自宅を映画館に!ホームシアターで映画を見るための準備・注意点を全解説

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「映画館で映画を見たいけど時間が合わない・近所に映画館がない・映画の料金が高い」など、映画館から足が遠のいてしまう理由はさまざまあるでしょう。ネットの映画レンタルや動画配信サービスなど、映画館に行かなくても映画が見られる環境があることも要因といえます。

好きな映画を自宅で楽しむなら、テレビ画面よりも映画館に近い環境になるホームシアターがおすすめです。しかし、ホームシアターを導入するためには、どのような機材が必要で、費用がどれくらいかかるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?今回は、ホームシアターをこれから導入したい方に、必要な機材と選ぶポイント、注意点について解説します。

ホームシアターのメリット

ホームシアターとは、自宅を映画館のようにする設備のことです。テレビ画面よりも大きなスクリーンに映し出される映像は、まるで映画館のような臨場感を味わうことができます。ホームシアターならではのメリットは、次の3つが挙げられます。

好きな時間に映画館気分を味わえる

映画館で映画を見る場合、上映スケジュールに合わせなければなりません。急な用事などで予定が狂ってしまい映画を諦めた、という経験をしたことが1度はあるのではないでしょうか?

一方、ホームシアターなら夜や休日など、いつでも好きな時間に映画を見ることができます。ゆっくり家で過ごしたいときや天気が悪いときなど、自宅で有意義な時間を過ごせるでしょう。

リラックスして映画を楽しめる

お出かけついでに映画館に行くのと違い、プライベートな空間でリラックスした状態で映画を鑑賞できます。ソファーで寝ながら、大声で笑う、お酒を飲む、タバコを吸うなど、思い思いの過ごし方ができるでしょう。
また、映画館のシートに長時間座ると疲れる、映画館が窮屈と感じる方はホームシアターを導入するメリットは大きいでしょう。

映画以外も大画面で楽しめる

ホームシアターの音響機材はサラウンド(立体音響)のものが多いので、テレビで見るよりも迫力と臨場感のある映像を体感できます。そのため、映画はもちろん、スポーツやライブ映像、ホームビデオ、ゲーム、ネット動画、カラオケなど、あらゆるエンターテインメントをスケールアップできるでしょう。

ホームシアターに必要な機材

さまざまな楽しみ方ができるホームシアターですが、どのような機材を準備が必要なのでしょうか?

プロジェクター

プロジェクターとは、スクリーンに映像を投影するための必須アイテムです。ホームシアター向けのプロジェクターは高画質を重視したものが多く、フルハイビジョン(HD)や4K映像対応など、用途によって選ぶことができます。

スクリーン

スクリーンは、プロジェクターから投影された映像を映し出すためのアイテムです。大きさの種類は60インチから170インチまでと豊富なので、部屋の広さに合わせて選ぶことができます。また、ロール状になったスクリーンを天井に設置し、電動や手動で下すタイプや、壁などにかけるタペストリー(掛け軸)など、設置方法もさまざまです。

ただし、広さが確保できれば壁に映像を映すことができるので、スクリーンは必ずしも用意する必要はありません。高画質にこだわりたい、壁に広いスペースがないという方は、スクリーンを必ず用意しましょう。

サラウンドシステム

プロジェクターと並ぶ必須アイテムは、スピーカーなどの音響設備でしょう。プロジェクターにスピーカーが付いた機種も販売されていますが、臨場感あふれる音を楽しみたい場合はサラウンドシステムが必須です。

最も臨場感のある音を再現できるのが、左右のフロントスピーカー、センタースピーカー、サブウーファーアンプ、後方の左右のリヤスピーカーという6種類を設置する「5.1chサラウンドシステム」です。前後左右から音を発することで、より臨場感のある音声を体感できます。

また、真後ろにスピーカーを2つ追加する「7.1ch」は、映画館とほぼ同じシステムになるので、より良い音質にこだわる方は導入するメリットがあるでしょう。

しかし、これらを用意するのは、それなりの費用と設置場所が必要です。ホームシアター初心者の方は、手ごろな価格で所を取らない「フロントサラウンドシステム」を設置することをおすすめします。1メートル弱のスティック型が特徴で、テレビの前に置く、または壁にかけることも可能です。

