置物買取におすすめの業者5選|置物の種類や別買取相場について

ひと昔前の家庭には、床の間や仏壇に必ずといっていいほど置物が飾られていました。運気の上がるものや厄除け効果が期待できるものなどありますが、最近では飾らない家庭も増えてきています。
「昔飾っていた置物を手放したい」
「出てきた置物の処分方法に困っている」
「置物の詳細がわからず捨てるに捨てられない」
といった理由から、なかなか置物を処分できずに困っている人もいるのではないでしょうか。そこで、置物を売るのにおすすめの業者や置物ごとの買取相場、売却時に多く寄せられる質問について紹介します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
置物買取におすすめの業者5選
思い入れのある置物は、できるだけ高く買取してほしいもの。特に骨董品や美術的価値のある置物は査定が難しいため、買取業者選びが重要です。ここでは、置物買取におすすめの業者を5社紹介していきます。
おいくら

出典:おいくら
弊社マーケットエンタープライズが運営するおいくらは、上場企業が運営する安心の一括査定サービス。全国にある1000社以上の加盟店から、目的に合った買取業者を見つけることができます。
カテゴリーは、置物にピッタリな骨董品・美術品に絞ることが可能です。さらに買取業者ごとで特徴や買取実績、口コミまで詳細に確認できるため、信頼をおける買取業者のみに見積もり依頼がおこなえます。
査定士次第で買取金額が変わる骨董品・美術品は、複数社の比較が必須です。ぜひ弊社おいくら一括査定を体験し、大切な置物を高く売却してみてください。サービス利用料はすべて無料です。
高く売れるドットコム

弊社マーケットエンタープライズが運営する高く売れるドットコムでは、置物を含む骨董品・美術品を幅広く取り扱っています。専門知識が必要な代物でも、お客様専属の査定士が対応するためご安心ください。
売りたい置物に関する疑問点はもちろんのこと、買取方法なども適した提案が可能です。弊社の高く売れるドットコムでは、店頭・宅配・出張の3種類から買取方法が選べるうえ、すべてのサービスが全国に対応しています。壊れやすい置物は出張買取がおすすめです。
出張買取は全国の各拠点から査定士が伺うことで、スピーディーな買取を実現。当日に買取金額を受け取れるため、早めに置物を売りたい方にもおすすめできます。まずは無料の事前査定から気軽に申し込んでみてください。お申込みはお電話0120-503-864またはWEBからご利用いただけます。
バイセル
出典:バイセル
着物買取でおなじみのバイセルでは、骨董品や美術品の買取品目も充実しています。骨董品に対して熟練の査定士が在籍しているとの記載から、価値のわからない置物でも適正価格での買取が期待できるでしょう。
実際に、置き場に困ったという経緯の絵画数点を400,000円程度で買取しているほか、長年自宅に眠っていた壺は550,000円の高値をつけているなど、確かな鑑定力を持っている印象です。ほかにも買取実績を多数公開しているため、一度確認してみてはいかがでしょうか。
買取方法は、店頭・宅配・出張の3種類を実施。お住まいの地域に店舗がない場合でも、全国対応の出張買取や宅配買取が利用できます。出張費や宅配キットなどはすべて無料です。
福ちゃん
出典:福ちゃん
福ちゃんでは陶磁器や茶道具をはじめ、象牙・絵画・掛軸などの骨董品・美術品を幅広く買取可能です。目利きに絶対の自信があると豪語する腕前で、有名作家の置物などは状態がよくなくても価値を見出します。
買取実績では真作で美品の「十三代 酒井田柿右衛門 濁手草花文花瓶」を550,000円で買取していたり、保管状態のよい象牙の香炉を200,000円で買取していたりすることも。部屋から出てきた置物は、福ちゃんで査定してもらうのもよいでしょう。
買取方法は、店頭・宅配・出張の3種類を展開しています。出張買取では対象地域限定で即日買取も受付しているため、今すぐ置物を処分したいという方にもおすすめです。
日晃堂

出典:日晃堂
美術品・骨董品を得意としている日晃堂は、創業60年の信頼と実績を兼ね備える買取専門店。真贋の見極めができる日光堂なら、贋作を危惧せず適切価格での買取金額が提示可能です。処分に困った置物は、日光堂に一度見せてみるとよいでしょう。
買取実績にはさまざまなジャンルの置物が掲載されており、個々の時代背景や高値がついた理由についても詳しく説明されています。公式サイトを見ると、全体的にていねいな印象を受けるため、査定依頼をしてみる価値はありそうです。
