ライフラインの引っ越し手続き!電気・ガス・水道の契約・解約方法や手順を解説

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ライフラインの引っ越し手続き!電気・ガス・水道の契約・解約方法や手順を解説

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電気・ガス・水道のライフラインは、生活をする上で欠かせません。引っ越しをする際は、このライフラインの手続きを忘れずに行いましょう。しかし、初めての引っ越しで「何をどの手順で行えばよいのか分からない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

その悩みを解消するために、今回は引っ越しで行うライフラインの手続きについて説明します。

クリックで段落の冒頭に移動できます!
  • ・電気の手続き方法はこちら
  • ・ガスの手続き方法はこちら
  • ・水道の手続き方法はこちら
  • 目次

    ※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。

    引っ越しのライフライン手続き一覧

    ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きは、退去時と入居時に行います。それぞれ期日や立ち会いの必要性などが異なるので、注意しましょう。引っ越しで必要なライフラインの手続きは以下にまとめました。退去時・入居時と分けてまとめたので、参考にしてください。

    • 退去時の手続き
    手続きの期限
    (目安)
    手続きの方法立ち会い
    電気引っ越し1〜2週間前・インターネット
    ・電話
    不要
    ガス引っ越し1〜2週間前・インターネット
    ・電話
    不要
    水道引っ越し1〜2週間前・インターネット
    ・電話
    不要
    • 入居時の手続き
    手続きの期限
    (目安)
    手続きの方法立ち会い
    電気引っ越し1〜2週間前・インターネット
    ・電話
    不要
    ガス引っ越し1〜2週間前・インターネット
    ・電話
    必要
    水道引っ越し3〜4日前・インターネット
    ・電話
    ・郵送
    不要

    電気の引っ越し手続き方法

    電気の引っ越し手続きは、解約手続きと契約手続きの2つを行う必要があります。次の段落からは、それぞれの詳細とやり方について説明しますね。

    解約(使用停止)手続き

    まずは、現在契約している電力会社に解約の申し込みをしましょう。引っ越し先が現在契約している電力会社の管轄内であれば、契約手続きもセットで行えます。解約手続きは、インターネットか電話でできます。

    引っ越しの繁忙期は電話が繋がりにくいことがあるので、インターネットから解約手続きをした方がスムーズですよ。

    項目詳細
    手続き方法・インターネット
    ・電話
    手続き場所契約中の電力会社
    必要なもの・契約者の氏名
    ・現在のお客様番号
    ・供給地点特定番号
    ・電気の停止を行う場所の住所
    ・電気の停止希望日
    立ち会い不要

    電気の契約(使用開始)手続き

    引っ越し先で電気を使うためには、事前に契約手続きを行う必要があります。インターネット、または電話から行いましょう。スマートメーターが設置されていれば、電力会社が遠隔で電気使用開始の操作をしてくれます。そのため、立ち会いの必要はありません。

    従来型の電力メーターの場合も立ち合いは不要ですよ。アンペアブレーカー→漏電遮断機→配線用遮断機の順番でスイッチを「入」にすれば、電気が使えます。ただし、引っ越し先にエコキュートがある場合は、立ち会いを求められる可能性があります。

    ここは事前に電力会社に問い合わせて確認しておきましょう。

    項目詳細
    手続き方法・インターネット
    ・電話
    手続き場所引っ越し先のエリアを
    管轄している電力会社
    必要なもの・契約者の氏名
    ・電気を使う場所の住所
    ・電気の使用開始希望日
    ・支払い方法の情報
    ・希望の電気プラン
    立ち会い不要
    (一部、例外あり)

    電気の引っ越し手続きでよくある質問

    電気の引っ越し手続きが初めてだと、さまざまな疑問が思い浮かぶでしょう。例えば、「支払い方法は何があるのか」「引っ越し当日に電気の開通はできるのか」など。ここでは、そのようなよくある質問に回答していきます。

    手続きの期限は?

    電気の引っ越し手続きに期限は定められていません。引っ越し日の約1ヶ月前から申し込みが可能になるので、都合がよいタイミングで手続きをしておきましょう。

    なお、スムーズに引っ越しをしたい人は、引っ越し予定日の1〜2週間前までには手続きを済ませておくことをおすすめします。引っ越しまで3日を切っている場合は、スピードを重視するために電話で手続きをしましょう。

    電気料金の支払い方法は?

