アンティーク家具おすすめ買取業者3選!買取相場や高く売るコツもご紹介!

本記事では「アンティーク家具っていくらで売れるの?」「普通にリサイクルショップに持っていくのでいいの?」と悩む人に向けて、買取相場やおすすめの買取業者を紹介しました。
一般的には、アメリカの関税基準を踏まえアンティークは100年以上経過しているものを指します。
しかし日本では、100年経過していないものでも、近年多く販売されているアンティーク調の雰囲気が色濃く出た古い家具について、ヴィンテージではなく、アンティークと呼ぶ人もいるようです。
また、アンティークという言葉であるため、西洋のものを想像してしまうかもしれませんが、日本や中国の古い家具や小物類もアンティークという名称で扱うことがあります。
そこで、本記事では100年未満のものや西洋以外の骨董品の事情についても取り上げています。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
アンティーク家具の買取相場
アンティーク家具は状態やデザイン、どのような様式に則ったものかどうかなどで買取価格が大きく異なります。
また、実際に王室で使われていたものなどが流通しているケースも多く、名のある人や家庭などで愛用されていた家具はそれだけで、数千万円の価値がつくこともあります。
近年は住居が洋風になっていることもあり、豪華で派手な和風家具や中華家具よりも、アメリカやイギリスなど洋風家具の方が需要が高く売れる傾向にある印象です。
例えば、あまり使われなくなった一枚板の座卓や衝立は、リサイクルショップでも〜40,000円程度と安価に販売されることがある現状です。
元々の値段が数十万円〜1,000,000円以上というものが多いだけにがっかりしてしまうかもしれません。
このような骨董品の詳細についてはこちらの記事で取り上げているので、参考にしてみてください。
以上の状況を踏まえ、洋風のアンティーク家具を中心に買取相場を紹介します。
キャビネット・食器棚
シンプルなデザインの高級材のキャビネット・食器棚は、20,000〜100,000円程度での買取が盛んです。
ルイ14世様式など豪華絢爛なデザインの方がアンティーク好きからの需要が高く、装飾残ったものでは、〜200,000円程度での買取が多いと考えられます。
また、食器棚は長持ちする上に処分が難しいことから、1900年以前のものを所有している家庭も少なくなくありません。
100年経過しているアンティーク品は英国では特に、もっとも家具のデザインが美しく家具としての完成度が高いと評価されています。
したがって、アメリカの関税基準でのアンティーク品であれば、状態がよい場合に1,000,000円を超える買取もあり得えます。
装飾が豪華でデザインが凝っており、木材が良いものは高価買取される傾向にあるため、ぜひ慎重にお売りください。
サイドボード
高価なものは定価が1,000,000円を超えることもあるため、数万円〜数十万円での買取が盛んです。
アンティーク家具の中では、比較的高価格帯で取引されることが多いジャンルです。
一方で、買値は1,000,000円を超えるようなものであっても、有名ブランドや職人が手がけたものではない場合や、証明する手立てがない場合に、思うような金額がつかないこともあります。
ライティングデスク・テーブルの買取相場
ライティングデスクで多い買取金額は数千円〜1万円程度です。
比較的サイズが小さく求める層は限られますが、流通が少ないため中古市場ではある程度の金額がつくことが多い印象です。
一方で、勉強や仕事、内職など作業するために利用をすることが多いため、状態が悪いものも多く見受けられます。
それでも欲しい方や味があると捉える人もいるため、骨董品専門店であれば買い取ってくれることが多いですが、1,000円や3,000円といったお気持ち程度の価格での買取になる可能性があります。
ダイニングで使うような大きなテーブルは、数千円〜100,000円程度の買取が盛んです。
前述の通り、残念ながら1枚板のテーブルは厳しい査定傾向にあります。座卓の足の部分だけ職人に作り変えてもらう人も一定数いますが、足が変わってしまうとアンティークとしての価値が落ちてしまう傾向があります。
チェア
高級なものでは、椅子1つで数千円代での買取が盛んです。1,900年頃のイスも、人気が出たデザインのものは大量に流通しており、日本にも多く流れてきています。
装飾がこだわられたイスであれば、大量流通している一般家庭で利用されてきたものでも、10,000円を超える買取がされることもあります。
イスは1つだけでなく、2人や4人など複数人で利用することがほとんどな都合上、同じものを多く買取依頼に出すと査定額がプラスされる可能性が高いです。
