本の自炊とは?やり方やメリット・デメリットなどを分かりやすく紹介
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本を整理する方法を調べているとよく出てくる“本の自炊”。本を大量に購入する方々の中では、当たり前に行われている作業だそうです。
しかし、“本の自炊とは何なのだろうか”という人も多いかと思います。そこで今回は、自炊の概要や自炊のやり方などを紹介します。自炊するメリットやデメリットも説明するので、自炊が気になっている人は参考にしてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
本の自炊について
本の自炊について説明します。
本の自炊とは
本の自炊とは、紙の本を電子化することです。紙の本を一度裁断し、スキャナーでPDFやJPGなどの電子データに変えます。
そのため本の自炊は、“紙の本を電子化して保管したい”と考えている人におすすめです。
自炊に必要なもの
本の自炊に必要なものは主に3つあります。
裁断機
本の自炊には、“裁断機”が必要です。なぜなら、自炊するためには、裁断機を使って紙の本を一度バラバラにしなければいけないからです。おすすめの裁断機を紹介します。
・A4対応で40枚裁断できるカール事務機の裁断機
1万円台で購入できるので、裁断機にしては比較的お手頃価格です。B5~A3まで対応しているため、これひとつでほぼ全ての本を裁断できます。
しかし、一度に40枚までしか裁断できません。そのため、カール事務機の裁断機は、多少の手間よりも価格の安さを重視したい人におすすめです。
・DURODEXの自炊裁断機200DX
価格は、3万9,600円です。高いと感じた人もいるかと思いますが、一度に200枚まで裁断できるので、裁断の手間を省けます。
DURODEXの自炊裁断機を使えば、大抵の本は1~2回ですべて裁断できます。そのため、DURODEXの自炊裁断機は、素早く自炊したい人におすすめです。
参考:デューロデックス スタックカッター 200DX│楽天市場
スキャナー
本の自炊には、“スキャナー”が必要です。スキャナーは、裁断した紙の本をデータ化する際に使います。おすすめのスキャナーは以下の通りです。
・富士通 ScanSnap iX1500
富士通のScanSnap iX1500の特徴は、自動でファイルの作成までしてくれることです。ScanSnap iX1500を使えば、スキャンした後にひとつひとつファイルを作成するという手間を省けます。
そのため、自炊の手間を省きたいのであれば、富士通のScanSnap iX1500がおすすめです。また、液晶画面で直感的な操作ができるので、使いやすさを求める人にも おすすめです。
電子データを取り込む端末
本の自炊には、“電子データを取り込む端末”が必要です。スマホやパソコン、タブレットやiPadなど、電子データを取り込めるものであれば何でも構いません。
ただ、自炊したデータはひとつひとつが大きい傾向にあります。そのため、予算が許す限り、容量が大きいモデルを購入しましょう。
自炊にかかる時間や手間
自炊にかかる時間や手間の目安は、大体以下の通りです
【漫画1冊あたりの時間と手間】
- 解体と裁断:30秒
- スキャン:3分30秒
上記は、1,000冊以上の本を自炊した人のデータです。そのため、自炊が初めての人は、さらに時間がかかることが予想されます。
また、使う裁断機やスキャナーなどによってもかかる時間や手間は変わります。少しでも効率化したいのであれば、性能のよい裁断機やスキャナーを使いましょう。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A「裁断・スキャンはどうやって?」「メリットは?」に答えます
本を自炊する方法
本を自炊する方法を紹介します。
本を裁断する
まずは本を裁断します。裁断する方法は、以下の通りです。
- 本の表紙と中身を切り離す
- 中身の一番外側を切り離す
- 残りのページも切り離す(20~40枚のかたまりを作って切り離すと効率的)
- 裁断機に切り離したページをセットする
- セットしたら裁断機を使って綺麗に裁断する(なるべく丁寧に裁断する)
- 背表紙も裁断する
本の裁断はこれで終了です。
裁断した紙をスキャンする
本を裁断したら、次はそれをスキャンします。スキャンするソフトは、何でも構いません。今回は、「Scansnap」を使います。それでは、スキャンする方法を説明します。
- Scansnapを起動させて、「保存先」をクリックする
- ファイルの保存先を設定する
- 「保存先」の右隣にある「読み取りモード」をクリックする
- 「画質の選択」は「スーパーファイン」、「カラーモードの選択」は好みの設定にする
- 「読み取り面の選択」は「両面読み取り」に設定する
- 「白紙ページを自動的に削除します」と「継続読み取りを有効にします」にチェックを入れる
- 「読み取りモード」の右隣にある「ファイル形式」をクリックする
- 「ファイル形式の選択」では任意のファイル形式を選択する
- 「検索可能なPDFにします」にチェックを入れる
- 「対象言語」は「日本語」に設定する
- 「対象ページ」は「全ページ」にチェックを入れる
- 裁断した紙の順番をそろえる
- 裁断した本を裏返しにして、頭から本をスキャナーにセットする(すべて反対向きになるように)
- スキャナーの開始ボタンを押す
これでスキャン完了です。正常にスキャンされているか、電子データを確認しましょう。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A「裁断・スキャンはどうやって?」「メリットは?」に答えます
