「燃料費調整額」とは?仕組みを知って電気料金を見直ししよう

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「燃料費調整額」についてご存知でしょうか?
近年、電気代の値上がりについて国民の関心が高まっています。正しく燃料費調整額を理解して、契約中の電力プランの見直しにお役立てください。
この記事では燃料費調整額について徹底解説。おすすめの新電力会社も紹介します。
目次
燃料費調整制度とは
電気料金には基本料金と従量料金のほかに「燃料費調整額」という項目があります。最近よく耳にする方も増えてきたのではないでしょうか。
電気をつくるためには当然ながら燃料が必要です。
この燃料の仕入れ価格は、為替レートや世界経済の状況によって大きく変動します。
安くなるときもあれば高くなるときもあるということです。
この仕入れ価格の変動を調整するために「燃料費調整額」という項目が用意されています。
2022年はウクライナ情勢なども影響して、燃料の仕入れ価格は大きく上昇。
電力会社は赤字を補填するために燃料費調整額を調整することで、なんとか補填しようとしていました。
この燃料費調整額について、もう少し詳しく解説します。
燃料調整費額プラス・マイナス調整
この「燃料費調整額」には、「プラス・マイナス調整」という仕組みで電気料金を市場価格に合わせています。
基準となるのは3ヶ月間の貿易統計価格を元に算定される「平均燃料価格」。
「平均燃料価格」が「基準燃料価格」を上回る場合はプラス調整となり、「平均燃料価格」が「基準燃料価格」を下回る場合はマイナス調整となります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金との違い
電気代の中に含まれている「再生可能エネルギー発電促進賦課金」。
これは固定価格買取制度(FIT)に基づき、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電力のコスト負担を電力消費者に義務付ける制度です。
FITとは、10KW未満の住宅用太陽光発電は10年以上、10KW以上の産業用太陽光発電は20年以上、固定価格で電力を買い取ることを電力会社に義務付ける法律です。
この法律は、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及を促進することを目的としています。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、賦課金単価(円)に使用電力量(kWh)を乗じたものです。
課徴金単価は、国が毎年決定し、地域ごとに一律に適用されます。
2021年5月から2022年4月までの単価は、3.36円/kWhです。
燃料費調整額の計算方法
燃料費調整額の計算方法は、プラス調整かマイナス調整かによって計算方法が異なります。
燃料費調整額と燃料費調整単価
燃料調整額とは、燃料費調整単価に1ヶ月の使用電力量を掛けたものです。
燃料調整額の計算式
- 燃料費調整額(円)
=燃料費調整単価(円)
×1ヶ月の使用電力量(kWh)
燃料費調整単価は、卸売市場や為替レート等の状況から、各電力会社が判断して決定した価格となります。
燃料費調整単価の計算式
燃料費調整単価の計算式は、以下のとおりです。
燃料費調整単価の計算式
- プラス調整時の燃料費調整単価(円/kWh)
=(平均燃料価格-基準燃料価格)
×基準単価÷1,000 - マイナス調整時の燃料費調整単価(円/kWh)
=(基準燃料価格-平均燃料価格)
×基準単価÷1,000
平均燃料価格と基準燃料価格は電力会社によって異なります。
各電力会社では、毎月の燃料費調整額について公式サイトなどで公表していますので確認してみましょう。
燃料調整費額の今後の見通し
燃料費調整額は2021年秋頃からプラス調整に傾きはじめており、現在も平均燃料価格は上昇を続けています。
参考までに東京電力エナジーパートナーの燃料費調整額を見てみると、以下のようになっています。
| エリア | 2023年1月 | 2022年12月 | 2022年11月 |
|---|---|---|---|
| 関東 | 5.13円/kWh | 5.13円/kWh | 5.13円/kWh |
| 東北 | 13.41円/kWh | 12.57円/kWh | 10.98円/kWh |
| 中部 | 12.30円/kWh | 11.04円/kWh | 8.60円/kWh |
| 北陸 | 9.90円/kWh | 9.64円/kWh | 9.18円/kWh |
| 関西 | 10.91円/kWh | 10.15円/kWh | 8.71円/kWh |
| 中国 | 15.02円/kWh | 14.36円/kWh | 13.11円/kWh |
| 四国 | 11.60円/kWh | 11.21円/kWh | 10.47円/kWh |
| 九州 | 8.17円/kWh | 7.69円/kWh | 6.82円/kWh |
関東ではまだそこまで上昇をしていませんが、ほかの地域では10円/kWhを超える地域も多くなってきています。
今後の見通しについて解説します。
燃料費調整額の上限
