お値打ちモノが眠っている!?古書や古本の買取マニュアル

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古書には新書とは違う価値があります。もしかすると、家で眠っている古書の中にお宝があるかもしれません。古い本と思わず、不要な場合は買取に出してみるのが良いでしょう。
今回は古書の買取について詳しく確認していきましょう。

古書ってなに?古本とは違う!?

古書と古本は、どちらも中古の本には変わりありません。一部では以下の違いが付けられています。

古書

絶版になっており、新刊を手に入れるのが不可能である本を指します。例として、江戸時代に書かれた書物や手紙なども古書として取り扱われています。

古本

古書に比べると新しい本を指し、絶版になっていても新刊として手に入れることができる本です。比較的新しい本を指し、雑誌や漫画なども中古本として取り扱われることがあります。

新品のまま中古市場に並んだ本は新古本といいます。細かく分けると以上の違いがありますが、実際は古本に歴史の書物などが含まれることもあり、明確な分類がされているわけではないようです。

古書や古本が販売されている場所

古書や古本は、以下の店舗や場所で販売されています。

古本屋 / 古書店

古本屋や古書店にも種類があり、今では絶版になっているような本を中心に取り扱う店舗や、漫画や雑誌、新書など比較的新しい中古本をバラエティに扱う店舗などがあります。

リサイクルショップ

大手リサイクルショップは、ノベライズや文庫本、漫画などを中心に取り扱っているところが多いでしょう。他にも、ゲームやCDなど中古品としては新しいモノを取り扱っている店舗が多くみられます。

フリーマーケット / 蚤の市

フリーマーケット団体や企業、自治体などが開催する古物市です。中古本や絶版本を取り扱うお店もあり、店舗を持っていない出店者もいて、ここでしか買うことができない古書があることも少なくありません。しかし、お店の形態が決められていないため古本を出している出店者がいない場合もあります。

古本市 / 古本即売会

古本や古書が集まるイベントです。古本を扱う業者が集まっているため、フリーマーケットのように、古本がないリスクがありません。

ネットショップ

大手ネットショップにも古本は販売されています。Amazonなどにも、数は多くありませんが、出品している場合があるのです。

ネットオークション / フリマアプリ

ネットオークションには、個人だけでなく業者も古書を出品していることがあります。メリットとして、店頭に行かなくても商品を探せて購入ができるのです。

古書や古本は、インターネットの普及もあり取引されることが多くなりました。大きさも宅配便で送れる程度なので、個人でも取り扱いしやすいメリットもあります。

古書や古本が人気の理由

現在販売されている本は大量に販売が可能で、電子書籍も定着してきています。また、情報はネット上に多くあり、以前より本の需要は下がってきているのも事実です。しかし、古書や古本の需要は以下の理由でなくなりません。

・絶版本は電子書籍でも販売されない
・古本や古書のコレクターがいる
・紙媒体が好きな人が一定数いる
・インテリアなどとして使われることがある
・新品よりも少しでも安い価格で購入したい

江戸時代や明治時代の書物など、歴史的価値があるものは一定数のコレクターがいます。また、歴史の研究目的で使用されるなど、必要とする目的は様々です。昔の書物は印刷技術が発展していないこともあり希少価値が高く、同じ作品が現在も増刷されていても、古い時期に発行された方を購入する方がいるのです。

今も増刷されているが人気のある古書

・吾輩は猫である
・風立ちぬ
・人間失格

コレクターには初版を集めている方や好きな時代の書物なら種類を問わず集めている方など、各自の楽しみ方があるため需要が高いのです。コレクター以外にも、住宅展示場やオシャレなショップに海外の古書などをインテリアとして使用することもあります。

このように、古書や古本には多くの活用方法があり、本自体の需要が減っていても古本の需要はなくなっていません。

古書や古本を売る方法

古書や古本は以下の場所で買取・売却ができます。

古書や古本を買い取ってもらえる場所

・古本屋 / 古書店
・リサイクルショップ
・質屋

古本の状態が問題なければ、古本屋や古書店、リサイクルショップで買取を行っています。

リサイクルショップは本を扱っている店舗に持ち込みましょう。出張買取や宅配買取も行っているので、店舗に持ち込めない場合でも買取してもらえます。

質屋は買取を行っているかは事前に聞いたほうが良いでしょう。古書で価値のある場合は買取を行ってくれます。それぞれの店舗に販売するときは、以下のポイントに気を付けましょう。