買取方法は店頭・宅配・出張の3種類ですが、今なら出張買取で買取金額が30%アップするキャンペーンを開催中。この機会に置物をまとめ売りしてみてはいかがでしょうか。
▼骨董品の買取業者をもっと知りたい方に骨董品の買取業者を紹介した記事で9業者の比較をしています
置物の買取相場
置物という言葉は総称であり、飾り物の種類はさまざまです。買取相場はものによって異なるため、所有している置物にどれくらいの価値があるのかを確認しておきましょう。ここでは10種類の置物について買取相場を紹介します。
花瓶や壺の買取相場
花瓶は花入りとも呼ばれ、文字通り生け花を飾る置物。壺は開運を呼ぶ置物といわれています。素材はおもに陶磁器とガラス製のものがあり、ブランドや作家によって買取相場はさまざまです。
有名ブランドでは、オールドノリタケ・マイセン・ラリックなど。また、有名作家では、酒井田柿右衛門・金重陶陽・今泉今右衛門などが挙げられ、数万円~数十万円で買取されることが多いです。特に人間国宝に認定された作家の作品は、100万円を超える高値が付くことも少なくありません。大きいものほど価格がつきやすいです。
なお、有名産地でつくられたものであっても、ノーブランドの花瓶や壺は数十円にしかならなかったり、買取店によっては断られたりする可能性もあるでしょう。
ガラス細工や工芸品の買取相場
ガラスを用いた工芸品は色鮮やかなものが多く、花瓶・食器・ランプなど置物としても人気が高いです。日本製品では、江戸切子・薩摩切子・琉球ガラスなど。海外製品では、ボヘミアングラス・ベネチアングラスなどが知られています。
ガラス工芸品は、ブランドよりも作家物に値がつきやすいです。有名ブランドのバカラやラリックは数万円~数十万円程度で取引されることが多いですが、世界的に有名な作家であるエミールガレやドーム兄弟の作品は、100万円以上が買取相場のものもあります。
人形の買取相場
置物における人形というのは、日本人形や陶器人形のことを指します。日本人形は種類が非常に多く、市松人形・雛人形・木目込み人形・こけし人形などさまざま。
有名作家の日本人形であれば、1万円~10万円程度が買取相場です。人間国宝が手がけたものは、10万円~100万円を超える高値がつくことも十分に期待できます。
また、海外に視野を向ければ、リヤドロやマイセンの陶器人形・ビスクドールなどの西洋人形が人気です。有名な工房でつくられた人形は、数万円~100万円を超える買取相場もあります。
人形は基本的に、有名作家の作品でないと値段が付きにくい傾向です。それ以外の人形は、多くの買取店で取り扱っていない可能性が高いでしょう。
象牙の買取相場
象牙とは、象から生える門歯を採取したもので、なめらかな肌触りと経年劣化で味を増すヒビや変色が魅力。英語ではアイボリーとも呼ばれます。
一本ものは「重量×1kgの単価」で買取価格を決めている店舗が多く、1kg未満で数千円~、30kgを超えると50万円以上が目安の相場です。同じ象牙でも彫刻や細工物などの置物は、数万円~数十万円程度で買取されています。
残念ながら象牙には偽物も存在し、象牙風につくられた人工的な練物は値段がつきません。そのため真贋を見分けられる買取業者に見てもらうことをおすすめします。なお、象牙の買取には「象牙登録票」が必須なため注意が必要です。
ブロンズ像や彫刻の買取相場
ブロンズ像は銅に錫などを混ぜた合金で作られる置物で、銅像と同等の意味を持ちます。おもに神仏・人・動物などを模した作品があり、美術品として人気が高いです。
日本を代表する北村西望・舟越保武・富永直樹・佐藤忠良などをはじめ、海外のサルバドールダリ・エミリオグレコなどの有名作家物は、数十万円~百万円程度が買取相場。そのほか木彫や石彫の置物も、有名作家の作品であれば数万円~数百万円程度で買取されています。
ブロンズ像や彫刻の置物についても、残念ながら無名な作品の場合はほとんど値がつくことはないでしょう。
甲冑の買取相場
近年では戦国武将をモチーフにした映像作品が多いことから、置物として甲冑が注目されています。甲冑の種類は、足軽兵・武将・大名などさまざまです。
足軽甲冑は簡素なつくりのものが多く、数万円~十万円程度が買取相場。一方、武将や大名の甲冑は精巧なつくりがされており、数十万円~百万円程度で買取されています。特に有名な武将・大名の甲冑はコレクターから人気が高く、百万円以上の高値がつくことも少なくありません。
甲冑については傷やカビなどの状態だけでなく、具足一式がきちんと揃っているかも買取において重要です。査定前に必ず状態を確認しておきましょう。
仏像の買取相場
