ゲーミングPCの電気代はなぜ高い?つけっぱなし時の電気代や抑える方法を紹介
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パソコンを使ってゲームをする人にとって欠かせないゲーミングPC。
自分の思い通りにプレイできる一方で、電気代が気になる人も多いはず。
この記事では、ゲーミングPCの電気代が高い理由や、ゲーミングPCをつけっぱなしにしたときの電気代などまとめています。
そこで、本記事ではゲーミングPCの電気代についての以下の情報をまとめました。
いますぐできる節約方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
ゲーミングPCとは?
ゲーミングPCは、その名の通りゲームのプレイを目的としたパソコンのことです。一般的なパソコンよりも性能が高くなっています。
最大の違いはグラフィックボードの有無です。一般的なパソコンでは、ゲームの美しい映像を処理できません。
一方で、ゲーミングPCはグラフィックボードを搭載することで、美しい映像となめらかな動きに対応できるのです。
ほかにも、高性能なCPUや大容量のメモリが搭載されていることが特徴。
また、排熱性能も高くなっており、各パーツの発熱に対応できるようになっています。
性能がよくなっている分、販売価格は高額になっています。新品で購入すると、安くても10万円、高いと30万円を超えることも。
ゲーミングPCの中でもスペックに差があり、エントリーモデルからハイクラスまで、さまざまな商品が発売されています。
ゲーミングPCの電気代はいくら?
ゲーミングPCの電気代は、商品のスペックによって変わってきます。
そこで、電気代の計算方法と主なスペックの電気代、一般のパソコンとの違いを解説します。
ゲーミングPCの電気代を計算する方法
ゲーミングPCに限らず、電気代は以下の計算方法で算出できます。
- 消費電力×使用時間×1kWhあたりの電力量単価
1kWhあたりの電力量単価は、契約している電力会社やプランによって変わりますが、目安は全国家庭電気製品公正取引協議会が新電力料金目安単価として定めている27円です。
ゲーミングPCの消費電力は、スペックによって異なります。
- エントリーモデル:300W前後
- ミドルクラス:500〜600W
- ハイクラス:800〜1000W
電気代を算出するときはWとkWhに変換する必要があるため、1000で割ります(300W=0.3kWh)。
つまり、300WのゲーミングPCの電気代は、0.3kWh×使用時間×27円で計算でき、1時間あたり8.1円の電気代がかかることがわかります。
各クラスの電気代の目安は以下の表にまとめました。
1時間 | 8時間 | 12時間 | 24時間 | |
エントリーモデル (300W) | 8.1円 | 64.8円 | 97.2円 | 194.4円 |
ミドルクラス (500W) | 13.5円 | 108円 | 162円 | 324円 |
ハイクラス (800W) | 21.6円 | 172.8円 | 259.2円 | 518.4円 |
ハイクラスのゲーミングPCの場合、1日中つけっぱなしにしていると500円以上の電気代がかかってしまう計算になります。これを1ヶ月続けると1万5,000円です。
電気代が最も安いエントリーモデルのゲーミングPCでも、1日8時間のプレイを毎日1ヶ月継続したら、64.8×30=1,944円かかることになります。
ゲーミングPCと一般的なPCの電気代を比較
一般的なPCの商品電力は50W〜150Wと言われています。
中間の100Wで計算すると、1時間あたりの電気代は2.7円。エントリーモデルのゲーミングPCと比較して、電気代は1/3です。
言い方を変えると、ゲーミングPCはエントリーモデルでも一般的なPCに比べて3倍の電気代がかかります。
ゲーミングPCの電気代が高い理由
一般的なPCに比べて、ゲーミングPCの電気代が高い理由は消費電力の違いです。
一般的なPCは消費電力が50〜150Wですが、ゲーミングPCは300Wを超えることも珍しくありません。
では、なぜゲーミングPCの方が消費電力が高いのでしょうか?
一般的なPCでおこなう検索や動画の視聴、資料の作成に比べ、ゲームの方が素早い反応が重要になってくるからです。
マウスのクリックやキーボードのタイピングが反映されるまでに、ごくわずかなタイムロスが発生しています。
ゲームの場合は一瞬の反応が勝負を左右するため、ゲーミングPCは性能を高め反応速度を速めているのです。
具体的には、PCの頭脳であるCPUの性能が、消費電力に大きく影響しています。
また、画面を鮮やかに写すための部品であるグラフィックボードも、多くの電力を消費する要因です。
簡単にできるゲーミングPCの電気代を抑える方法
一般的なPCに比べて電気代が高いゲーミングPC。
できれば電気代を節約したいと考えている人が多いと思います。
そこで、ゲーミングPCの電気代を節約する簡単な方法を5つ紹介します。
使わないときはシャットダウンやスリープを使う
ゲームをプレイしていないときは、シャットダウンやスリープ状態にしておくのがおすすめです。
「パソコンは立ち上げるときに電力を消費するから、つけっぱなしの方がいい」という情報を聞いたことはありませんか?
