本の染み抜き方法!簡単にできるやり方や注意点などを紹介!

“飲み物をこぼしてしまい本に染みができた”、“古本屋で本を購入したら染みがついていた”この記事を読んでいる人は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
今回は、そのような悩みを抱えている人のために、本についた染みの抜き方を説明します。非常に簡単で、だれでも実践できるので、ぜひ参考にしてください。染み抜き以外のクリーニング方法も紹介します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
本の染み抜き方法
本の染み抜き方法を説明します。
染み抜きに必要なもの
本の染み抜きに必要なものは以下の通りです。
- 塩素系台所用漂白剤(主成分が次亜塩素酸ナトリウムの漂白剤がおすすめ)
- 割り箸
- 化粧用コットン
- ガーゼかキッチンペーパー
- 輪ゴム
- 小皿
- 白い紙
- ティッシュ
上記のアイテムは、スーパーやコンビニなどでもそろえられます。
本の染み抜きをする場合の注意点
本の染み抜きをする場合は、塩素系台所用漂白剤が肌に触れたり目に入ったりしないよう注意してください。肌に触れたり目に入ったりすると、大きな事故につながる恐れがあります。
そのため、必ずゴム手袋やゴーグルなどを着用してから、塩素系台所用漂白剤を使いましょう。
また、塩素系台所用漂白剤の匂いや成分に敏感な人は、マスクをつけてください。そして、必ず換気した状態で染み抜きを行いましょう。
染み抜き手順
本の染み抜きは、以下の手順で行います。
- 割り箸の先端に化粧用コットンをつけて、それをガーゼやキッチンペーパーで包む
- ガーゼやキッチンペーパーで包んだら、それをてるてる坊主のように輪ゴムで縛る
- 染みがあるページの裏に白い紙をはさむ
- 染みがある場所に乾いたティッシュをあてて、水分を吸い取る
- 小皿に塩素系台所用漂白剤を数滴出して、割り箸で作った棒の先に染み込ませる
- 染みがある部分を棒でポンポンと数回叩く(このとき絶対に擦らない)
- 染みが抜けたら、棒に巻きつけていたガーゼやキッチンペーパーを新しいものに交換する
- 交換したら、今度は染み取り棒に水を含ませ、再度軽く叩く
- 最後にティッシュで染み軽く叩き、水分を吸い取る
- 染み抜きしたページを開き、乾燥させる
水分が完全に抜けたら、これで染み抜き完了です。
本の上部・側面・下部についた染みはやすりで削ろう
本の上部・側面・下部に染みがついた場合は、やすりで削り取りましょう。やすりは、ホームセンターで入手できます。染みの削り方は、染みにやすりを垂直に当て、軽く擦るだけです。強く擦ると、その部分だけ白くなる恐れがあるので注意してください。
染み抜きでできたシワを伸ばす方法
染み抜きでは本を濡らします。そのため、ページにシワができる人も多いでしょう。そのような人のために、染み抜きでできたシワを伸ばす方法を説明します。
シワ伸ばしに必要なもの
シワを伸ばすために必要なものは以下の通りです。
- アイロン(衣類に使っているもの)
- 霧吹き
- 白い紙2枚
シワ伸ばしの手順
シワは以下の手順で伸ばしましょう。
- アイロンを低温で温める
- シワができているページの裏に、白い紙をはさむ。
- ページ全体に霧吹きで軽く水を吹きかける
- 水を吹きかけた部分に白い紙をあてる
- その上からアイロンを軽く、そして素早くあてる
これでシワが伸びていれば成功です。シワが伸びていない場合は、3番から同じ作業を繰り返しましょう。
また、ページは冷えるときに形が決まります。そのため、アイロンで温めた後は、風が当たらない場所で冷やしてください。風が当たる場所で冷やすと、シワができる恐れがあります。
染み抜きで本が濡れた場合の対処方法
染み抜きで本が濡れた場合は、濡れている部分に白い紙や布などをはさんでください。そして、本を閉じ、日当たりがよい場所に本を数時間置いておきましょう。
愛蔵版や文庫版など、ページが多い本は、少しずつ乾かしましょう。本がある程度乾いたら、扇風機やドライヤーなどで冷やしましょう。そして、本が完全に乾いたら他の本や雑誌などを重しにして、数時間放置してください。こうすれば、シワができるのを防げるはずです。
染み抜き以外も!本をクリーニングする方法
染み抜きをしたら、他の部分も綺麗にしたいと思う人も多いでしょう。そのような人のために、染み抜き以外のクリーニング方法を紹介します。
本の黄ばみを取る方法
本の黄ばみは、弱アルカリ性の洗剤を使うと取れる場合があります。黄ばみを取る際に必要なものは以下の通りです。
- 弱アルカリ性洗剤
- 乾いた布
本の黄ばみを取る方法は以下の通りです。
- 乾いた布に弱アルカリ性洗剤を軽く拭きかける
- 洗剤を含んだ布で、黄ばんでいる部分を軽く拭く
この作業を何度か繰り返すだけで、大抵の黄ばみは取れます。しかし、洗剤を多く含ませたり黄ばみの部分を強く擦ったりすると、本が傷む恐れがあるので注意してください。
汚れを取る方法
本に汚れがついている場合は、消しゴムで軽く擦ると取れる場合があります。強く擦ると、ページが破けたりインクが飛んだりするので、必ず軽く擦ってください。