ドレッサーの買取相場
高級なものでは、数千円代での買取が多いです。
思うほどの金額にならないことが多い理由として、化粧などを使うため鏡や引き出しが汚れていることが多い点や供給に対して需要が低いことなどが挙げられます。
高級家具ブランドの買取相場
創業100年を超える家具ブランドも少なくありません。
それほど歴史が長くなくとも、1961年にイタリアで創業したSILIK(シリック)は、16世紀〜19世紀のクラシック様式を忠実に再現。非常に大型な家具を多く販売していることもあって、富裕層から大変需要があります。
SILIKも含め、高級な海外ブランドでは、定価が1,000,000円を超えるものが少なくないため、数十万円での買取も期待できます。
一方で、歴史的価値がある古い家具であっても、定価を超えた買取はほとんどない現状です。
アンティーク家具におすすめの業者3選
一概にアンティーク家具といっても、洋風のもの、中国・日本のものが得意な買取業者が存在しますが、おすすめの買取業者を取り上げました。
おいくら

出典:おいくら
弊社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、一括査定サイトです。
昔に購入した家具がアンティークと呼ばれるほど時間が経過するケースもありますが、当時の定価と買取価格は比例するものではないため、安かったものが高値で買い取られることもあります。
しかし、どのような家具やデザインに需要があるのか、素人目では分かりにくいこともあります。
そのような時にはぜひ、複数社で同時査定できる弊社のサービスをご利用ください。
アンティーク家具は買取業者によって数十万円、数百万円と大きく買取価格差が生じることがありますが、最も高く金額をつけた買取業者を選ぶことができます。
もちろん、納得がいかない場合なども利用料やキャンセル料は無料です。
高く売れるドットコム
出典:高く売れるドットコム
弊社マーケットエンタープライズが運営する「高く売れるドットコム」は、骨董品やコレクターズアイテムなどを積極的に買い取っている買取業者です。
家具などの買取も多く行っているため、「倉庫に空きがないから査定額を安くつける」という、よくある保管理由での減額も心配いりません。
アンティーク家具は、使用不可能な状態でなければジャンク品として扱われるようなものも、数十万円を超えるような高級家具も喜んで買取致します。
また、洋風のものに限らず、日本・中国のアンティーク家具も買取対象です。
査定はその場でお伝えの電話もしくは24時間受付のWEBにておこなっています。お申込みはお電話[0120-503-864(※年末年始除く9:15~21:00)]またはWEBからご利用いただけます。
買取方法は店頭、宅配、出張のいずれか。繊細な作りのものや重さがあるものが多いため、弊社では出張買取を推奨しています。運び出しからお任せください。
バイセル
出典:バイセル
骨董品や貴金属などを買い取っているバイセルは、アンティーク家具の買取を強化中です。
日本家具では、箪笥などの収納家具や建具、レトロガラスなどを買取対象の和家具として記載しています。
西洋家具の場合には、カッシーナやアルフレックス、アーコールなどの有名ブランドであるかどうかが買取価格に大きく影響するとののこと。
買取方法は店頭、宅配、出張のいずれかです。バイセルもまた、大きくて重いことがネックになることが多いため、出張買取を推奨しています。
アンティーク家具を高く売るコツ
少しでもアンティーク家具を高く売るためには、どのようなことができるでしょうか。
購入時の情報などを伝える
古いものであればあるほど、メーカーや時代特定に時間を要する可能性が高まります。
インターネットがない時代のものですから、カタログなどから特定する必要がある場合もあるでしょう。
そのため、どのブランドのものであるかわかるものや情報があると、査定にかかるコスト分を買取価格に反映してもらえることがあります。
そして、期待価格からそれほど査定にコストが割けない製品があるのも現実です。
有名メーカーかどうかで買取価格を大きく変える買取業者が多いことから、特にメーカーの情報は特に重要です。
買取業者がメーカー不明品と見なした場合に、本来であれば数十万円で売れるようなものが数千円〜数万円の価格しかつかないということもあり得ます。
汚れをきれいに落とす
食器棚の上や使っていない棚の中など、見えないところは埃がたまりがちです。
汚れた状態のまま査定に持っていくと、清掃コストがかかるだけでなく、落ちない汚れや打痕がないかチェックする手間が増えてしまいます。
