原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ条件は?廃車証明書も要る?手続き徹底解説!

自賠責保険の対象は基本的にひとつです。
そのため、バイクを新たに購入した場合は自賠責保険を新たに契約しなければいけませんが、バイクを新しく買い替える場合、引き継ぎはできるのでしょうか。
そこで今回は、「現在のバイクから原付バイクに自賠責保険を引き継げるのか」について具体的に解説していきます。
重要な書類を紛失してしまった場合の対処方法についても解説しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

全国の優良バイク販売店200社以上の中から、
あなたの愛車を一番高く買取ってくれる業者を簡単に見つけるならアップスがおすすめ!
申し込みから24時間以内に買取金額が届き、
1時間以内に売却完了できる場合もあるので急いで売却したい方にもぴったり。
もちろんサービス利用料は無料なので、あなたの愛車がいくらで売れるかチェックしてみてくださいね。
自賠責保険の引継ぎは可能なのか
ここでは、自賠責保険の引継ぎは可能なのかを具体的に説明していきます。
車両入替を行えば引継ぎできる
自賠責保険の引継ぎに関してですが、車両入替を行えば古いバイクから新しいバイクへ自賠責保険を引き継げます。
車両入替とは、すでに自賠責保険を契約している方が新しいバイクを購入した際に、保険の対象となる車両を変更する手続きのことです。
そのため、自賠責保険を引き継ぎたい場合は、契約している保険会社の窓口に来店し、引き継ぎ手続きを行いましょう。
異なる車両間での車両入替はできない
車両入替に関してなのですが、異なる車両間では車両入替ができないので注意しましょう。
つまり、原付きバイクから車へ、車から原付きバイクへは自賠責保険を引き継ぐことができません。
もしも、引き継ぎ先の車両が現在と異なる場合は、新たに自賠責保険を契約する必要があります。
新たに契約する場合は6等級からのスタートとなるので、そこも把握しておきましょう。
また、二輪自動車から原付きバイク、原付きバイクから二輪自動車への車両入替も行うことはできません。
車両入替を行うタイミング
ここでは、車両入替を行うタイミングを具体的に説明していきます。
納車までに行う
車両入替は、なるべく新しい原付バイクが納車される前日までに行いましょう。
もちろん、自賠責保険の契約日を納車日に設定することで、無駄なく引き継ぐことができます。
納車後に車両入替を行っても良いのですが、引き継ぎが完了するまで自賠責保険未加入となってしまいます。
その場合、公道を走ることができないため、公道を走れない期間ができるのは困る場合は、必ず新しい原付バイクの納車前日までに車両入替をしておきましょう。
保険が変更されるまでは入替前の原付バイクに乗っても問題ない
基本的に、車両入替手続きが完了したとしても、自賠責保険の対象が変更されるまでは以前の原付きバイクに乗っても問題はありません。
自賠責保険の対象の変更は新しい原付バイクに乗った瞬間です。
つまり、対象変更日当日に以前の原付きバイクで事故を起こしたとしても、まだ新しいバイクに乗っていなければ補償の対象となります。
しかし、すでに新しいバイクに乗ってしまった場合は、保証の対象にはならないので注意しましょう。
車両入替を行う場合に必要なもの
車両入替を行う場合に必要なものは以下の通りです。
- 新しい原付バイクの車検証(標識交付証明書)
- 銀行口座情報(保険料の差額の清算が必要な場合のみ)
- オドメーター(保険会社によっては不要)
仮に車両入替手続きを行うまでに車検証を用意できない場合は、代わりに以下の情報を用意しておきましょう。
- 車名
- ナンバープレートの番号
- 車台番号
- 所有者と使用車の氏名
自賠責保険を契約している会社によって必要なものや情報は異なります。
心配であれば、一度契約している保険会社に問い合わせておきましょう。
新しいバイクに自賠責保険を引き継ぐ場合の条件
自賠責保険は引き継げるのですが、引き継ぐためには「3つの条件」を満たさなければいけません。
ここでは、その条件について具体的に説明していきます。
条件1.廃車手続きが行われている
新しい原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ場合の条件1つ目は、「廃車手続きが行われている」ことです。
廃車手続き終了後が条件になっているため、廃車手続き最中に自賠責保険の引継ぎ手続きを行うことはできません。
原付バイクの廃車手続き方法
原付きバイクは、ナンバープレートを管轄している市町村で廃車手続きを行います。
基本的には窓口の方の指示に従っていけば、それで廃車手続きが完了するので、非常に簡単です。
廃車手続きは無料で行えますが、原付バイクを解体する場合は解体料金が発生するので注意しましょう。
▼こちらの記事では、バイク・原付の廃車手続きの方法や必要書類・費用などを徹底解説しているので、あわせて読んでみてください。
廃車手続きが面倒な場合は買取業者に代行してもらおう
原付きバイクの廃車手続きは非常に簡単なのですが、面倒くさいと感じている方もいるかと思います。
その場合は、原付バイクをバイク買取業者に買取してもらいましょう。
買取してもらうことで、バイク買取業者が原付バイクの廃車手続きを代行してくれます。
代行料金を取られるのではないかと不安を感じている方もいるかと思いますが、基本的には無料で廃車手続きを代行してくれるので心配する必要はありません。
条件2.同じ区分内の車種である
新しい原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ場合の条件2つ目は、「同じ区分内の車種である」ことです。