    現在の電気料金をクレジットカードや口座振替で支払っている場合は、最終月の電気料金も同じ方法で支払えます。納付書で支払っている人は、引っ越し当日に旧居の電気料金を精算します。

    担当者が電気を停止する直前までの使用量を確認してくれるので、現金で支払ってください。予定があり、引っ越し当日に立ち会いができない人は新居に請求書を送ってもらいましょう。

    電力会社の切り替え方は?

    引っ越しを機に契約する電力会社を変える場合は、まず新たな電力会社に契約の申し込みをしましょう。申し込みをする際は、お客様番号や希望の電力プランなど、必要な情報を用意しておいてください。

    その後、現在契約している電力会社へ解約の申し込みをします。これで切り替えの手続きは完了です。新電力会社によっては、無料で解約手続き・連絡を代行してくれます。

    新電力会社については以下の記事でさらに細かく解説しています。乗換におすすめの新電力会社の紹介や各社の料金プラン比較などを行っています。ぜひ併せてご覧ください。

    おすすめの新電力会社や料金プランを徹底比較している記事はこちら

    契約アンペア数の変更方法は?

    使える電気の量は、契約しているアンペア数によって異なります。ブレーカーが落ちる頻度が多かった場合は、容量が足りていない証拠なので、引っ越しを機に契約アンペア数を増やしましょう。

    契約アンペア数を変更する場合は、物件の管理人に確認したのち、電力会社に連絡をしてください。なお、アンペア数を変更するのに料金はかかりません。また、年間契約が基本な点も覚えておきましょう。

    電力会社やプランの変更はいつまで?

    電力会社やプランの変更を考えている人は、引っ越し日の10日前までには手続きを済ませておきましょう。10日を切ると、引っ越し当日に電気を使えない可能性が高まるからです。

    契約プランのみ変更する場合は、電気の使用量に合わせてぴったりなプランを選択しましょう。契約プランの変更は、電力会社のマイページや電話などから変更できますよ。

    各電力会社の連絡先は?

    現在、国内で利用されている主要電力会社10社の連絡先を以下にまとめました。

    電力会社電話番号受付時間
    北海道電力0120-12-6565月曜日〜金曜日:9:00〜17:00
    東北電力0120-066-774月曜日〜金曜日:9:00〜17:00
    東京電力【規制料金プラン】
    0120-995-001
    【電気自由料金プラン】
    0120-995-113
    月曜日〜土曜日:9:00〜17:00
    中部電力0120-921-691・月曜日〜金曜日:9:00〜19:00
    ・土日祝日:9:00〜17:00
    北陸電力0120-776453月曜日〜金曜日:9:00〜17:00
    関西電力0800-777-8810月曜日〜金曜日:9:00〜18:00
    四国電力営業所によって異なる月曜日〜金曜日:9:00〜17:00
    中国電力営業所によって異なる月曜日〜金曜日:9:00〜20:00
    九州電力営業所によって異なる月曜日〜金曜日:9:00〜17:00
    沖縄電力0120-586-390月曜日〜土曜日:8:30〜17:00

    引っ越し当日に電気は使える?

    手続きを済ませておけば、引っ越し当日に電気を使えます。ただし、メーターの種類によっては一部操作が必要なので、注意しましょう。次の段落からは、メーター別にやることを説明します。

    従来型の電気メーターの場合

    従来型の電気メーターの場合は、ブレーカーを上げれば電気が使えます。分電盤の位置を確認して、スイッチを「入」にしましょう。無事電気がついたら、新居に置いてある電気使用申込書に必要事項を記入してください。後はポストに投函すれば、一連の手続きは完了です。

    スマートメーターの場合

    引っ越し先に設置されているのがスマートメーターの場合、とくに操作の必要はありません。契約手続き時に指定した日時になると自動的に電気が使えるようになります。電気のスイッチをオンにして、電気が正常につくか確認しましょう。

    無事電気がついたら、電気使用申込書に必要事項を記入してポストに投函してください。

    ブレーカーの上げ方は?