保存状態が悪かったとみなす買取業者もあるでしょう。
すぐに落ちる汚れは、柔らかい布できれいに落としておくことをおすすめします。
しかし、きれいにしようと薬剤を使うなどすると、かえって家具にダメージを与えてしまったり、壊してしまったりすることもあります。
無理のない範囲にとどめましょう。
買取業者の販路を見極める
アンティーク家具は、ヴィクトリアン調やバロック調、ロココ調といった家具を集める人もいれば、日本家具や中国家具を集める人もいます。
西洋家具1つでも、いつの時代の様式に則ったものかどうかなどで、購入層は異なる傾向があります。
したがって、どうしても買取業者にも販路が多い分野とそうではない分野が出てしまいがちです。
高価買取例や買取実績、公式サイトで充実させている情報などから、自分の売りたい家具に適した買取業者でありそうか、骨董買取専門店の中から見極めることが重要です。
複数社で比較する
とはいえ、どこの買取御者が適しているかは見えにくいものです。
例えば、常連さんとの何気ない会話で、たまたま「こういうものが欲しいんだよね」という情報を得ていて、仕入れがあったら連絡するという、特定条件で再販できる可能性が高い状況を得ていることもないわけではありません。
最も手っ取り早く高く買い取ってくれる買取業社かどうか見極める方法は、複数社に見積もりを出すことでしょう。弊社を含め、近年では一括査定サービスも出てきていますから、あまり手間をかけずに比較できるはずです。
アンティーク家具に関するよくある質問
以下に、アンティーク家具で多く寄せられる質問を取りまとめました。
塗装剥がれや傷があるアンティーク家具も売れるか
結論として、状態によります。
大物は特に目立つ傷などで需要が大きく下がるため、倉庫が小さい・販路がないなどの事情で買取不可の可能性があります。
また、目立つ箇所の汚れはコレクターからの需要が少なくなるため、再販できる可能性が下がるぶん大きく減額されます。
例えば、食器棚の引き出しの中など目立たない箇所であれば、減額は避けられませんが、想像よりは高く買い取ってもらえることもあります。
白い落ちない汚れがあるアンティーク家具も売れるか
落ちない汚れはどうにもならないため、美観をどの程度損ねているかどうかにもよりますが、基本的に大きく減額されます。
アンティークは長く埃などがつもり安いぶん、細菌などを心配してアルコールで清掃してしまう人もいます。しかし、アルコールは絶対にしようしないでください。
自然素材は水分などに弱くシミができやすいつくりです。白く変色する“ワックス白化現象”が起きてしまう可能性があります。
熱いものを置くなどしても、熱で膜が溶けて白くなってしまうことがあります。
カビが発生しているアンティーク家具も売れるか
西洋家具は西洋で使用しているぶんには問題がないことが多いですが、日本は特に湿度が高いため、設計で想定していなかった事態に陥ることがあります。その1例がカビの発生です。
目立たない箇所であれば大きく減額して売れることもありますが、除去が難しいため厳しい査定になります。
業者に一度修理依頼したものも売れるか
アンティーク家具を忠実に、もともとの塗装方法などで再現できる業者は減りつつあると言われています。
依頼をするにしても、高額になることがほとんど。安く済ませようとした結果、全く別物になってしまうこともあります。
例えば、もともとは木材に軽く透明な塗装がされていただけだったにもかかわらず、汚れを隠すためにと、焦げ茶で最近の塗装方法で塗ってしまう業者もいます。
アンティークとしての美観を損ねれば、残念ながら買取価格は大きく影響します。
また、専門の業者に依頼したとしても、パーツの欠損による代替品などを使用した場合には、元の状態と大きく変わってしまいます。
見た目がよければ一定金額で売れることはありますが、本来の買取価格よりも低い買取がされるでしょう。
アンティーク家具は慎重に売ろう
アンティーク家具をはじめとして、骨董品の価値は専門の業者でないとわからないことが多いです。
数万円や数十万円もの査定額差が出ることがあります。
リサイクルショップでも、「たまたま店長がアンティーク家具が得意分野」といったケースがないわけではありませんが、確実に専門知識のある買取業者に持っていくのであれば、骨董品専門店での売却がおすすめです。
その際にも、複数社に比較することを強くおすすめします。
おいくらは全国のリサイクルショップが加盟する一括査定サービスです。
家電や家具などあらゆる不用品の情報を送るだけで、複数の買取業者から買取価格の見積りをまとめてもらうことができ、お得な価格で売却できるショップが簡単に見つかります。
処分しようと考えていた物に思わぬ価値があるかもしれません。