LEDにすると電気代が安くなる!今までの1/8になることも!
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「電気代を安くしたいならLEDにしよう」このような謳い文句を見たことがある方も多いでしょう。
しかし、多くの方は「本当に安くなるのか」という疑問を抱えているはずです。
LEDは導入コストが高いですし、電気代が安くならないのであれば「損失」しか残りません。
そこで今回は、白熱電球・蛍光灯・LEDを取り上げ、どれにすると電気代が安くなるのかシミュレーションしてみました。
電気代はもちろん、間取りや寿命、そして導入コストなど様々な面から比較しましたので、「LEDの導入に迷っている」という方は、ぜひ参考にして見てください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
【結論】LEDに切り替えると電気代は安くなる
結論からお伝えすると、LEDに切り替えることで電気代が高確率で安くなります。
電球を光らせるためには、電気を通さなければいけないのですが、通った電気が全て光に変わるかというとそういうわけではありません。
一般的に光に変わるのは、白熱電球で10%程度、蛍光灯で20%程度です。しかし、LEDの場合は30~50%と言われています。
このように、LEDは通った電気を光に変える性能が高いため、他の電球よりも電気代が安くなるのです。
白熱電球と蛍光灯とLEDを様々な面で比較
ここでは、LEDと白熱電球と蛍光灯と様々な面で比較していきます。
電気代を比較
まずは、電気代で比較していきます。条件は以下の通りです。
・使用時間:8時間/日、1ヶ月間の電気代を計測
・1kWhの電気代:27円
・消費電力:白熱電球→55W、蛍光灯→10W、LED→7W
白熱電球 | 蛍光灯 | LED | |
---|---|---|---|
1日あたり | 12円 | 2.1円 | 1.5円 |
1か月あたり | 361円 | 65円 | 45円 |
1年あたり | 4332円 | 780円 | 540円 |
白熱電球とLEDの電気代の差は、約8倍です。そのため、電気代を節約したいのであれば、LED一択と言えるでしょう。
導入コストを比較
次は、導入コストを比較していきます。それぞれの電球の平均価格は以下の通りです。
- 白熱電球:300円
- 蛍光灯:1000円
- LED:2000円
導入コストのみを比較するとLEDが最も高いという結果になりました。
しかし、次の段落で説明する「寿命」を考慮すると、LEDが最もお得になります。
寿命で比較
最後は、寿命を比較していきます。
平均寿命 | 1日8時間使用した場合の寿命 | |
---|---|---|
白熱電球 | 2000時間程度 | 6か月 |
蛍光灯 | 1万3000時間程度 | 4年 |
LED | 6万時間程度 | 20年間 |
20年間使用した場合の導入コストを比較してみましょう。
- 白熱電球:1万2000円
- 蛍光灯:1万円
- LED:2000円
1個当たりの導入コストはLEDが最も高いですが、長期間で見るとLEDが最も安いということが分かります。
リビングの照明をLEDに変えると電気代はいくら安くなる?
ここでは、リビングの照明をLEDに変えると電気代はいくら安くなるのかシミュレーションしていきます。
「リビングの照明のみ」をLEDに変えた場合
今回は、パナソニックの蛍光灯シーリングライト(消費電力74W/時間)とLEDシーリングライト(消費電力30W/時間)でシミュレーションしていきます。
電力量単価は27円/kWhで、1日8時間点灯すると仮定します。
蛍光灯 | LED | |
---|---|---|
1日あたり | 15円 | 6円 |
1か月あたり | 450円 | 180円 |
1年あたり | 5400円 | 2160円 |
蛍光灯シーリングライトからLEDシーリングライトに変えただけで、40%程電気代を節約できるという結果になりました。
「全ての部屋の照明」をLEDに変えた場合
今回は、以下の条件でシミュレーションしていきます。
・点灯時間:8時間/部屋
・照明1:パナソニックの蛍光灯シーリングライト(消費電力74W/時間)
・照明2:LEDシーリングライト(消費電力30W/時間)
・電力量単価:27円/kWh
・シミュレーション期間:1ヶ月
蛍光灯 | LED | |
---|---|---|
2LDKの場合 | 900円 | 360円 |
3LDKの場合 | 1350円 | 540円 |
4LDKの場合 | 1800円 | 720円 |
蛍光灯の電気代は、LEDの2倍以上かかるということが分かります。
電気代が安くなる以外のLEDのメリット
電気代が安くなる以外のLEDのメリットは以下の通りです。
- 発光効率が良い
- 赤外線をほぼ出さない
- 紫外線がほぼ出ない
- 応答速度が速い
- 振動や衝撃に強い
「照明器具の中に虫の死骸が入っていた」という経験をしたことがある方も多いかと思います。
実は、虫は光に集まっているのではなく、紫外線に集まっています。
しかし、LEDは紫外線をほぼ出しません。そのため、LEDに変えると虫が集まりにくくなります。
LEDのデメリット
LEDのデメリットは以下の通りです。
- 熱に弱い
- 暗く感じる場合がある
白熱電球や蛍光灯は光の方向が全方向であることに対して、LEDは光の方向が特定であることがほとんどです。
はじめは暗いと感じるかもしれませんが、「暗すぎる」というわけではないので、基本的には慣れるまで待ちましょう。