    引っ越し先が従来型の電気メーターの場合は、ブレーカーの操作が必要と説明しました。しかし、初めてで「ブレーカーの操作方法が分からない」人もいるでしょう。そのような人に向けて、次の段落からはブレーカーの上げ方を紹介します。

    1.フタを開ける

    まず、ブレーカーとは分電盤のことです。ブレーカーは各部屋に電気を分配する装置で、アンペアブレーカーや漏電遮断器などがまとめてあります。初めに、ブレーカーを探しましょう。見つけたら、フタを開けてください。

    ブレーカーの開け方は、上に向かって開けるのが一般的です。

    2.アンペアブレーカーのスイッチを入れる

    フタを開けたら、アンペアブレーカーを探しましょう。アンペアブレーカーとは、契約しているアンペア数分の電流を流すために必要なスイッチです。アンペアブレーカーを見つけたら、スイッチを「入」にしてください。

    3.漏電遮断器のスイッチを入れる

    次は、漏電遮断器を探しましょう。漏電遮断器とは、漏電した際に電気を止める装置のことです。この機器があるおかげで、漏電による火災や事故などを防げます。漏電遮断器を見つけたら、スイッチを「入」にしてください。

    4.配線用遮断器のスイッチを入れる

    最後に、配線用遮断器を探しましょう。配線用遮断器とは、許容範囲以上の電流が回路に流れた際に、あるいはショートした際に電流を遮断するスイッチです。過負荷電流による配線や機器の損傷を防ぎます。

    安全ブレーカーとも言われますが、呼び方が異なるだけで意味は同じです。配線用遮断器を見つけたら、スイッチを「入」にしてください。3つのスイッチを「入」にしたら、部屋の電気がつくか確認しましょう。

    無事電気がついたら、ブレーカーのフタを閉じてください。これで作業完了です。

    ブレーカーを上げても電気がつかない時の対処方法

    中には、「ブレーカーを上げたのに電気がつかない」という人もいるでしょう。その場合は、これから説明することを確認して適切な場所に相談するようにしてください。

    電気設備を確認する

    従来型の電気メーターの場合、基本的にブレーカーを上げれば電気がつきます。しかし、特殊な電気設備や新しい電気設備などが備わっていると、つかないことがあります。よくあるのが、スマートメーターが設置されているケースです。

    スマートメーターの場合は、事前手続きを済ませておく必要があります。また、電気温水器が備わっている場合は、通電作業に立ち会いが必要です。一度、住宅設備を確認して管理会社や大家さんに立ち会い・手続きが必要か確認してみましょう。

    電力会社に相談する

    原因が分からない場合は、契約を結んだ電力会社に問い合わせてみましょう。急ぎであれば電話やチャットからの問い合わせがおすすめです。問い合わせると、担当者から指示があります。その指示に従って行動をしてください。

    なお、問い合わせをすると以下の情報を求められる場合があります。スムーズに問い合わせが完了するように、事前に準備しておきましょう。

    • 契約者名
    • 電気を使う場所の住所
    • 引っ越し日時
    • お客様番号

    電気の開通手続きの注意点

    電気の開通手続きを行う際は、電話での手続き方法に注意しましょう。料金の二重払いや繁忙期などにも注意してください。ここでは、そのような電気の開通手続きを行う際の注意点について説明します。

    電話手続きではお客様番号も必要

    電気の開通手続きを電話で行う際は、契約者の氏名や住所のみならず、お客様番号も必要です。検針票や請求書に記載されているので、事前に確認しておきましょう。

    なお、引っ越しをしても利用する電力会社が変わらないのであれば、電話で「引っ越しをします」と伝えるだけで構いません。後は、担当者から必要な情報を聞かれるので指示に従って答えていきましょう。

    料金の二重払いに注意

    電気の契約は、複数の住宅で行えます。旧居と新居で契約していても問題はありません。しかし、複数の住居で契約を結んでいると電気料金の二重払いが生じます。電気料金には、使用しなくても必ずかかる基本料金が存在するからです。

