自動車税は13年経過すると20%アップする!高くなる理由とは?

「新車登録から13年経過すると自動車税が高くなる」このような噂を聞いたことがある方も多いかと思います。
実はこの噂、本当です。普通自動車のみならず、軽自動車の自動車税も高くなります。
しかし、そこで気になるのは、「具体的にどのくらい高くなるのか」ということだと思います。
そのような方のために、今回は新車登録から13年未満の自動車税と13年経過した場合の自動車税を表にしてまとめました。
どのくらい差があるのか一目で分かるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
新車登録から13年経つと自動車税が高くなる
ここでは、新車登録から13年経つと自動車税はどのくらい高くなるのか具体的に説明していきます。
自動車税は15%程度高くなる
普通自動車は、新車登録から13年経つと自動車税が15%程度高くなります。具体的な金額は以下の通りです。
排気量 | 自動車税(13年未満) | 自動車税(13年以上) |
---|---|---|
~1000cc | 2万9500円 | 3万3900円 |
1000cc超~1500cc | 3万4500円 | 3万9600円 |
1500cc超~2000cc | 3万9500円 | 4万5400円 |
2000cc超~2500cc | 4万5000円 | 5万1700円 |
2500cc超~3000cc | 5万1000円 | 5万8600円 |
3000cc超~3500cc | 5万8000円 | 6万6700円 |
3500cc超~4000cc | 6万6500円 | 7万6400円 |
4000cc超~4500cc | 7万6500円 | 8万7900円 |
4500cc超~6000cc | 8万8000円 | 10万1200円 |
6000cc超 | 11万1000円 | 12万7600円 |
ガソリン車やLPガス車は新車登録から13年経過すると自動車税が高くなりますが、ディーゼル車の場合は「新車登録から11年経過」すると自動車税が高くなります。
ガソリン車やLP車と比べてディーゼル車は、重課されるタイミングが2年早いので注意しましょう。
軽自動車の自動車税は20%程度高くなる
軽自動車は、新車登録から13年経つと自動車税が20%程度高くなります。具体的な金額は以下の通りです。
初度検査年月 | 自動車税(13年未満) | 自動車税(13年以上) |
---|---|---|
平成27年3月31日以前 | 7200円 | 1万2900円 |
平成27年4月1日以降 | 1万800円 | 1万2900円 |
ハイブリット車は対象外
普通自動車や軽自動車は、新車登録から13年経つと自動車税が高くなるのですが、ハイブリッド車は対象外です。
そのため、ハイブリット車に乗っている方は、自動車税の重課を気にする必要はありません。
新車登録から13年経つと「自動車重量税」も高くなる
新車登録から13年経過すると自動車税が高くなると説明してきましたが、実は「自動車重量税」も高くなります。
そのため、ここでは具体的にどのくらい高くなるのか説明していきます。
自動車重量税とは
自動車重量税とは、新規登録時と車検時にまとめて支払う税金のことです。自動車重量税額は、車の重さによって異なります。
初回の車検に関しては新車登録から3年後ですが、それ以降は2年ごとに車検を受けなければいけません。
つまり、自動車重量税は2年に1回、有効期間分をまとめて支払う必要があります。
新車登録から13年と18年のタイミングで高くなる
自動車重量税は、新車登録から13年経つと高くなるのですが、18年経つとさらに高くなります。
具体的にどのくらい高くなるのかは以下の通りです。
車の重量 | 自動車重量税(13年未満) | 自動車重量税(13年以上) | 自動車重量税(18年以上) |
---|---|---|---|
~0.5トン | 8200円 | 1万1400円 | 1万2600円 |
0.5トン超~1トン | 1万6400円 | 2万2800円 | 2万5200円 |
1トン超~1.5トン | 2万4600円 | 3万4200円 | 3万7800円 |
1.5トン超~2トン | 3万2800円 | 4万5600円 | 5万400円 |
2トン超~2.5トン | 4万1000円 | 5万7000円 | 6万3000円 |
2.5トン超~3トン | 4万9200円 | 6万8400円 | 7万5600円 |
軽自動車の自動車重量税も高くなる
もちろん、軽自動車の自動車重量税も高くなります。
高くなるタイミングは、自家用乗用車と同様に、新車登録から13年経過したとき、18年経過したときです。
ただ金額は車両の重さに関わらず一定となっています。具体的な金額は以下の通りです。
- 自動車重量税(13年未満):6600円
- 自動車重量税(13年以上):8200円
- 自動車重量税(18年以上):8800円
金額だけ見ると大きくは変わりませんが、新車登録から13年経過すると自動車重量税が24%アップ、18年経過すると33%アップするため、自動車税のときと同様に重課率は普通自動車よりも大きくなります。
エコカーは対象外
自動車重量税に関しても、エコカーは重課の対象外です。しかし、自動車重量税が免除されるわけではないので、注意しましょう。
エコカーの自動車重量税は以下の通りです。
- 自家用乗用車
・~0.5トン:5000円
・0.5トン超~1トン:1万円
・1トン超~1.5トン:1万5000円
・1.5トン超~2トン:2万円
・2トン超~2.5トン:2万5000円
・2.5トン超~3トン:3万円
- 軽自動車
重さに関わらず一定:¥5,000
自動車重量税もエコカーはかなり優遇されています。自家用乗用車の場合、新車登録から13年経過すると自動車重量税はエコカーの2倍以上になります。
軽自動車に関しても、約1.5倍になります。そのため、自動車重量税を安く済ませたい場合は、エコカーに乗り換えた方が良いと言えるでしょう。
なぜ「新車から13年」経つと自動車税が高くなるのか?