一概にバイクと言っても「原付バイク」や「大型バイク」など、様々な種類のバイクがあります。
基本的には、この種類を飛び越えて自賠責保険を引き継ぐことはできません。
例えば、大型二輪から原付きバイクへ、原付きバイクから普通二輪バイクへ引き継ぐことはできません。
条件3.保険表内の移動が同一である
新しい原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ場合の条件3つ目は、「保険表内の移動が同一である」ことです。
例えば、同じバイクだったとしても本島から沖縄や離島に引っ越した場合は、保険料が異なるので引き継ぐことができません。
新しい原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ場合に必要な書類
新しい原付バイクに自賠責保険を引き継ぐ場合、以下の書類が必要になります。
- 自賠責保険証明書
- ハンコ
- 廃車証明書類
- 新しい原付バイクの車台番号
- 保険商標のステッカー
重要な書類なので紛失しないよう、クリアファイルにまとめて保管しておくことをおすすめします。
自賠責保険証とは
ここでは、自賠責保険証について説明していきます。
自賠責保険証とは保険加入時に発行されるもの
自賠責保険証とは、保険加入時に発行される証明書です。
正式名称は「自動車損害賠償責任保険証明書」というのですが、自賠責保険証券と呼ばれる場合もあります。
「あなたはこのような内容で自賠責保険に加入しました」という情報が記載されているため、大切に保管しておきましょう。
自賠責保険証を紛失した場合、法令違反になるのか
自賠責保険証を紛失したとしても法令違反にはなりません。
しかし、自賠責保険証は車両を運転する場合、必ず携帯する必要があります。
そのため、自賠責保険証を不携帯で運転してしまうと法令違反となり、取り締まりの対象になります。
原付バイクの場合は、自賠責保険シール(保険標章)が配布されているはずなので、必ずそのシールをナンバープレート(指定された場所)に貼りましょう。
自賠責保険証を紛失した場合の対処方法
自賠責保険を引き継ぐ場合、自賠責保険証が必要になるのですが、紛失してしまった場合は引継ぎできないのでしょうか。
実は、紛失してしまってもしっかりと対処すれば問題ありません。
ここでは、自賠責保険証を紛失してしまった場合の対処方法を具体的に説明していきます。
紛失した場合は再発行手続きを行う
自賠責保険証は再発行できます。
そのため、自賠責保険証を紛失してしまった場合は、加入している保険会社で再発行手続きを行いましょう。
契約した保険会社が不明な場合の対処方法
自賠責保険を紛失した場合、契約している保険会社で再発行手続きを行えば良いのですが、ディーラーやバイク販売店に自賠責保険の加入を依頼したため、契約している保険会社が分からないという場合もあります。
その場合は、自賠責保険を契約したディーラーやバイク販売店に問い合わせてみましょう。
そうすることで、契約した保険会社が分かるはずです。
再発行するために必要な書類
自賠責保険証を再発行するためには、以下の書類が必要になります。
- シャチハタ以外の印鑑
- 本人証明書(運転免許所やパスポートなど)
- 再発行申請書(保険会社で受け取れる)
再発行するための費用と期間について
自賠責保険証を再発行する場合の費用は無料で、期間は2週間程度です。
自賠責保険証の再発行費用は基本的に無料なのですが、保険会社によっては有料になる場合もあるので事前に確認しておくことをおすすめします。
▼こちらの記事では、バイクを売却する際の自賠責保険の解約や返戻金などについてまとめているので、あわせて読んでみてください。
廃車証明書とは
ここでは、廃車証明書について説明していきます。
廃車証明書はバイクの廃車を証明する書類
廃車証明書とは、その名の通り、車両を廃車したことを証明する書類です。
廃車証明書は、廃車手続きを行うと発行されます。
廃車証明書を紛失した場合の対処方法
廃車証明書を紛失した場合、原付バイクの廃車手続きを行った市町村で再発行手続きを行いましょう。
その際、紛失した理由や車台番号の拓本などを求められる場合があるので、再発行するためには何を用意すれば良いのか、予め再発行手続きを行う市町村に問い合わせておきましょう。
本人や同居の家族以外が再発行する場合は委任状や譲渡証明書が必要
廃車証明書の再発行手続きは、本人以外の方でもできるのですが、委任状や譲渡証明書が必要になるので注意しましょう。
なお、廃車証明書の再発行手続きを誰が行ったとしても、事務手数料や発行手数料などはかかりません。
まとめ
今回は、現在のバイクから原付バイクに自賠責保険を引き継げるのかについて解説してきました。
基本的に車両入替を行えば、引き継げます。
しかし、大型二輪バイクから原付きバイクへ、車から原付きバイクへなどと、異なる車両間での自賠責保険引継ぎはできないので注意しましょう。
そして、自賠責保険の引継ぎを行うために「自賠責保険証」と「廃車証明書」が必要なのですが、紛失してしまったとしても問題ありません。
再発行できるので、紛失してしまった場合、自賠責保険証は保険会社で、廃車証明書は廃車手続きを行った市町村で再発行手続きを行いましょう。
▼こちらの記事では、バイクを乗り換えるのに最適な時期や必要な手続きなどをまとめているので、あわせて読んでみてください。
おいくらは全国のリサイクルショップが加盟する一括査定サービスです。
家電や家具などあらゆる不用品の情報を送るだけで、複数の買取業者から買取価格の見積りをまとめてもらうことができ、お得な価格で売却できるショップが簡単に見つかります。
処分しようと考えていた物に思わぬ価値があるかもしれません。