    これに気づかないと年間で数千円〜数万円の損をするので、注意してくださいね。

    繁忙期は余裕をもって手続きを

    土日はもちろん、繁忙期(3〜4月)に電気の開通手続きを行う場合は、余裕をもって行動するようにしましょう。繁忙期は電気の開通・停止の申し込みが殺到するからです。カスタマーサポートにも繋がりにくくなります。

    一つのトラブル解決に1週間ほどかかるケースも珍しくないので、注意してくださいね。対策方法は、早めの行動しかありません。引っ越しが決まった時点で少しずつ手続き・準備をしていきましょう。

    自由に電力会社を選べない物件もある

    多くのマンションでは、自由に電力会社を選べます。しかし、高圧一括受電契約をしているマンションでは個別に電力会社を選択することができません。高圧一括受電契約とは、そのマンションが一括で電力会社と契約をするプランのことです。

    通常よりも安価に電気が使えるといったメリットがあります。このプランで契約を結んでいるマンションの場合は、大家さん・管理会社が指定する電力会社・プランしか選択できないので注意しましょう。

    電力会社を自由に選びたい人は、物件探しの時点で高圧一括受電契約の物件を候補から外してもらうことをおすすめします。

    ガスの引っ越し手続き方法

    ガスの引っ越し手続きは、閉栓手続きと開栓手続きの2つを行う必要があります。次の段落からは、それぞれの詳細とやり方について説明しますね。

    ガスの閉栓(使用停止)手続きを行う

    まずは、新居に引っ越す前に現在使っているガスを止めなければいけません。そのために閉栓手続きを行います。次の段落から、具体的な手順について説明しますね。

    1.使用停止の申し込みをする

    初めに、現在契約しているガス会社に使用停止の申し込みをしましょう。申し込みは、引っ越し1週間前までに済ませておくことをおすすめします。使用停止の申し込みは、基本的に電話・FAX・インターネットのいずれかからできます。

    必要な情報(以下参照)をそろえて、都合のよい方法で連絡をしましょう。

    • 現在の住所と新居の住所
    • お客様番号(ガスの検針票に記載されている)
    • ガスの使用を停止する希望日
    • 支払い方法の情報

    すでに引っ越し日まで1週間を切っている場合は、一度現在契約しているガス会社に問い合わせてみてください。ガス会社によって対応・やり方が異なるからです。なお、新居でも同じガス会社を使うのであれば、一緒に開栓の申し込みもしておきましょう。

    2.ガスの閉栓を行う

    引っ越し当日、すべての搬出作業を終えたらガスの元栓を閉めましょう。使用停止の申し込みをすると、ガス会社から担当者が訪問する時間が伝えられます。そのため、その時間までにはガス機器の搬出を済ませておきましょう。

    基本的に一度ガスメーターの元栓を閉めたら再度開栓はできません。必ずガス機器を使用しなくても問題がない状態にしてから、元栓を閉めてもらうようにしてくださいね。

    3.ガス料金を精算する

    元栓を閉めたら、最後に最終月のガス料金を精算します。ガス料金は日割りで計算されるケースが一般的です。ただし、計算方法はガス会社によって異なる場合があるため、詳細は使用停止の申し込みをする時点で確認しておきましょう。

    なお、最終月のガス料金は以下いずれかの方法で精算できます。

    • 口座振替
    • クレジットカード
    • 現金

    ガスの開栓(使用開始)手続きを行う

    ガスの使用停止手続きが完了したら、次は新居でガスを使うための開栓手続きを行いましょう。次の段落から、手続きの詳細について説明します。

    1.ガス業者の確認を行う

    新居が決まった時点で、ガス会社の確認を行いましょう。確認方法は、自分で調べるか不動産屋に問い合わせて確認するかの2択です。

    2.ガスの開栓を申し込む

    利用するガス会社を確認できたら、その会社にガスの開栓を申し込みましょう。申し込み方法は、電話・FAX・インターネットのいずれかでできます。必要な情報(以下参照)を準備して、都合のよい方法で連絡をしてください。

    • 新居の住所(念のため、旧居の住所も)
    • お客様番号
    • ガスの使用開始希望日
    • 開栓の立ち会い希望日・時間
    • 利用するガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)
    • 支払い方法の情報

