ドライヤーの電気代は1時間あたり2~4円が相場?節約方法は?

ドライヤーは消費電力が大きいことで有名です。そのため「ドライヤーの電気代はいくらかかるのだろうか、節約する方法はないのだろうか」とドライヤーの電気代を気にしている方が多いかと思います。
そこで今回は、「ドライヤーの電気代はいくらかかるのか」をテーマに解説してきます。
今すぐできる「ドライヤーの電気代の節約方法」も6つ紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ドライヤーの電気代は?
毎日の生活シーンで必要なドライヤーですが、ドライヤーの電気代がどれくらいかかっているのか知っていますか?
ここでは、ドライヤーの電気代の計算方法や代表的なモデルのドライヤーの電気代も紹介しているので、参考にしてください。
ドライヤーの電気代を計算してみよう
ドライヤーの電気代は以下の計算式で求められます。
・消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代=ドライヤーの電気代
しかし、「1回あたりの電気代を知りたい」という方も多いでしょう。その場合は、以下の計算式で求められます。
・消費電力(W)÷1000×使用時間(分)÷60×1kWhあたりの電気代=ドライヤーの電気代
例えば、消費電力が500Wでドライヤーを5分使った場合、以下の計算式が成り立ちます。(1kWhの電気代は27円と仮定)
・500W÷1000×5分÷60×27=1.125円
つまり、500Wのドライヤーを5分使うと電気代は約1円ということが分かります。
消費電力はモードによって異なる
まず、一概にドライヤーと言ってもモードによって電気代が異なります。なぜなら、モードによって消費電力が異なるからです。
ドライヤーの性能やメーカーなどによっても異なりますが、モード別に見た消費電力量の目安は以下の通りです。
- COLD:80~100W
- DRY:1000~1200W
- TURBO:1100~1300W
DRYやTURBOは、COLDの10倍以上の電力を消費することがほとんどです。
電気代の相場は2~4円
モードによって消費電力が異なるということを理解したうえで、実際に電気代はどのくらいかかるのか求めていきましょう。
今回は以下の条件で求めていきます。
・COLDの消費電力:100W
・DRYの消費電力:1000W
・TURBOの消費電力:1300W
・1kWhあたりの電気単価:27円(日本の平均)
COLD | DRY | TURBO | |
---|---|---|---|
1分 | 0.045円 | 0.45円 | 0.585円 |
5分 | 0.225円 | 2.25円 | 2.925円 |
30分 | 1.35円 | 13.5円 | 17.55円 |
1時間 | 2.7円 | 27円 | 35.1円 |
6時間 | 16.2円 | 162円 | 210.6円 |
12時間 | 32.4円 | 324円 | 421.2円 |
24時間 | 64.8円 | 648円 | 842.4円 |
ドライヤーの使用時間は5~10分という方が多いかと思いますので、ドライヤーの電気代の相場は1回あたり2~4円と言えます。
電気代はメーカーによって異なる?
電気代はメーカーによって異なるのか気になるところかと思いますが、実はそれほど大きな差はありません。
なぜなら、消費電力がほぼ同じだからです。つまり、ドライヤーの電気代はメーカーで異なるのではなく、使用時間によって異なります。
ドライヤーの電気代節約方法
ここでは、ドライヤーの電気代を節約する方法を具体的に説明していきます。
節約法①使用時間を短くする
1つ目は、「使用時間を短くする」ことです。
先ほども説明したように、電気代はドライヤーの種類ではなく、「使用時間」で変化するので、使用時間を短くする対策をしましょう。
例えば、ドライヤーを使う前にタオルで髪の毛の水分をある程度ふき取っておくという感じです。
最近は、「速乾」を売りにしたシャンプーも発売されています。
花王のデータによると、速乾シャンプーを使うことでドライヤーの使用時間を従来の20%程度短縮できるそうです。
そのため、タオルドライのみならずこのような商品も活用していきましょう。
節約法②タオルを被ってドライヤーを使う
2つ目は、「タオルを被ってドライヤーを使う」ことです。
乾いたタオルを被ってドライヤーを使うことで、蒸発した水分がタオルに吸収されるため、結果的に髪の毛が乾くスピードがタオルを被っていない状態よりも早くなります。
しかし、タオルをずっと被っていると根本の部分があまり乾かないので、ある程度髪の毛が乾いたらタオルを取って根本の部分を乾かしましょう。
節約法③湿度が低いところで髪の毛を乾かす
3つ目は、「湿度が低いところで髪の毛を乾かす」ことです。
多くの方は脱衣所で髪の毛を乾かすかと思いますが、脱衣所は湿度が高いため中々髪の毛が乾きません。
そうなると、自然とドライヤーの使用時間が長くなってしまいます。