電子データを端末に取り込む
正常にスキャンされていたら、本を読む端末に電子データを取り込みましょう。そのため、まずは端末に本のデータを取り込むアプリをインストールしてください。
何でも構いませんが、iPadで読むのであれば「i文庫HD」がおすすめです。i文庫HDの特徴は、8つあります。
- 動きがスムーズ
- マーカーが引ける
- 文字検索ができる
- 一覧画面で見れる
- クラウドと連携できる
- ページのめくり方をカスタマイズできる
- 見開きでページがズレていても調整してくれる
- デザインが優れている
電子化したデータをアプリに取り込んだら、これで本の自炊終了です。
参考:i文庫HDアプリ│App Store 参考:i文庫HD:「iPadで読書を始めるならこれ」│APP BANK
本を自炊するメリット
本を自炊するメリットを紹介します。
保管場所が必要ない
本を自炊するメリットは、“保管場所が必要ない”ことです。自炊すれば本をデータで保管できるので、本棚を用意する必要はありません。
しっかりした本棚は意外と高額です。そのため、自炊をすれば、数万円単位の節約に繋がる人もいるでしょう。
大量の本を持ち運べる
本を自炊するメリットは、“大量の本を持ち運べる”ことです。例えば、『ワンピース』をすべて持ち運ぶとなると、99巻持ち運ぶ必要があります。
これは物理的に不可能ですよね。しかし、自炊すれば99巻の漫画をひとつの端末に保管できます。そのため、大量の本を持ち運びたい人は、自炊しましょう。
劣化しない
本を自炊するメリットは、“本が劣化しない”ことです。電子データとして本を保管できるので、一生劣化しません。そのため、綺麗な状態のまま本を保管したい人は、自炊しましょう。
本を自炊するデメリット
本を自炊するデメリットを紹介します。
手間がかかる
本を自炊するデメリットは、“手間がかかる”ことです。経験者であれば1冊4~5分程度で自炊できますが、慣れていない人だと5分以上かかると考えられます。
仮に1冊自炊するのに10分かかったとしましょう。その場合、自炊が終わるまで以下の時間がかかります。
- 10冊自炊する場合:1時間40分
- 50冊自炊する場合:8時間20分
- 100冊自炊する場合:16時間40分
これはスムーズに自炊できた場合の想定です。そのため、トラブルが発生すれば、自炊の時間はさらに長くなります。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A「裁断・スキャンはどうやって?」「メリットは?」に答えます
初期費用が高い
本を自炊するデメリットは、“初期費用が高い”ことです。裁断機は1~3万円、スキャナーは3~5万円します。そのため、頑張って節約しても3万円前後の出費は覚悟しなければいけません。
データ紛失リスクが伴う
本を自炊するデメリットは、“データ紛失のリスクが伴う”ことです。紙の本であれば、本が急に消えることはありません。
しかし、自炊した場合は端末の故障やアプリの不具合などで、本が急に消えることもあります。そのため、端末を丁寧に扱ったりどこかにバックアップをとったりと、自炊する場合はデータ紛失リスクに備える必要があります。
本は自炊後でも売れる?
フリマアプリやオークションサイトなどでも売買されているので、本は自炊後でも問題なく売れます。ただ、自炊後よりも自炊前の方が本は高く売れます。
なぜなら、自炊後の本を求めているお客さんは少ないからです。そのため、自炊後でも売れますが、少しでも高く売りたいのであれば自炊前に買取してもらうことをおすすめします。
本の自炊は大変そう…そう思った人には買取がおすすめ
本を自炊する方法を紹介しました。本を自炊できれば、電子化して持ち運べるので非常に便利なのですが、“正直面倒臭そうだな”と感じた人も多いかと思います。
そう感じた人は、自炊ではなく、買取に出してみることをおすすめします。自炊せず買取に出すメリットは、以下の通りです。
- 自炊する手間を省ける
- 比較的楽に本を整理できる
- 自炊のように数万円かけて設備を購入する必要はない
- 不要な本がお金に換わる
特に、“自炊する手間を省ける”のは、買取最大のメリットです。宅配買取や出張買取を利用すれば、わざわざ店舗まで足を運ぶ必要もありません。また、自炊した本を捨てる手間も省けます。
本を高く売るならおいくらの一括査定
出典:おいくら公式サイト
本を高く売りたいのであれば、高価買取してくれるお店を見つける必要があります。しかし、そのためには、さまざまなお店に足を運んで査定してもらわなければいけません。そんな時間は作れないという人も多いですよね。
そのような人には、「おいくらの一括査定」をおすすめします。おいくらの一括査定とは、本の情報を一度入力するだけで、おいくらに加盟している全国の買取店に査定を一括で依頼できるサービスです。
おいくらの一括査定を使えば、自宅にいながら数分程度の作業でさまざまなお店に査定を依頼できます。また、複数社から査定結果メールが送られてくるので、選択肢が豊富なのもおいくらの魅力です。
完全無料で使えるので、どのお店に売れば高く売れるのか気になる人は、一度使ってみてください。
まとめ
今回は、自炊の概要や本を自炊する方法などを説明しました。本の自炊とは、紙の本を電子化することです。端末ひとつで大量の本を保管できたり、本の劣化を防げたりとさまざまなメリットがあります。
しかし、自炊最大のデメリットは、手間と時間がかかることです。本を10冊程度自炊するだけでも、2時間程度かかる場合があります。
そのため、あまり手間と時間をかけずに本を整理したいのであれば、買取に出しましょう。買取に出せば、初期費用0円で楽に本を処分できます。