    申し込み手続きの期限は定められていませんが、利用開始希望日の1週間前までに済ませておくとよいでしょう

    3.開栓作業に立ち会う

    申し込みが完了したら、引っ越し当日にガスの開栓作業に立ち会いましょう。開栓作業は15分ほどで完了します。料金はかからないので安心してください。引っ越し当日、開栓を担当するスタッフから確認の電話・メールが入ります。

    受けられるように準備しておいてくださいね。

    4.ガス機器の点検を行う

    最後に、ガス会社のスタッフがガス機器の点検を行います。ガスがしっかり通っているか、ガス漏れが発生していないか、なども確認してくれますよ。点検が完了したら、ガスの使用方法や注意点などについて説明してくれます。

    必要なことはメモを取って記録しておきましょう。

    ガスの引っ越し手続きでよくある質問

    ここでは、ガスの引っ越し手続きに関するよくある質問に回答していきます。

    手続きの期限は?

    基本的に、ガスの手続きに明確な期限はありません。しかし、使用停止手続きは引っ越し日の1週間前までに済ませておくことをおすすめします。開栓手続きも利用開始希望日の1週間前までに済ませておくとよいですよ。

    なお、引っ越しが多い3〜4月は希望日に予約を入れるのが難しくなります。そのため、繁忙期は引っ越しが決まったタイミングですぐ予約の連絡を入れるようにしましょう。

    ガスの種類変更の注意点は?

    ガスを分類すると、都市ガスとプロパンガスの2種類に分けられます。新居にガス機器を持ち込む場合は、新居のガスが旧居と同じか確認しましょう。都市ガスとプロパンガスとでは、適したガス機器の出力が異なるためです。

    ガスの種類が変わる場合は、新しくガス機器を購入しなければいけません。なお、新居で使えるガスの種類は契約を結んだ不動産屋に問い合わせると事前に教えてくれますよ。

    ガス会社の切り替え方法は?

    引っ越しを機にガス会社を切り替える場合は、まず新しく契約をするガス会社に契約の連絡をしましょう。次に、現在契約しているガス会社に解約の連絡をしてください。ガス会社によっては、解約の連絡を無料で代行してくれます。

    この場合は、新しいガス会社への申し込みのみで手続き完了です。

    乗換におすすめのガス会社は以下の記事で詳しく紹介しています。東京・大阪・東邦ガスエリアでおすすめのガス会社やおすすめのプロパン・LPガス会社も紹介。ぜひ併せてご覧ください。

    おすすめのガス会社や各社の特徴を徹底比較している記事はこちら

    各ガス会社の連絡先は?

    現在使われている主要ガス会社4社の連絡先を以下の表にまとめました。

    ガス会社電話番号受付時間
    東京ガス03-6838-9003・月曜日〜土曜日:9:00〜19:00
    ・日祝日:9:00〜17:00
    大阪ガスエリアによって異なる・月曜日〜土曜日:9:00〜19:00
    ・日祝日:9:00〜17:00
    東邦ガス0570-78398724時間365日
    西部ガス0570-000-312・月曜日〜土曜日:9:00〜19:00
    ・日祝日:9:00〜17:00

    電話で手続きをする方法は?

    引っ越しをしても利用するガス会社が変わらないのであれば、「引っ越しをする」というメッセージだけガス会社に伝えましょう。利用するガス会社が変わる場合は、利用停止の手続きと利用開始の手続きを行ってください。

    電話で手続きをする際は、以下の情報をすぐに伝えられるように準備しておきましょう。

    • 契約者の名前
    • 旧居・新居の住所
    • お客様番号
    • ガスの利用停止希望日と利用開始希望日

    立ち合いが難しい場合はどうする?

    ガスの開栓作業には、立ち会いが必要です。しかし、急な予定で立ち会うのが難しくなる場合もあるでしょう。その場合は、すぐガス会社に連絡してください。早くに連絡をすれば、日時や時間の調整をしてくれます。

    立ち会うのが難しいことが事前に分かっている場合は、代理人を立てましょう。家族や友人が難しければ、管理会社のスタッフや大家さんなどでも構いません。代理人を立てるにあたって本人確認書類や委任状などの準備は必要ありません。

    ただし、ガス会社へ代理人を立てる旨の連絡はしておきましょう。

    ガスの停止・開通手続きを忘れたらどうする?