再生プレイヤー

手持ちのDVDやブルーレイなどの映像ソフトを再生したい場合、再生プレイヤーが必要です。しかし、レコーダーでも再生できるので、ホームシアターのためにわざわざ購入しなくても大丈夫です。

また、HuluやNetflixなどの動画サービスを活用する方法もあるので、レコーダーを持っていなくてもホームシアターを楽しむことができます。

Wi-Fi

HuluやNetflix、YouTubeなどの動画をホームシアターで鑑賞したい場合、Wi-Fi環境が整っていると便利です。Wi-Fiに対応したプロジェクターなら、動画配信サービスがすぐに見られる、スマホやパソコンと連動できるといったメリットがあります。

また、Wi-Fi対応のスピーカーもあり、プロジェクターを含めたホームシアターをすべてワイヤレスで接続することも可能です。

ホームシアターを導入するときのポイント

ホームシアターに必要な機材を揃える前に、以下のポイントを把握しておきましょう。

プロジェクターの設置場所と投影距離

プロジェクターが投影するサイズは、プロジェクターとスクリーンとの距離で決まります。たとえば、80インチの大きさを投影したい場合、通常のプロジェクターでは約2メートル以上、100インチでは3メートル以上の間隔を開けて設置しなければなりません。大画面を重視するあまり、部屋の広さを無視してプロジェクターを選ばないようにしましょう。

また、2メートル以上の距離を取るのが難しい場合、「短焦点プロジェクター」の機種で対応できます。短焦点とは、投影距離が短くても投影できるもので、1メートル未満、さらに距離が短い超短焦点なら10センチ程度でも大画面の投影が可能です。

また、地上デジタルに移行してから、アスペクト比(縦横比)は「16:9」が主流になっています。配信サービスなどの映像コンテンツも16:9が多いので、プロジェクターのアスペクト比も同じタイプを選ぶことが重要です。

プロジェクターのパネル

プロジェクターは「パネル」というパーツに映像を出力するため、パネルの種類によって画質や投影サイズが変わります。家庭用プロジェクターのパネルは、以下の3種類があります。

<液晶パネル>
光の三原色「赤・青・黄」を使って透過した映像を投影するもので、低価格帯の製品に多いタイプです。コスパが良く種類も豊富なので、初めてのプロジェクターに最適です。

ただし、黒色がグレーっぽく投影される「黒浮き」という現象が発生しやすく、暗めの映像に向いていません。パネルの寿命も比較的短いので、頻繁に利用する方は注意しましょう。

<DLPパネル>
「マイクロミラー反射型パネル」に光を当て、反射した光を投影するタイプです。液晶パネルよりも映像が美しいうえに、サイズがコンパクトというメリットもあります。

ただし、赤・青・黄を高速で切り替える構造ゆえに、「カラーブレーキング」という虹のような模様が見える場合もあります。

<LCOSパネル>
DLPパネルと仕組みは同じものの、「反射型液晶」という特殊なパネルを採用していることで、より解像度の高い映像を投影できます。プロジェクターの中でもハイエンドクラスで安くても50万円以上、かつ本体サイズが大きいため、家庭用としてはオーバースペックといえるでしょう。

プロジェクターの接続端子

プロジェクターの接続端子の種類が多い機種になると、さまざまなコンテンツを大画面に映し出すことができます。たとえば、HDMIは再生プレイヤーやゲーム機、パソコン、MicroSDカードはスマホで撮影した写真や動画など、楽しみ方がより広がるでしょう。

スクリーンの種類

スクリーンは4種類の生地があり、以下のように特徴が異なります。適した環境や用途も異なるので、最適なスクリーンを選ぶことが重要です。

<マット(拡散タイプ)>
ホームシアター用の一般的なスクリーンのタイプで、投影された光を全方向へ均一に反射できます。明るさも均一で画質が良いものの、照明などの光も同時に拡散され、映像が薄く見えてしまうことがあります。ホームシアター専用ルームなど、暗さを保てる環境に適しています。

<ビーズ(回帰タイプ)>
ガラス玉のビーズが敷き詰められたタイプで、投影された光を入射した方向に帰す特性があります。照明などの光は来た方向に戻るので、マットが苦手とする明るい部屋でも鮮明な映像を映し出すことが可能です。
しかし、反射光が偏ることでギラつきが起きたり、ビーズがはがれたりすることがあるので注意が必要です。