燃料費調整額が急激にプラス調整となった場合に、一般家庭に影響を及ぼさないようにするため、燃料費調整額には上限値が設定されています。
特定小売供給約款の方(従量電灯A・B・Cなどの一般家庭など)の場合は、上限を超えた分については請求されないしくみとなっています。
しかし、燃料費調整額に設定された上限を超える期間が長期に及んだため、燃料調整額の上限を撤廃する企業が相次いでいるのが現状です。
旧一般電力事業所でも上限の撤廃へ
燃料の高騰が続き、新電力会社の多くは赤字経営となり、上限を撤廃する企業が相次ぎました。
旧電力一般事業所も例外ではなく、一部のプランでは上限を撤廃すると発表しています。
東京電力エナジーパートナーでは、「スタンダ-ドS・L」「スタンダ-ドA・X」「プレミアムS・L」などのプランで上限を撤廃しています。
今後の燃料費調整額によっては、上限ありの「従量電灯A・B・C」のほうが安くなる可能性があります。
新電力会社の電源調達調整費に要注意
一部の新電力会社では燃料費調整額に加えて「電源調達調整費」という項目が設定されています。
これは非常にややこしいのですが、日本卸電力取引所(JEPX)で電力を調達している電力会社が「電源調達調整費」という瞑目で設定していることがあります。
「市場連動型」「独自燃調」などと呼ばれることもあります。
新電力会社の多くは、旧一般電力事業所と違って自社の発電所を所有していないため、世界経済の状況によって燃料の取引価格に大きな影響を受けてしまいます。
電力が安く調達できたときは旧一般電力事業所よりも電気代が安くなるメリットがあるのですが、昨今のような状況ですと非常に電気代が高くなるデメリットも。
新電力会社と契約する際には、独自の電源調達調整費を設けていないか、よく調べてから契約するとよいでしょう。
新電力会社や電気プランを選ぶコツ
ここまで燃料調整費について解説してきました。
ほとんどの新電力会社で燃料調整費の上限を廃止していることから、「新電力は高い」「新電力ははやく解約すべき」と思われた方もおられるかもしれません。
しかし、新電力会社だから高いわけではなく、プランの内容によってはそこまで電気代が高くならずにすむ場合もあります。
ポイント還元などの特典も考えれば、一概に新電力だけが高いとは言い切れません。
旧一般電力事業所でもプランによっては電気代が高くなる可能性があります。
新電力会社や電気プランを選ぶときには、以下の点をチェックしてください。
- 燃料費調整額の上限があるかどうか
- 電源調達調整費など独自のプランを採用していないか
- ポイント還元やキャンペーンなど
具体的にどのようにチェックすればよいのかを解説します。
燃料費調整額をチェック
電力会社やプランを切り替えるときには、基本料金・従量料金の金額だけで判断せず、燃料費調整額についても確認するようにしましょう。
燃料費調整額については、電力会社の公式サイトにて毎月の最新情報が掲載されています。
シミュレーションツールを活用する
電気料金が実際に安くなるかどうか、シミュレーションツールを活用して計算をしておきましょう。
各電力会社の広告などだけで判断するのは危険です。
シミュレーションでは、燃料費調整額も含めて計算できているか確認してください。
毎月の燃料費調整額をチェックする
燃料費調整額については毎月、各電力会社の公式サイトで最新情報が確認可能です。
燃料費調整額の上限だけを気にして、従量電灯A・Bなどの上限があるプランに急いで変更する必要はありません。
燃料調整額がいくらになったら、従量電灯A・Bなどのほうが安くなるのか、じっくりと検討してください。
電気料金シミュレーターで一発比較
ここでは、一般的な電力会社を使用した場合のシミュレーションを、世帯人数別に表示できるシミュレーターをご用意しました。
各社を比較して乗り換えの参考にしてください。
シミュレーション条件
【電力使用量】
1人暮らし:180kwh
2人暮らし:330kwh
3人暮らし:405kwh
4人暮らし:520kwh
【ガス使用量】
1人暮らし:15㎥
2人暮らし:25㎥
3人暮らし:35㎥
4人暮らし:45㎥
電力会社1
使用量目安: - kWh
基本料金: - 円
従量料金: - 円
合計金額: - 円
電力会社2
使用量目安: - kWh
基本料金: - 円
従量料金: - 円
合計金額: - 円
※「市場連動型プラン」は、市場価格によって料金が常に変動するため、シミュレーターの計算対象から除外しています。
※東京電力エリアの料金で算出しています。
電力会社の見直しで電気代を節約しよう
電力会社を見直すと電気代を節約できる可能性があります。
燃料費調整額や電源調達費などに注意をしながら、新電力会社のプランを比較してみましょう。
ここからはおすすめの新電力会社を紹介します。
東京ガス
出典:東京ガス公式サイト
開催中キャンペーン
- 基本プランの新規申し込みで電気の基本料金1か月無料※ ※都合により終了する場合あり
東京ガスの電気は、東京電力エナジーパートナーを契約中の方におすすめ。
東京電力エナジーパートナーのスタンダードSプランと比較して、集合一人世帯から4人世帯までお得になる可能性がありますので、対象エリアの方は、一度シミュレーションツールで試算してみてはいかがでしょうか。
電気基本料金が一ヶ月0円に!