LED電気を購入する場合のチェックポイント
ここでは、LED電気を購入する場合のチェックポイントを具体的に説明していきます。
取り付け可能な照明か確認する
LED電気を購入する場合、「取り付け可能な照明か」を確認しましょう。天井の「配線器具」によっては、LED電気を取り付けられません。
電気工事を行わなくても照明器具が取り付けられる配線器具(引掛埋込ローゼットや角形引掛シーリングなど)もありますが、それらは重量制限があるため、重さによっては取り付けられない場合があります。
そのため、配線器具の種類と仕様を予め確認しておきましょう。
電気の明るさは適切か確認する
LED電気を購入する場合、「電気の明るさは間取りに対して適切か」確認しましょう。
電気の明るさは「ルーメン(lm)」で表され、日本照明工業協会が出している明るさの目安は以下の通りです。
- 4.5畳まで:2200~3199ルーメン
- 6畳まで:2700~3699ルーメン
- 8畳まで:3300~4299ルーメン
- 10畳まで:3900~4899ルーメン
- 12畳まで:4500~5499ルーメン
- 14畳まで:5100~6099ルーメン
必要な機能がついているか確認する
LED電気を購入する場合、「必要な機能がついているか」確認しましょう。
例えば、調色・調光やタイマー機能などです。電気代の節約ばかり重視してしまうと、「電気代は安くなったが生活が不便になった」という状況になりかねません。
そのため、用途に合わせたLED電気を選びましょう。
エネルギー消費効率が高いか確認する
LED電気を購入する場合、「エネルギー消費効率が高いか」確認しましょう。
基本的に同じ明るさであれば、電気代はエネルギー消費効率が高い方が安くなります。
しかし、エネルギー消費効率が高くてもルーメンの数値が大きいと電気代が高くなるので、「間取りに適切なルーメン数値の中でエネルギー消費効率が高いLED電気」を選ぶようにしましょう。
星の数が多いほど省エネ
省エネのレベルは、星の数で表されるのが一般的です。星の数が多ければ省エネで、少なければ省エネではないということです。
これは、LED電気のみならず、エアコンや冷蔵庫などの電気家電にも表示されているので、節電目的で家電を購入する場合はチェックしてみましょう。
電力会社の切り替えでさらに節約できる場合が!
実は、電力会社を切り替えることで電気代をさらに節約できる場合があります。
ここでは、電力会社を切り替えるメリットや実際どのくらい安くなるのか、そして切り替える注意点などを具体的に説明していきます。
電力会社を切り替えるメリット
電力会社を切り替えるメリットは以下の通りです。
- 電気料金が安くなる可能性がある
- セット割りでガス料金やガソリン代なども安くなる場合がある
- 生活スタイルに合わせたプランで契約できる
最大のメリットは、「電気料金が安くなる可能性がある」ことです。
白熱電球や蛍光灯からLED電気に変えるだけで電気代は安くなりますが、電力会社を切り替えることでさらに電気代が安くなる場合があります。
大手電力と新電力の料金プラン比較
実際、電力会社を切り替えると電気代はどのくらい安くなるのか気になるかと思います。
そのため、東京電力(従量電灯Bプラン)とLooopでんき(一般家庭向けプラン)で比較してみましょう。
基本料金 | 東京電力(従量電灯B) | Looopでんき(一般家庭向けプラン) |
---|---|---|
10A | 286円 | 0円 |
15A | 429円 | |
20A | 572円 | |
30A | 858円 | |
40A | 1144円 | |
50A | 1430円 | |
60A | 1716円 |
基本料金に関しては、東京電力からLooopでんきに切り替えるだけで「無料」になります。
従量料金 | 東京電力(従量電灯B) | Looopでんき(一般家庭向けプラン) |
---|---|---|
120kWhまで | 19.88円 | 26.4円 |
120kWh超300kWh | 26.48円 | |
300kWh以上 | 30.57円 |
一人暮らしの平均消費電力量は176kWhです。つまり、ほぼ家にいないという方以外は、電力会社を切り替えた方が電気代は安くなると言えます。
電力会社を切り替える際の注意点
電力会社を切り替える際は、以下2つのことに注意しましょう。
- 違約金や解約金が発生するプランがある
- お住いの地域に対応していない場合がある
上記2つは電力会社のホームページで確認できます。
電気の質が変わったり変な請求をされたりすることはないので、電力会社を切り替えても生活が不便になることはまずないでしょう。
こちらの記事では、おすすめの電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、「LEDに変えると電気代は本当に安くなるのか」について解説してきました。基本的に、LEDに変えると電気代は安くなります。
しかも、寿命が20年と長いので交換する手間も省けますし、長期的に見ると導入コストも安くなります。
LEDに変えないメリットよりも変えるメリットの方が魅力的なので、まだ白熱電球や蛍光灯を使っている方はなるべく早めに交換しましょう。
また、電力会社を切り替えることでLEDの電気代をさらに節約できる場合があります。
切り替え作業も2ステップで完了するため、まずは「エネチェンジの無料一括比較」を使い、自分に合った電力会社を見つけてみましょう。