・店舗が得意とする古書や古本を査定する
・何店舗か査定に出してみる

年代が新しい古本を売っている店舗に、古い書物を査定してもらっても価値が分からず、安く買われてしまうことがあります。古書専門店には古い書物に詳しい店員がいることが多いので、買取価格が高くなることがあるのです。

また、古書の状態や価値は鑑定のプロでも鑑定士によって変わります。高く買取してもらいたい場合は、複数店舗に査定してもらうのが良いでしょう。

古書や古本を売却できる場所

・ネットオークション / フリマアプリ
・ネット掲示板
・フリーマーケット

上記で売却するには、以下のメリットとデメリットがあります。

<メリット>
・古本屋やリサイクルショップよりも高値で売れる可能性がある

<デメリット>
・値切られる可能性がある
・売れるまでに時間がかかる
・配送や取引の手間がかかる

古本屋やリサイクルショップは、買取をして売却するため、販売価格よりも安値で査定価格をつけます。しかし、ネットオークションやフリーマーケットでは、消費者の手に渡るため業者の買取価格よりも高い値段で買われる確率が高いのです。購入する側も、お店の販売価格よりは低いため、お互いに得をします。

デメリットとして、フリーマーケットやネットオークションでは、出店手数料などが発生することや配送、顧客取引をする必要があるのです。手間を惜しまなければおすすめの売却方法と言えるでしょう。

古書の保存 / メンテナンスの仕方

古書や古本は紙なので、保管方法を間違えるとシミや破れなどが発生して売れる状態ではなくなってしまいます。今は売る予定がなくても、キレイな状態を保っていると価値が下がりにくいでしょう。古書のメンテナンス方法や保存方法について見ていきましょう。

<古書や古本の保管方法>
・室温は約16℃~25℃(最適温度22~25℃)
・湿度は約40%~60%(最適湿度55%程度)
・光(太陽光や蛍光灯)が当たらない場所に保管する
・市販の防虫剤を使い虫食い予防
・風通しの良い場所に保管する
・できるだけ高い位置がベスト
・和本は箱に入れて必ず寝かせて収納する

<保管に適した収納容器>
・中性紙箱…紙の酸性化を防ぎ、調湿・防虫効果もあります。
・段ボール…安価で通気性が良いため、すぐに実践できるメリットがあるでしょう。箱としての機能性は高くありませんが、防虫剤などを併用することで古書を守ることができるでしょう。
・プラスチックケース…水に強く頑丈なため、ケースを重ねることができます。値段も安いですが、密閉性が高いため湿気がこもりやすいのが難点です。
・桐箱…値段は高いですが、防虫防湿効果が高く、耐熱性もあります。
・茶箱…内部にトタンがはってあるため虫が湧きにくく、湿気にも強いです。使われている材木は杉材が良いでしょう。通気性が悪く重量があるのが欠点です。
・モミ箱…抗菌・防虫・消臭に優れています。他の木材に比べて水に弱い面があります。

<日頃のメンテナンス方法>
・年に1回程度湿度が低い時期に虫干しをする
・ホコリやゴミはハケなどを使い取り除く

本が水に濡れた / 湿っている本のメンテナンス方法
日陰の風通しが良い場所で自然乾燥させます。紙が貼り付いたときは無理にはがさず、めくれるようなら間にキッチンペーパーや和紙を挟みましょう。挟んだ紙が濡れてきたら新しい紙に取り替えます。

虫食いがある本のメンテナンス方法
ホコリや虫の死骸を取り除きます。箱もキレイに掃除して、防虫剤を入れて保管しましょう。

カビが生えている本のメンテナンス方法
目に見えているカビをハケで落とします。キッチンペーパーを70%エタノールに浸して軽く拭きましょう。その後、日陰の風通しが良い場所で自然乾燥させます。箱はキレイに清掃し、段ボールの場合は箱を新しく交換しましょう。

作業中はマスクや手袋、ゴーグルの着用がおすすめです。

本が破損した場合の処理方法
ノリがはがれているような場合は、はがれた場所はデンプンノリを使うことで修正が可能です。化学ノリやセロハンテープなどは本を傷める原因にもなるので使わないようにしましょう。