    ガスの停止手続きを忘れた場合は、すぐガス会社に連絡しましょう。停止手続きに立ち会いの必要はないので、連絡をすればすぐ問題が解決します。開通の手続きを忘れた場合も、ガス会社に連絡をしてください。

    しかし、ガスの開通には立ち会いが必要です。一定期間ガスが使えない生活が続くので注意してください。とくに繁忙期は直近の予約が取りづらいので、忘れないように手続きを済ませておきましょう。

    停止日はいつまでガスが使える?

    ガスは、ガス会社のスタッフが閉栓作業を行ったタイミングで使えなくなります。そのため、事前に何時ごろ訪問してくれるのか確認しておきましょう。

    都市ガスとプロパンガスについて

    ガスの手続きをするにあたって、「都市ガスとプロパンガスとは何なのか」と疑問を抱いている人もいるでしょう。その疑問を解消するために、ここでは都市ガスとプロパンガスの特徴について説明します。

    都市ガスとプロパンガスの違い

    都市ガスとプロパンガスの違いはたくさんあります。その中でも、とくに違うのが料金単価・供給方法・原料と成分・ガスの重さの4つです。この段落では、それぞれの詳細について説明します。

    料金単価

    一般的に、ガス料金は都市ガスの方が安い傾向にあります。都市ガスは、2017年4月のガス自由化まで、政府の認可を受けた規制料金でガスを供給していました。ガス自由化によってこの制限はなくなったものの、ガス会社ごとの料金にそれほど差はありません。

    全体的に安価な傾向が続いています。一方でプロパンガスは、元々制限がなく、ガス会社ごとに自由に料金を設定できます。ガス会社や地域によって価格の差は大きく、料金の差は都市ガスの2倍ほどになるケースも珍しくありません。

    そのため、ガス料金を安くしたい人は都市ガスを選択するようにしましょう。

    供給方法

    都市ガスは、地下に埋められているガス導管を通って供給されます。一方でプロパンガスは、各家庭・物件に設置されたガスボンベから供給されます。そのため、プロパンガスの場合は定期的にガスボンベの交換が必要です。

    原料と成分

    都市ガスは、メタンを中心とした液化天然ガス(LNG)を使用しています。一方でプロパンガスは、プロパンやブタンなどを主成分とした液化石油ガス(LPG)を使用しています。

    ガスの重さ

    都市ガスは空気よりも軽いので、窓を開ければすぐにガスが逃げていきます。そのため、ガスが漏れても比較的安心でしょう。一方でプロパンガスは空気よりも重いといった性質をもちます。

    ガス漏れした場合は、床にガスが溜まるので、ほうきを掃いて外にガスを出さなければいけません。

    都市ガスとプロパンガスの見分け方

    都市ガスもプロパンガスもガスという意味では同じです。しかし、明確な見分け方があります。物件の外側と内側を確認して見分ける方法を紹介するので、参考にしてください。

    物件の外観

    物件の外観を見て判断する場合は、敷地内にガスボンベがあるか確認しましょう。ガスボンベが設置されていればプロパンガス、設置されていなければ都市ガスです。

    物件の内側

    物件の内側を見て判断する場合は、ガスコンロの表示とガス警報器の位置を確認してください。ガスコンロにはシールが貼られていますが、その内容は以下のようにガスの種類によって異なります。

    • 都市ガス:
      12A、13A、都市ガス用などと書かれている
    • プロパンガス:
      LPG、プロパンガス用などと書かれている

    ガス警報器は、ガスの重さの違いにより設置場所が異なります。都市ガスの場合は壁の上部、プロパンガスの場合は壁の下部に設置されていますよ。

    都市ガスのメリット・デメリット

    都市ガスのメリットは、料金が安くて環境にやさしいことです。デメリットは、復旧に時間がかかる、供給エリアが限定されているなどがあります。ここでは、都市ガスのメリット・デメリットの詳細について説明します。