確かに、立ち上げ時は通常時よりも多くの電力を消費しますが、起動中に比べてせいぜい10%ほどしか変わりません。
寝ている間につけっぱなしにしているよりも、寝るときに電源を落とし起きたときに起動する方が、電気代は安くなることがほとんどです。
ここで疑問にあがるのが、シャットダウンとスリープのどちらを使うかということ。
次に立ち上げるまでの時間が90分以内であればスリープ、90分以上空くならシャットダウンにするのが節約につながります。
つけっぱなしにしておくことが最も電気代を高くしてしまう行為なので、プレイしないときはスリープやシャットダウンをしておきましょう。
画面の明度や音量を下げる
画面の明るさや音量の大きさも消費電力に影響します。
電気代のことを考えるなら、画面は暗く、音量は小さくするのがおすすめです。
ただし、画面を暗くしてゲームのプレイに影響が出てしまっては本末転倒。
画面を暗くする場合は、部屋の電気も暗くすると見やすくなります。
音量については、スピーカーにつないでいるよりも、イヤホンやヘッドホンを使った方が音が小さくても聞こえやすいため、節約につながりやすいです。
音が必要ないときはミュートにしておきましょう。
PCの発熱を防ぐ
PCが熱くなると冷却ファンが起動します。
冷却ファンの回転でも電力を消費するため、回転数が上がれば上がるほど電気代は高くなってしまうのです。
PCが熱くなりすぎないよう、設置場所を変えたり排熱口を掃除したりしましょう。
おすすめの設置場所は以下の通りです。
- 風通しが良い
- 直射日光が当たらない
- 壁や家具とのスペースが空いている
特に、排熱口を壁や家具などで塞いでしまっているケースは少なくありません。
スペースを確保し熱がしっかりと放出されるようにしておきましょう。
電源ユニットを見直す
電源ユニットの見直しも、電気代の節約に効果的です。
電源ユニットとは、電力を供給するためのパソコンのパーツのひとつ。電源ボックスとも呼ばれています。
コンセントから供給される電流は交流なのですが、パソコンに適しているのは直流です。
電源ユニットは、電流を交流から直流に変換しており、このときに一定のロスが発生してしまいます。
どれだけの電流を変換できているかを変換効率で表すのですが、この変換効率が80%以上だとロスが少ないと言われています。
つまり、変換効率が80%以上の電源ユニットを変えれば、電気代を節約できるのです。
変換効率が80%以上の電源ユニットは、80PLUS認証を受けているため、見直す際は認証を受けている商品を選びましょう。
変換効率を向上させるとPCの発熱防止にも効果があると言われているため、冷却ファンの回転数を下げることによる電気代の節約効果も期待できます。
電力会社やプランを見直す
電力会社を変えるのもひとつの手段です。
電力会社の変更は面倒だと思っていませんか?
電力会社の変更は、スマホの通信会社を変更するよりも簡単です。
必要な作業は新しく契約する電力会社のインターネットで申し込むだけ。
今使っている電力会社の解約手続きは、新たに契約する電力会社が無料で代行してくれます。
基本的に工事なども必要ないため、空いた時間でサクッと電力会社の変更ができるのです。
近年はライフスタイルに合わせたさまざまなプランを各電力会社が提供しており、電気代が安くなることが多くなっています。
例えば、夜中にゲームをする機会が多い人は、夜間の電気代が安いプランに変えることで電気代の節約が可能です。
こちらの記事では、おすすめの新電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。
ゲーミングPCの電気代を節約するなら電力会社の見直しを
ゲーミングPCの電気代についてまとめました。
一般的なPCよりも電気代が高くなってしまうゲーミングPC。
電気代を安くしたい人は、こまめなスリープ・シャットダウンや電源ユニットの見直しなどを検討してみましょう。
また、電力会社を見直し、ゲームをプレイする時間帯の電気代が安いプランに変更するのもおすすめです。
おすすめの電力会社や各社のキャンペーンをまとめた記事もありますので、電気代を節約したい人は参考にしてみてください。
こちらの記事では、電気を安く使う方法をまとめているので、チェックしてみてください。