本についた傷みや汚れは、自分で処理する方法もありますが、修理方法を間違えると傷みや汚れを悪化させるだけでなく、破損につながるリスクもあります。大切な本は、修復のプロに依頼してみましょう。独自の技術を使い、本の曲がりやはがれなどを修復してくれます。

適切な保管方法を行い、キレイな状態を保ちましょう。

買取が難しい古書

以下のような古書や古本は、買取がしてもらえない場合があります。

・本の傷みや変色が激しい
・タバコや消臭剤の臭いがする
・蔵書印や蔵書シールがついている(図書館の本)
・付属品がない
・古い辞書
・教科書
・全集類
・解答が記載されている問題集 
・古すぎる雑誌
・本の内容がペンで線引きされて見られない

店舗にもよりますが、本の状態が著しく悪い場合や、盗難の恐れがあるときは買取を断られる可能性があります。しかし、古い文献や歴史的な価値がある書物の場合、傷み具合にもよりますが古書店などで買取をしてもらえる可能性もあるでしょう
次に買取金額が下がってしまう要因を確認していきます。

買取価格が下がる要因

・本の内容は読めるが線引きされている
・箱やカバーの破損
・個人や会社名の押印がある
・軽度の臭いがある

本の内容に問題がなく、臭いや傷みが軽度なら買取価格は下がりますが買い取ってもらえるでしょう。できる限り高価買取を目指すためには、本のメンテナンスや保管方法が大切なのです。

古書や古本の買取事例

実際に取引された古書や古本の買取実績を見ていきましょう。

戦前の貴重な初版本
買取価格 90,000円
状態の良い古書で買取価格は90,000円で取引されました。

古本約300冊
買取価格 55,000円
状態はあまり良くありませんが、約300冊と量が多く、55,000円での取引になりました。

日本歴史地名大系☆郷土歴史大辞典 ★ 全50巻 付録付き
買取価格 50,000円
状態の良い日本の地名辞典です。全巻もれなく、付録もついているので50,000円と高額買取になりました。

明治時代の古書・和綴本や古道具・民芸品
買取価格 40,000円
明治時代の民芸品などがかかれた古書。状態は悪くなく、歴史的価値があるため40,000円での取引となりました。

竹久夢二画集「旅の巻」初版 明治43年 洛陽堂 千部限
買取価格 20,000円
明治に活躍した画家、竹久夢二の画集です。状態は良くありませんが、貴重な古書のため20,000円で高額取引されました。

森鴎外全集 38巻
買取価格 12,500円
状態の良い森鴎外全集です。12,500円での買取となりました。

古書の買取実績詳細はこちら

まとめ

古本や古書はコレクターが一定数いて、需要がある分野です。とくに明治初期や江戸時代の古書は、状態がよければ1冊数万円以上の価格で取引されます。古本や古書の買取や売却、メンテナンス方法などの要点をまとめていきましょう。

・古書は絶版になり新品では手に入らない本を指すが、古本との明確な違いはない
・古書や古本は古本屋 / リサイクルショップ / フリーマーケット / ネットオークション / 古本市などで販売されており需要がある
・古書はコレクターなどがいて古い文豪の作品などは未だに人気がある
・古書はリサイクルショップよりも古本屋で売ったほうが高くなる可能性がある
・フリーマーケットやネットオークションなどで古書を売ると売却価格は高くなるが手間がかかる
・古書は日の当たらない風通しの良い場所で湿度と室温に気を付け保管する
・定期的に虫干しや収納容器の掃除などを行う
・本が濡れたりカビが生えたりトラブルがあったときは正しい方法でメンテナンスする
・セルフメンテナンスが難しい場合は業者に依頼する方法もある
・状態が悪い本や盗難の疑いがある古書は買い取ってもらえない
・箱やカバーの破損など本を読むのに問題がないが、多少の汚れや傷みがあると買取査定額が下がる

古書は明治以前など古く価値があれば、買取をしてもらえる可能性が高まります。また、昭和時代の文豪の初版なども価値が付くでしょう。もし押入れに眠っているなら、一度本の状態を確認して、買取業者に査定してもらってはいかがでしょうか。

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