    メリット:料金が安い

    違いの段落でも説明した通り、都市ガスの料金単価は非常に安価です。料金の差は冬になると顕著に現れ、プロパンガスの3分の1程度というケースも珍しくありません。

    メリット:環境にやさしい

    都市ガスの原料は、メタンが主成分の液化天然ガスです。天然ガスは石油や石炭に比べて、窒素酸化物や二酸化炭素の排出量が少ないとされています。そのため、環境にやさしいエネルギーと言えるでしょう。

    大気汚染の原因になる有害物質の排出量が少ないのも都市ガスのメリットですよ。

    デメリット:復旧に時間がかかる

    都市ガスは、地下の導管を通してガスを供給しています。そのため、ガス管が破裂すると復旧に時間がかかります。エリアごとにガス管を検査して復旧させる大規模な工事が必要になるからです。

    災害の程度が大きいと1ヶ月以上復旧に時間がかかるケースもあるので、注意しましょう。

    デメリット:供給エリアが限定されている

    基本的に都市ガスは、たくさんの人が住む場所で提供されています。郊外や地方などでは提供されていないケースが多いので注意しましょう。理由は、都市ガスの導管の工事には多額の費用がかかるからです。

    採算が取れるのは人口が多い都心部のみなので、郊外や地方などには中々提供されません。

    プロパンガスのメリット・デメリット

    プロパンガスのメリットは、復旧が早くてどこでも利用できることです。しかし、料金が高くて環境への負荷が大きいといったデメリットがあります。ここでは、各メリット・デメリットの詳細について説明します。

    メリット:復旧が早い

    プロパンガスは、ガスボンベがあれば使用できます。大掛かりな工事を必要としないため、災害が起こっても比較的すぐガスが使えるようになりますよ。

    メリット:どこでも利用できる

    プロパンガスは、都市ガスのように大規模な工事を必要としません。設置したガスボンベから直接ガスを引くためです。そのため、ガスの導管が通っていない地域でもプロパンガスは使用できますよ。

    デメリット:料金が高い

    災害に強かったり使用可能エリアが限定されなかったりと、プロパンガスにはさまざまなメリットがあります。しかし、料金が高いのが最大のデメリットです。

    お風呂を沸かすにも調理をするにもガスを必要とする家庭では、ガス料金が高額になりやすいので注意しましょう。なお、プロパンガスの料金計算方法は以下の3つがあります。

    • 二部料金制:
      基本料金と従量料金の合計でガス代が決まる
    • 最低責任利用料金制:
      一定のラインまでは料金が固定されるが、それを上回った分には従量料金が適用される
    • 三部料金制:
      基本料金と従量料金と設備利用料金の合計でガス代が決まる

    デメリット:環境への負荷が大きい

    プロパンガスの燃料は、液化石油ガスです。都市ガスよりも燃焼時の二酸化炭素排出量が多いとされています。そのため、環境問題にも意欲的な人は都市ガスを選択した方がよいでしょう。

    ガス料金が安いのはどちら?

    ガス料金が安いのは、都市ガスの方です。旧居でガス代の高さが気になっていた人は、引っ越しを機に都市ガス物件を選択しましょう。しかし、都市ガスが提供されているエリアは限られています。

    引っ越し先が都市ガスの提供エリア外の可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

    プロパンガスから都市ガスに変更できる?

    都市ガスの供給がない地域では、プロパンガスから都市ガスへの変更はできません。しかし、自宅の近くまで都市ガスの配管が通っている場合は、工事を行うことでガスの種類を変更できます。変更を希望する際のおおまかな流れは、以下の通りです。

    変更の流れ
  • 1. 都市ガス会社を選択する
  • 2. 現地確認後に工事費用を見積り
  • 3. 契約を結び、工事日程の調整を行う
  • 4. プロパンガス会社に解約の申し込み
  • 5. ガス管を引き込む工事を行う
  • 工事費用の目安は、1㎡あたり大体10,000円です。都市ガスの配管と自宅までの距離にもよりますが、10〜20万円はかかることを想定しておいた方がよいでしょう。