これは、環境負荷が大きくなるからです。現在、車の排出ガスが地球環境に悪影響を及ぼすとして世界的に問題視されています。
そのため、国は排出ガスを減らすためにエコカー減税制度やグリーン化特例などの制度を開始し、エコカーを勧めています。
それに対して、新車登録から13年以上経過したガソリン車やLP車などは、「環境負荷が大きい車」として重課されるようになりました。
このように、国はなるべくエコカーに乗ってほしいという思いがあるため、エコカーの税金は優遇し、エコではない車の税金は高くしているのです。
車の「13年経過」はどのタイミングなのか
「自動車税や自動車重量税は新車登録時から13年経過すると高くなる」と説明してきました。
しかし、「13年経過」とは、具体的にどのタイミングなのか、疑問に思う方も多いかと思います。
国土交通省が出している考え方によると以下のようになります。
- 普通自動車
- 軽自動車
「初度登録年月」から12年11ヶ月後に自動車検査証の交付を受けるタイミング
「初度検査年」から13年を経過した年の12月以降に自動車検査証の交付を受けるタイミング
新車登録から13年経過しそう…!どうするべき?
実際、「新車登録から13年が経過しそう」という方も多いかと思います。
そのような方のために、ここでは新車登録から13年経過しそうな場合、どうすれば良いのか具体的に説明していきます。
対処法① 車を乗り換える
新車登録から13年経過すると、自動車税や自動車重量税が高くなります。
また、一般財団法人 自動車検査登録情報協会が行っている調査によると、乗用車の平均寿命は13年だそうです。
つまり、新車登録から13年経つと、様々な部品を交換しなければいけない時期になるので、税金のみならず整備費も高くなります。
そして、中古車として売る場合も、13年経過していると買取価格がグッと低くなります。
「この車が壊れるまで乗っていきたい」という思いがないのであれば、基本的には新車登録から13年経過する前に乗り換えた方が良いと言えるでしょう。
対処法② 車を売却する
先ほども説明したように、新車登録から13年経過すると車の買取価格がグッと低くなります。
そのため、なるべく高く売りたいのであれば、13年経過する前に売却した方が良いと言えるでしょう。
車を売却する際は、なるべく3~5社に査定してもらってください。
具体的な買取価格は業者によって異なるので、複数社で比較し、最も高く買い取ってくれる業者に車を売却すれば、高く売ることができます。
特に「ナビクル」では、完全無料で最大10社からの査定価格を比較検討できるのでおすすめです。
対処法③ 廃車にする
ただし、廃車にする場合でも一度買取に出してみることをおすすめします。
なぜなら、自分で廃車手続きをしようとすると廃車のための諸費用がかかりますが、買取に出せば値段は付かないものの、無料で引き取ってもらえる場合があるからです。
業者はパーツを売ったり海外に販売したりと車をお金に変える手段をたくさん持っています。
個人から見たら価値がなくても、業者から見たら十分価値があるという場合もあるので、廃車にすると決めていてもまずは買取に出してみましょう。
特に「廃車買取.com」では、25秒のカンタン入力で買取額がわかります。この機会にぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、「新車登録から13年経つと自動車税はどのくらい高くなるのか」について解説してきました。
新車登録から13年経過すると、普通自動車で15%程度、軽自動車で20%程度も自動車税が高くなります。
また、新車から13年経過すると自動車重量税も高くなるので、注意しましょう。
自動車重量税に関しては、13年経過だけではなく、18年経過するとさらに高くなります。
しかし、エコカーの自動車税・自動車重量税は高くなりません。これは、国がエコカー普及促進政策を進めているからです。
そのため、13年以上同じ車に乗るのであれば、エコカーに乗り換えた方が自動車税・自動車重量税はお得になると言えるでしょう。
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