<パール(反射タイプ)>
銀紙のような見た目のスクリーンで、投影された光を鏡のように反射する性質があります。照明などの光も反射するので、ビーズと同様に明るい部屋に適しています。
しかし、光を拡散する力が弱いので、プロジェクターの光が太陽のように光ったり、端の部分の光が外へ逃げたりするケースがあるようです。

<サウンドスクリーン(音響透過タイプ)>
スクリーンの生地に小さい穴が開いている、または生地の折り目の隙間があり、背面に設置したスピーカーの音を透過するのが特徴です。映画館に導入されているスクリーンと同じタイプで、映像と音を一体化することで臨場感のある音を再現できます。スピーカーをスクリーンの裏に設置するので、壁一面の大型のスクリーンを導入する場合に最適です。

ただし、性能が良いことで高価、光が透過して明るさが低下する、穴や織り目の凹凸が干渉してモアレが起こるといったデメリットがあります。

ホームシアター導入にかかる費用

ホームシアターを実際に導入する際に、どれくらいの費用がかかるのかが一番の気がかりでしょう。結論からいうと、画質や音響をどれくらい求めるのかによって費用は大きく異なります。

たとえば、大型スクリーンと4K対応プロジェクター、5.1chサラウンドシステムといった映画館並みのホームシアターを導入する場合、機材だけでおおまかに見積もっても約50万円はかかります。さらに電気配線やスクリーンの設置などの工事が発生するため、合計で100万円を超えることも珍しくありません。

一方、「画質や音響はほどほどで構わない」という場合は、10万円以下で納めることができます。

フルHDのプロジェクターなら安い機種で1~6万円程度で購入できるので、4K映像を見ないなら低価格のものでも十分楽しめます。また、スクリーンを買わずに壁を使う方法や、カーテンやロールスクリーンを代用すると、スクリーンの費用を大幅に節約できます。

そして、省スペースのフロントサラウンドシステムは2万円程度から購入できるので、高いというイメージが覆るはずです。

ホームシアターを利用する際の注意点

自宅のホームシアターが完成したら、家族や友達と一緒に映画鑑賞を目いっぱい楽しみたいと思うことでしょう。しかし、ホームシアターを利用するときは、周囲への騒音に気を配る必要があります。

サラウンドシステムは臨場感のある音を体感できる一方、その音が近隣住民にとって騒音となる可能性があります。音が漏れやすい戸建てや、隣との距離が近いアパートやマンションなどは防音対策が必要です。

とはいえ、本格的な防音設備は工事が必要なので、賃貸物件では難しいのが実情でしょう。そこで、費用をなるべくかけない防音対策は、以下のものがあります。

・窓とドアに防音カーテンをする
・防音シートや吸音材を壁に設置する
・メインスピーカーやサブウーファーは床に直置きしない

スピーカーの音が漏れるのは窓と壁で、低音は床に振動して伝わることで騒音になります。

窓やドアからの音漏れ対策には、一般的なカーテンよりも重く、遮音効果が高い防音カーテンが効果的です。防音室に使われている防音シートや吸音材は、を窓や壁に活用すると音を吸収する効果が期待できます。

また、床への振動を減らすためにスピーカーを床に置かない、もしくは床に置いた収音材の上にスピーカーを設置する方法が効果的です。

騒音を気にして音響を調節してしまっては、ホームシアターの醍醐味といえる迫力と臨場感のある音を体感できなくなります。できる限りの防音対策を取り入れて、ホームシアターを思い切り楽しみましょう。

まとめ

ホームシアターは自宅で映画館の気分を味わえるので、大画面のテレビとは違った迫力が魅力です。プロジェクター、スクリーン、スピーカーが基本的な機材なので、これらを揃えればすぐにホームシアターをはじめられます。

一般的なプロジェクターは2メートル以上の距離が必要ですが、短焦点の機種なら1メートル未満でも大画面に映写できるので、ワンルームなどの狭い部屋でも対応できます。しかし、問題となり得るのは騒音で、隣と壁1枚で接しているマンションやアパートは特に注意が必要です。大々的な防音工事ができないからこそ、自分でできる防音対策を行いましょう。

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