    以下の記事では都市ガス・プロパンガス(LPガス)を提供しているおすすめのガス会社を紹介しています。料金の比較なども行っているので、ぜひ併せてご覧ください。

    おすすめのガス会社や各社の特徴を徹底比較している記事はこちら

    水道の引っ越し手続きとやり方

    水道の引っ越し手続きも、閉栓手続きと開栓手続きの2つを行う必要があります。次の段落からは、それぞれの詳細とやり方について説明しますね。

    水道の閉栓(使用停止)手続きを行う

    まずは、旧居を管轄している水道局に閉栓手続きの申し込みをしましょう。インターネット、または電話から行えます。申し込みの際は、お客様番号が必要です。検針票や領収書に記載されているので、事前に確認しておきましょう。

    新居が現在使っている水道局の管轄内なら、あわせて開栓手続きもできます。手続きの手間が減るので、できる人はセットでやっておきましょう。なお、水道の閉栓に立ち会いは必要ありません。

    項目詳細
    手続き方法・インターネット
    ・電話
    手続き場所水道局
    必要なものお客様番号
    立ち会い不要

    水道の開栓(使用開始)手続きを行う

    基本的に新居では、すぐ水道が使えるようになっています。玄関や駐車場付近を確認して、水道のメーターボックスを見つけましょう。見つけたら、中にある止水栓を左に回してください。問題なければ、これで水が出ます。

    水が出ない場合は、インターネット・電話・郵送のいずれかで開栓手続きを行いましょう。郵送を利用する場合は、水が出るのを確認した後に水道使用開始申込書に必要事項を記入して、ポストに投函してください。水道使用開始申込書は、新居にあります。

    水道の引っ越し手続きでよくある質問

    ここでは、水道の引っ越し手続きに関するよくある質問に回答します。

    同市区町村内の引越はどうする?

    引っ越しが同じ市区町村内で行われる場合は、閉栓手続きと開栓手続きを同時に行いましょう。水道料金を精算する方法の確認や新居での支払い方法の選択なども一度の手続きでできます。

    ただし、同じ市区町村内でも水道局の管轄が異なる場合があります。管轄が異なれば、別々に手続きを行う必要があるので注意してください。

    手続きの期限は?

    電気・ガスと同様に、水道の手続き期限も定められてはいません。しかし、スムーズに生活を行うために引っ越しの1週間前までには手続きを済ませておいた方がよいでしょう。遅くても、3〜4日前までには水道局への連絡を済ませておいてください。

    水道料金の支払い方法は?

    水道の利用を停止した月の精算は、引っ越し当日に行います。担当者が訪問してくるので、直前までの水道使用量をメーターで確認してもらいましょう。このときの精算は基本的に現金で行います。

    なお、これまで口座振替を利用していた人は、引き落としによる精算も可能です。

    各水道局の連絡先は?

    水道局の連絡先は、新居のエリアによって異なります。そのため、引っ越し先の住所で検索をして調べてみてください。例えば、引っ越し先が宮城県の仙台市なのであれば、「宮城県仙台市 水道局」と検索をします。

    そうすると、仙台市水道局の公式サイトがヒットするので、こちらにアクセスをして手続きをしていきます。

    電話で手続きをする方法は?

    電話で手続きをする際は、以下の情報をすぐ答えられるように準備しておきましょう。

    • お客様番号
    • 水道の利用停止希望日と利用開始希望日

    このとき、最終月に発生する料金の精算方法についても確認しておくと安心ですよ。

    引っ越しのライフライン手続きは忘れずに行おう

    今回は、引っ越しをするときに行うライフラインの手続きについて説明しました。引っ越しをする際は、電気・ガス・水道の手続きを行う必要があります。まずは、各会社に解約の申し込みをしましょう。

    インターネットや電話などでできますよ。解約の手続きが完了したら、次は引っ越し先で使う電気・ガス・水道会社に利用開始手続きの申し込みをしてください。申し込みをすると案内があるので、それに従って必要な書類を提出したり情報を提供したりしましょう。

    やってみると意外と簡単です。ライフラインは生活する上で欠かせないものなので、忘れずに手続きを済ませるようにしてくださいね。

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