招いてお経をあげてもらい、先祖への感謝の意味もこめて最後の供養を行います。所要時間はだいたい10分~20分程度です。
この儀式の呼び方は宗派や地域によってさまざまで、魂抜き(たましいぬき / たまぬき / こんぬき)やお精魂(せいこん)抜き、お精抜き、抜魂(ばっこん)、撥遣供養(はっけんくよう)などとも呼ばれています。
引き出しなどの中身を確認する
仏壇には複数の収納場所があり、通帳や現金などの貴重品が入っている場合があります。普段開けることが少なく、知らないうちに誰かが大切なものをしまっていることも多々あるので、処分する際は必ずすみずみまで確認しておくようにしましょう。
宗教・宗派に即した処分をする
仏壇の処分方法は、宗教や宗派によってさまざまです。買取業者や自治体では判断できないケースもあるので、処分方法に迷ったときは菩提寺に相談してみるとよいでしょう。
ここでは例として、浄土真宗の仏壇の処分方法についてご紹介します。
浄土真宗の仏壇処分方法
浄土真宗では「人は死ぬとすぐに天へ召される」と考えられており、仏壇やお墓に魂が宿るという教えがないため閉眼供養は不要です。その代わりに遷座法要(せんざほうよう)と呼ばれる儀式を行います。
遷座法要とは、鎮座する場所を変更するというもの。浄土真宗の仏壇には故人の霊魂が宿る位牌がなく、仏壇やお墓に鎮座されるのは阿弥陀仏のご本尊様であるため、このような儀式を行うのです。
閉眼供養にしても遷座法要にしても、素人ではできないため、菩提寺の僧侶に依頼することになります。どちらもやり方が大きく変わるわけではありませんが、意味合いが異なるので覚えておくとよいでしょう。
相続に関する問題
仏壇や仏具、お墓などは祭祀財産に含まれます。
これは、通常の遺産のように相続人へ分配されるものではなく、「慣習に従って祖先の祭祀を主催する一人」に相続されるものです。
祭祀財産の相続には基本的に相続税は課せられませんが、拒否することはできません。祭祀財産を相続した人は「祭祀承継者」となり、法事やお盆、お彼岸の行事を取り仕切る義務のほか、墓地や仏壇を処分する権利も持つ形になります。
逆に言えば、祭祀継承者でない限り、個人の判断での処分は不可で、必ず祭祀継承者の承諾が必要になるのです。
また、骨董品として価値のある仏壇仏具や金の仏像などは、祭祀財産として認められない場合があります。これらが財産として判断されると、相続税が課されることになってしまいます。
このように、仏壇は相続にまつわるさまざまなルールがあるため、親族間でしっかり話し合ったうえで処分を行うことをおすすめします。
位牌の処分方法は?金額はどのくらいかかる?
位牌とは、故人の戒名や俗名、没年月日などが記された木札のこと。跡継ぎがいないなどの理由から、仏壇だけでなく位牌も処分したいという場合はどのような手順を踏めばよいのでしょうか?
お焚き上げをする
お焚き上げとは、古い位牌や仏具、お札などをお寺でまとめて供養し、焼却処分する方法のこと。菩提寺、もしくは同じ宗派のお寺に依頼します。
金額はお布施という形になり、~10万円程度が相場です。値段は提示しているところもありますが、不明な場合は直接聞いても失礼にはあたりません。
また、基本的に閉眼供養とお焚き上げがセットになっていることが多いですが、処分の費用を抑えたいという方は、閉眼供養のみを依頼する方法も。閉眼供養後の位牌はただの木札になるため、燃えるゴミなど自治体のルールに沿って廃棄することができます。
永代供養する
永代供養は、お寺や霊園に位牌を預け、管理や供養を代行してもらう方法です。費用は1名あたり~50万円ほど。
永代といっても永久的に預かるわけではなく、十七回忌や三十三回忌など一定の年数になると弔い上げとなり、お焚き上げが行われます。
仏具店に引き取ってもらう
位牌の引き取りを行っている仏具店に依頼する方法もあります。
~3万円ほどで引き取ってもらえますが、閉眼供養などの儀式までは対応していない店舗もあり、その場合は別途菩提寺などで供養を行ってから依頼する必要があります。
そもそも仏壇はなぜ必要?
仏壇とは、もともとは家の中に寺を設け、ご本尊を祀り信仰するためのものでした。しかし、現在においては信仰というより、ご先祖様や亡くなった方の魂を供養するためという意味合いが一般的になっています。
本来仏壇は、お寺のような存在であるため、供養はもちろんですが、気持ちが沈んでいるときに祈ったり、親族を亡くした悲しみを癒やしたり、自分の命を繋いでくれた先祖へ感謝したりする場所でもあるのです。
自宅に置いておくことで、心の寄りどころにもなってくれることでしょう。
仏壇の買い替え
ここでは仏壇の買い替えを検討している方に向けて、金額や種類、選び方についてご紹介。近年はライフスタイルの変化にともなって仏壇の種類も多様化しているので、自分のにあったものを選ぶことができます。
仏壇の種類と価格相場
- 唐木仏壇:~110万ほど
- 金仏壇:~150万ほど
- モダン仏壇:~50万円ほど
- 上置き仏壇:~30万円ほど
仏壇は現在主に上の5つの種類に分けられ、価格帯もものによってさまざまです。
唐木(からき)仏壇は、紫壇や黒檀などの高級木材で作られた仏壇のことで、近年はケヤキやクスなどが使われているものも見られます。上から本尊の段、位牌の段、五具足(花一対、灯一対、香1つ)の段、そしてお供え物の段の4段構成が基本です。
金仏壇は主に浄土真宗の門徒向けのもので、塗り仏壇とも呼ばれています。位牌段がなく、白木を素地に、金箔や漆塗りで装飾が施された絢爛豪華なデザインが特長です。
モダン仏壇は、現代のライフスタイルになじみやすいようにデザインされた仏壇のこと。伝統的な銘木ではなく、ウォールナットなど一般的な家具に用いられているような材木で作られています。
上置き仏壇は、下台のない仏壇の総称です。従来の大型の仏壇は、仏壇本体と下台でできていますが、こちらは台や棚の上において祀ることができるコンパクトなものになっています。そのため、従来の大きさの仏壇を置くスペースがない方や、老人ホームなどの施設に持ち込みたいという方にもおすすめです。
先に紹介した唐木仏壇、金仏壇、モダン仏壇でも上置きタイプは作られていますが、モダン仏壇がほとんど。比較的安価な上置き仏壇ですが、唐木仏壇、金仏壇仕様になっているものは相場よりも高くなる傾向があります。
仏壇の選び方
仏壇はサイズや価格も多様で、宗派によってそろえる仏具が異なる場合もあるため、置き場所や価格、宗派のルールは事前に確認しておくとスムーズに購入することができます。
ちなみに、置く向きについては明確な決まりがあるわけではありませんが、南向きに置く「南面北座説」や東向きに置く「西方浄土説」、宗派の本山がある方角に向けて置く「本山中心説」などの諸説があるので、参考にしてみてください。
仏壇を売るなら自分にとって最善の方法を選ぼう
ご先祖様や亡くなった方の想いが詰まった仏壇。やむを得ず処分することになった場合も、ルールに沿った手順でしっかり供養も行ったうえで進めることが大切です。
仏壇の処分はあまり行う機会がないため、今回の記事を参考にしながら自身やご家族にとって最善の方法を選んでみてください。