出典:東京ガス
「東京ガス」への乗り換えを検討している方に朗報です!
東京ガスの基本プラン・ずっとも電気3を新規で契約すると電気代の基本料金が1か月間まるっと0円になります!
毎月の電気使用量が多い家庭などのアンペア数は50~60Aなどで契約されていることが多く、それに伴って基本料金も高くなります。
電気代の基本料金が0円になれば、それだけで電気代を大幅にカットすることができます。
まずは東京ガスに乗り換えると、年間どのくらい安くなるのかホームページで料金シミュレーションしてみましょう。
※本件は予告なく終了する場合があります
CDエナジーダイレクト
出典:CDエナジー公式サイト
開催中キャンペーン
- 祝割で最大3,000円分のポイントプレゼント
- LINEでカテエネの会員番号申請で1,000円分のポイントプレゼント
CDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」から「ファミリーでんき」、「ポイントでんき」、「エンタメでんき」などのプランは、付随する割引や特典が手厚く、非常に魅力的なものとなっています。
中部電力と大阪ガスが出資している企業なので、安心感がある点もポイント。
さらに、誕生日や結婚、出産などの特別な日には、ポイントがプレゼントされるサービスも好評です。
CDエナジーダイレクトはガスと電気をセットで契約することも可能。
光熱費の節約という点でも大きなメリットがあります。
【祝割】最大3,000円分ポイント還元!
出典:CDエナジー
CDエナジーへの乗り換えを検討している方に朗報です!
人生の節目をCDエナジーがお祝いしてくれる「祝割」を実施中。
出産・結婚・新居の購入・お子様の進学は、それぞれ3,000ポイント、加えて、家族の誕生日には毎年最大100ポイントがもらえます。(※お申込み時にWEB会員サービス「カテエネ」へのご登録や各種お申し込みが必要です。)
受け取ったポイントは、Tポイントやnanaco、WAON、dポイントや商品券に交換したり、毎月の電気料金の支払いにも使えます。
この機会にぜひCDエナジーへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
- キャンペーン期間:無期限
新日本エネルギー
出典:新日本エネルギー公式サイト
開催中キャンペーン
- 引越し手続き+キャンペーン応募で現金5,000円プレゼント※ ※2027年6月30日まで
新日本エネルギー(運営:株式会社ネクスト・ワン)は2019年に設立以降、契約数を拡大している電力小売事業者です。
電力消費量の多い家庭であれば電気代が安くなる可能性があります。
対象エリアは東京、北陸、九州。Webで申し込めば解約金は不要です。
電力使用量が少ない家庭や一人暮らし世帯では、それほどメリットがないと思われます。
HTBエナジーのでんき
出典:HTBエナジーのでんき公式サイト
HTBエナジーの魅力は何と言ってもプラン数が豊富なこと。
「PRIMEプラン」や「ママトクプラン」など、個人・家族・二世帯住宅向けのコスパのよいプランを豊富に取り揃えています。
電気を使用する時間帯、使用量などのライフスタイルに合わせて、最適なものを選択することができます。
さらに、ガスをセットにすることでより一艘お得感を得られるでしょう。
オール電化の方は、東京電力エナジーパートナーの「スマートライフプラン」よりも昼間の電気代が2%安い「ぜんぶ電気」をぜひご検討ください。
一部のプランで解約金が発生するので、契約前に必ず確認してくださいね。
ドリームでんき
出典:ドリームでんき公式サイト
ドリームでんきは、「ドリームジャンボ宝くじ」が付随してくるユニークな電気プラン。
供給エリアは北海道と沖縄を除く全地域。電気料金は旧一般電気事業者の従量電灯B・Cより5%安い料金設定となっています。
特典内容の宝くじは年に2回、ドリームジャンボ宝くじをプレゼントしてもらえます。
さらに中部・関東・関西にお住まいの方は、電気・ガス料金をペアで契約すると、宝くじが多くもらえるので大変お得です!
毎年、宝くじを購入する人は、この制度を利用してみてはいかがでしょうか。
燃料調整額の今後の見通しに注意
この記事では燃料調整額について解説しました。
近年では世界経済やウクライナ情勢などにより、原料となる石油や天然ガスなどの資源の仕入れ価格が上昇しています。
今後もしばらくは価格が上がるおそれがありますので、契約している電力会社の公式サイトなどで燃料調整額についての情報を集めるようにしましょう。
電力の値上がりにお悩みの方は、電力会社の見直しがおすすめ。
少しでも基本料金の安いプランや特典の多いプランに乗り換えて、電力高騰の時代を乗り切りましょう!
こちらの記事では、おすすめの新電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。