仏壇に置く仏像は「売りに出してもいいものか」と、不安に思う方もなかにはいるでしょう。仏像を手放すことに問題はなく、罰が当たる心配もありません。ものによっては高値がつくため、不用な場合は売りに出す人が多くいます。
仏像は大きく分けて、如来・菩薩・明王・天の4種類。金属・石・木など素材や製法も多く、有名作家のものであれば数万円~数十万円程度が買取相場です。また、純金製の仏像は金相場が重視されるため、数百万円の高価買取も期待できます。
模型の買取相場
置物のなかでも模型はジャンルが幅広く、プラモデル・フィギュア・ミニカー・鉄道模型などさまざまです。どれも流通量が少なく希少価値が高いほど高値がつき、ものによっては数万円~数十万円程度で買取されています。希少性のない模型はほとんど値段がつかないでしょう。
つくり込む楽しさがあるため、組立済みのものやパーツに欠品のあるものは減額査定につながる可能性があります。売りに出す前は箱や説明書などの付属品を確認しておくことが大切です。
茶道具の買取相場
茶道具は実用的でありながら、美術品としても価値があります。とはいえ茶道具の種類は非常に多く、茶釜・茶碗・茶杓・棗など実にさまざまです。
買取相場は種類によってピンからキリまでですが、有名作家の茶道具であれば数万円~数十万円程度で買取されています。意外にも茶杓は価値が高く、共筒や共箱があるものは50万円以上の高値がつくことも。歴史的価値があるものでは思わぬ価格がつくものも多く、美術オークションでは1,000万円を超えるようなケースも見受けられます。
最近では中国人がいい茶器でお茶を楽しむ需要が増えていることから、さらに高価買取が期待できるでしょう。茶道具を一式持っている方は、単品よりもまとめて査定に出すことをおすすめします。
▼こちらの記事では茶道具の買取についてさらに詳しく解説しているので、ご参照ください。
中国美術の買取相場
中国美術とは、中国で各時代に制作された美術品のこと。中国美術史は紀元前の青銅器からはじまり、陶磁器・絵画・書画などが代表的です。
買取相場はほとんど値がつかないものから、数万円~数百万円の高値がつくものまで、種類や作家によって大きな差があります。特に中国で持ち出しが禁止された1911年以前の作品であれば、高価買取が期待できます。
「貰い物だったけれど、非常に価値があった」というケースも多いジャンルです。価値がわからないけれど中国美術のものを持っているという方は、とりあえず専門の査定士に見せてみることをおすすめします。
置物買取によくある質問
置物に詳しくない場合、本当に売れるものなのか疑問に思う方もいるでしょう。ここでは置物買取の際に多く寄せられる質問を集めているため、売却時の参考にしてみてください。
入手経路がわからず価値があるかわかりません
たとえ持っている置物の入手経路がわからなくても、専門知識のある査定士なら最大限に価値を見出してくれます。ただ、入手経路のほかになにか知っている情報があれば、査定時に伝えることでより正しい価値での買取が期待できるでしょう。
作家が不明で詳細が分かりません
置物の作家について不明な場合、まずは骨董品や美術品に詳しい買取店へ見せてみましょう。置物を熟知した査定士が在籍していれば、作品の年代や特徴から判断可能なことがあります。調べてみたら有名作家の作品だったなんてことも珍しくないため、どんな置物も査定依頼がおすすめです。
本物か偽物かはっきりしていない骨董品があります
骨董品は価値のつくものが多く、いわゆる偽物とされるコピー品も出回っているのが現状です。近年では製作技術が向上し、素人目には判断できないほど精巧につくられているものが増えています。本物か偽物かはっきりしない骨董品は、真贋の見極めがしっかりできる買取店に見てもらいましょう。
置物買取は数百万円以上のものもあるため注意
昔はそこまで高価ではなかった置物も、作家が評価されて現在では十倍以上の価値がつくことも少なくありません。また、もらい物の置物が実は高価だったり、祖父母や両親のもので価値を知らなかったりといったケースが非常に多いです。
そのまま捨てて大損をしてしまわないよう、まずは買取店で査定してもらうことをおすすめします。置物などの骨董品は査定士の手腕で買取金額が決まるため、必ず骨董品や美術品に詳しい業者を選びましょう。骨董品全般については、
▼置物以外にも買取を検討しているものがある方へ骨董品全般につい解説していますので、ご一読ください。
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処分しようと考えていた物に思わぬ価値があるかもしれません。