シール跡を取る方法
本についたシール跡は、粘着シートで何度か叩くと取れる場合があります。粘着シートを使っても取れない場合は、消しゴムで軽く擦ってください。
シール跡が本体についている場合は、慎重に作業を行いましょう。強引に取り除こうとすると、絵柄が薄くなる恐れがあります。これらの方法を行ってもシール跡が取れない場合は、シールはがし剤を使いましょう。
値段シールを綺麗に剥がす方法
まだ値段シールを剥がしていないのであれば、今回紹介する方法で値段シールを綺麗に剥がしましょう。値段シールを綺麗に剥がす方法は以下の通りです。
- 本についている値段シールを少し剥がす
- 粘着部分にドライヤーの熱を当て続けながら、少しずつ剥がす
ゆっくりと剥がせば、高い確率で綺麗に剥がせます。シール跡が残った場合は、先ほど紹介した方法でシール跡を取り除いてください。
本を綺麗な状態で保管し続ける方法
本を綺麗にしたら、なるべく今の状態のままで長く保管したいですよね。そのような人のために、本を綺麗な状態で保管し続ける方法を紹介します。
風通しがよい場所で保管する
風通しが悪い場所で本を保管すると、本にカビが生える恐れがあります。なぜなら、カビは風通しが悪い多湿な空間を好むからです。
カビが生えるのを防ぐために、本は風通しがよい場所で保管しましょう。本を保管する際の理想的な環境は、室温16~22度、湿度40~60%の空間です。そのため、本を長持ちさせたい場合は、室温や湿度なども気にかけましょう。
参考:Vaboo
立てて保管する
本を本棚で保管する場合は、必ず立てて保管してください。なぜなら、本を積み重ねて収納すると変に圧力がかかり、本が変形する恐れがあるからです。
また、平積みすると本同士がくっつくこともあります。しかし、中綴じの本は立てて保管すると変形する恐れがあります。中綴じの本を保管する場合は、ブックエンドを使いましょう。
ホコリを定期的に取り除く
ホコリは、カビや虫を繁殖させる原因です。そのため、2週間に一度は、本のホコリを取り除きましょう。可能であれば、本棚の上や裏側に溜まっているホコリも取り除いてください。
ブックカバーをつけて保管する
本は、本同士の擦れや部屋の電気から出ている紫外線などでも劣化します。それらから本を守りたい場合は、ブックカバーをつけましょう。
最近は、透明なブックカバーもあります。そのため、本の巻数やタイトルが隠れるのが嫌な人は、透明なブックカバーを活用しましょう。
直射日光が当たらない場所で保管する
本を直射日光に当て続けると、本は色あせます。そのため、なるべく直射日光が当たらない場所で本を保管しましょう。直射日光が当たりにくい場所で本を保管できない場合は、以下の方法で対策してください。
- 本棚にカーテンをつける(遮光カーテンだとなおよい)
- 窓に紫外線防止フィルムを貼る
- ボックス型の収納ケースに漫画を収納する
- ブックカバーをつける(黒やグレーなど、光を吸収しやすい色は避ける)
密封できるケースに入れて保管する
基本的に密封できるケースであれば、何でも構いません。密封できるケースで漫画を保管するメリットは、湿気や害虫から本を完全に守れることです。
乾燥剤や防虫剤、除湿剤なども入れれば、かなり長い期間漫画を綺麗な状態でキープできます。しかし、ひとつのケースに漫画を20~30冊程度しか保管できません。
そのため、密封ケースに入れて漫画を保管する方法は、広い収納スペースがある人や漫画の数が少ない人におすすめです。
ビニール袋に入れて保管する
先ほど密封ケースに入れて保管する方法を説明しましたが、密封ケースを用意できない人はこちらの方法をおすすめします。
保管方法は、ビニール袋に本を入れるだけです。ビニール袋は100円ショップに売っているので、非常に経済的です。
しかし、見栄えが悪いというデメリットがあります。そのため、ビニール袋に入れて本を保管する方法は、見栄えよりもコスパを重視したい人におすすめです。
本棚にカーテンをつけて保管する
少し前の段落でも軽く触れましたが、本棚にカーテンをつければ、本を紫外線から守れます。本棚につけるカーテンは、100円ショップに売っている布でも構いません。
100円ショップに売っている布と突っ張り棒を購入すれば、200円程度で簡易カーテンを作れます。しかし、予算が許すのであれば、遮光カーテンの方がおすすめです。
まとめ
今回は、本にできた染みを抜く方法を紹介しました。染みは時間が経つほど抜きにくくなります。そのため、なるべく早めに染み抜きをしましょう。しかし、染み抜きする際に使う塩素系台所用漂白剤は、少し危険な漂白剤です。
漂白剤が肌に触れたり目に入ったりすると、事故に繋がる恐れがあるので注意してください。必ず換気をよくして、ゴム手袋やゴーグルをつけてから漂白剤を扱いましょう。
本の上部・側面・下部に染みがある場合は、漂白剤を使うのではなく、やすりを使って染みを削りましょう。このとき、必ず染みに対してやすりを垂直にしてください。垂直にしないと、紙が破ける恐れがあります。
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