そのため、浴室から出たらすぐに扉を閉めて湿気が少ない状態で髪の毛を乾かすか、脱衣所以外の部屋で髪の毛を乾かすようにしましょう。
節約法④タオルドライとティッシュドライを組み合わせる
4つ目は、「タオルドライとティッシュドライを組み合わせる」ことです。
タオルドライは、先ほど説明したように乾いたタオルを被ってドライヤーを使う方法です。
余裕があれば、タオルドライの後にティッシュで毛先をつまみ軽く押さえるだけの「ティッシュドライ」も加えてみましょう。
やや手間がかかりますが、これにより細部の水分まで吸収することができます。
タオルドライとティッシュドライを活用すると、ドライヤーの使用時間がグッと短くなるので、ぜひ試してみてください。
節約法⑤冷風と送風を使いこなす
5つ目は、「冷風と送風を使いこなす」ことです。
やり方は非常に簡単で、まずは高温で髪の毛を乾かします。
そしてある程度乾いてきたら、冷風や送風で髪の毛を乾かしましょう。
これを行うだけで30%程度電気代を節約できます。
冷風や送風にすると髪の毛が乾くまで多少時間がかかりますが、高温に比べると消費電力が1/10程度になるため、結果的に冷風や送風にした方が電気代は安くなります。
節約法⑥高出力のドライヤーを使う
6つ目は、「高出力のドライヤーを使う」ことです。
実は、低出力のドライヤーよりも1200Wのような高出力のドライヤーの方が電気代は安くなります。
低出力のドライヤーは風量が弱いので使用時間が長くなりますが、高出力のドライヤーは風量が強いので短時間で髪の毛が乾きます。
「高温でガッと乾かして、冷風や送風でじっくり乾かす」という使い方の方が効率的です。
最近は低出力の「エコドライヤー」という商品も出てきましたが、それでも高出力ドライヤーの方が電気代は安くなると言えます。
コンセントをこまめに抜くのは逆効果?
「待機電力をカットする」という意味から、コンセントをこまめに抜いている方も多いかと思いますが、実はその行動、あまり意味がありません。
なぜなら、ドライヤーは本体についているスイッチでON/OFFを切り替えるため、待機電力がほぼかからない仕組みになっているからです。
そのため、他の部分を徹底して節電していきましょう。
電気代を節約できるおすすめのドライヤー5選
ここでは、電気代を節約できるおすすめのドライヤーを紹介していきます。
おすすめ①SALONdeTESCOM
1つ目は、大風量で速乾が売りのテスコムの「SALONdeTESCOM」です。
大風量2.5m3/分と1300Wの高出力で、髪の毛を時短で乾かすことができます。
また、風量無段階調整ダイヤルも備えているため、「高温で素早く乾かし、冷風や送風でじっくり乾かす」という使い方ができます。
おすすめ②ケアライズ ドライヤー ブレス
2つ目は、トップフィールドの「ケアライズドライヤーブレス」です。
消費電力は750Wと控えめですが、300万個のマイナスイオンを1200W相当の風量で飛ばしてくれるプロ仕様の赤外線ドライヤーです。
遠赤外線ドライヤーなので、髪の毛の水分そのものを素早く蒸発させるという特徴もあります。
おすすめ③ターボドライ
3つ目は、パナソニックの「ターボドライ」です。
やはり、それなりの性能を持ったドライヤーを購入しようとすると1~2万円かかります。
しかし、ターボドライは1200Wで大風量1.1m3/分というパワフルな性能を兼ね備えながら、1225円と非常に破格です。
このコスパの良さからロングセラー商品として10年以上愛され続けています。
電力会社の切り替えで電気代をさらに節約!
ドライヤーの電気代を節約したい場合は、電力会社の切り替えもおすすめです。
電力会社を切り替えるメリット
電力会社を切り替えるメリットは以下の通りです。
- 電気代が高確率で安くなる
- 電気代以外の料金も安くなる場合がある
- 生活スタイルに合った料金プランを自由に選べる
例えば、東京電力の従量電灯Bの基本料金は286~1716円かかりますが、新電力のLooopでんきは基本料金が0円です。
また、120~300kWhの従量料金も、東京電力は26.48円ですが、Looopでんきは26.4円です。
このように、新電力の方が電気単価は安い傾向にあるので、「節電をしたい」と考えている方は切り替えを検討してみましょう。
▼こちらの記事では、おすすめの電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
今回は、「ドライヤーの電気代はいくらかかるのか」について解説してきました。
ドライヤーの電気代は消費電力によって異なりますが、2~4円が相場です。
ドライヤーの電気代は商品やメーカーによって異なるのではなく、使用時間によって異なります。
そのため、ドライヤーの電気代を節約したい場合は、「使用時間を短くする」のがポイントになってきます。
速乾アイテムを使ったり高出力ドライヤーを使ったりと様々な節約方法を紹介してきましたので、ぜひ取り入れてみてください。