浴室乾燥機の電気代は高い?洗濯乾燥機と電気代を比較してみた!
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浴室乾燥機の電気代は高いと言われていますが、実際どのくらいかかるのか気になりますよね。
洗濯乾燥機もありますが、電気代が安いのはどちらなのでしょうか。
今回は
・浴室乾燥機の電気代
・浴室乾燥機と洗濯乾燥機、電気代が安いのはどちらなのか
・節電しながら浴室乾燥機を使う方法
などについて具体的に説明していきます。
「浴室乾燥機の電気代が気になって仕方がない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
浴室乾燥機の電気代はいくらかかる?
浴室乾燥機の乾燥機能を使った場合の消費電力は、1250W程度と言われています。
そして、電気単価を27円と仮定した場合、浴室乾燥機の電気代は以下のようになります。
- 1時間使った場合:33.75円
- 3時間使った場合:101.25円
- 5時間使った場合:168.75円
- 8時間使った場合:270円
- 12時間使った場合:405円
例えば、毎日使った場合(使用時間は5時間/日)、1ヶ月の電気代は5062円です。
「浴室乾燥機VS洗濯乾燥機」電気代が安いのは?
結論からお伝えしますと、電気代が安いのは「洗濯乾燥機」です。洗濯乾燥機を1回使った場合の電気代は以下の通りです。
【シミュレーション条件】
・洗濯・脱水容量:10~11kg
・乾燥容量:6kg
・洗濯から脱水まで時間:45分程度
・乾燥時間:100~140分
- 縦型ヒーター乾燥機:50円程度
- ドラム型ヒーター乾燥機:51円程度
- ドラム型ヒートポンプ乾燥機:14円程度
浴室乾燥機の平均使用時間は3時間と言われています。
そう考えると、浴室乾燥機は洗濯乾燥機の2~7倍の電気代がかかるということになります。
洗濯乾燥機ではなく浴室乾燥機を使うメリット
ここでは、洗濯乾燥機ではなく浴室乾燥機を使うメリットを具体的に説明していきます。
しわになりにくい
1つ目は、「しわになりにくい」ことです。洗濯乾燥機はどうしても衣類がシワになってしまいます。
また、最悪の場合は縮んでしまうこともあるでしょう。
それに対して、浴室乾燥機は干して乾かすため、しわになることがなければ縮むこともありません。
そのため、シワを作りたくない衣類や縮ませたくない衣類は、浴室乾燥機で乾かすことをおすすめします。
浴室暖房や浴室冷蔵も兼ね備えている
2つ目は、「浴室暖房や浴室冷房も兼ね備えている」ことです。
実は、お風呂場での死亡件数は交通事故死の4倍と言われています。
様々な原因がありますが、その中の一つとして急激な寒暖差が原因の「ヒートショック現象」があります。
これは寒いところから暖かいところへ、反対に暖かいところから寒いところへ移動した際に起きる現象です。
この現象を防ぐためには寒暖差を小さくする必要があります。そこで役に立つのが、浴室乾燥機の暖房・冷房機能です。
これらを使えば寒暖差を小さくできるため、通常よりもヒートショック現象の発生率を低くすることができます。
カビの発生を防げる
3つ目は、「カビの発生を防げる」ことです。カビは湿った空間を好みます。
つまり、浴室はカビにとって最高の環境なのです。カビの発生を防ぐためには、その空間を乾燥させる必要があります。
そのため、浴室乾燥機の乾燥機能を使えば、カビの発生率を下げることができます。
浴室乾燥機の電気代を節約する方法
やはり浴室乾燥機には色々なメリットがあるため、「電気代が高くても浴室乾燥機を使いたい」という方も多いかと思います。
そのような方のために、ここでは浴室乾燥機の電気代を少しでも節約する方法を具体的に説明していきます。
電気代が安い時間帯に使う
1つ目は、「電気代が安い時間帯に使う」ことです。
例えば、夜間の電気代が安いのであれば、夜間に浴室乾燥機を稼働させるというイメージです。
そうすることで、通常よりも安い電気代で浴室乾燥機を稼働させることができます。
エアコン×扇風機×部屋干しを併用する
2つ目は、「エアコン×扇風機×部屋干しを併用する」ことです。ここでポイントとなってくるのが「扇風機」です。
扇風機はエアコンの働きを手助けしてくれる家電なので、扇風機があると「エアコン×部屋干し」よりも早く衣類が乾くようになります。
浴室乾燥機を使う時間を1時間短くする
3つ目は、「浴室乾燥機を使う時間を1時間短くする」ことです。
例えば、浴室乾燥機の使用時間を3時間から2時間に短縮できた場合、1ヶ月で約1000円、年間で約1万2000円の節約になります。
そのため、室内である程度乾かしたり窓を開けたりして浴室乾燥機の使用時間を短くする工夫をして行きましょう。
昼間の日光を活用する
4つ目は、「昼間の日光を活用する」ことです。昼間の日光を活用して衣類を乾かすことができれば、電気代0円で乾かしたことになります。
しかし、立地や防犯の観点から「衣類を外に干せない」という方も多いでしょう。
その場合は、日中、窓側の近くに衣類を干しておきましょう。
こうすることで、ある程度衣類が乾くので、浴室乾燥機の使用時間を短縮することができます。
浴室内の水滴をふき取る
5つ目は、「浴室内の水滴をふき取る」ことです。浴室内に水滴が多いと衣類が乾きにくくなります。
そのため、浴室内に水滴が多い場合は、一旦、その水滴をふき取りましょう。
また、湯船にお湯を張っている場合は、湯船の蓋を閉めてから乾燥機能を使うようにしましょう。
定期的にフィルターを掃除する
6つ目は、「定期的にフィルターを掃除する」ことです。
浴室乾燥機のフィルターにゴミやホコリが詰まっていると乾燥効率が悪くなってしまいます。
そうなると、中々乾かなくなるので、乾燥機の使用時間が延びてしまいます。
フィルターの清掃頻度はメーカーによっても異なりますが、3~6ヶ月に1回が理想です。
こまめに清掃しておけば、毎回数分程度で掃除が終わると考えられるので、フィルターをこまめに清掃しておきましょう。
洗濯物の間隔を空ける
7つ目は、「洗濯物の間隔を空ける」ことです。
洗濯物と洗濯物の間隔が狭すぎると、水分が上手く飛ばないので乾きにくくなります。
そうなると、必然的に乾燥にかける時間が長くなるので、電気代が高くなります。
しかし、洗濯物を減らすのは難しいかと思いますので、突っ張り棒のような物で余裕を持たせられるくらい空間を作ってから衣類を干すようにしましょう。
浴室のドアや窓を数センチ開ける
8つ目は、「浴室のドアや窓を数センチ開ける」ことです。これにより空気の流れが良くなるので、効率的に衣類を乾かすことができます。
効率的に衣類を乾かすことができれば、乾燥機使用時間の短縮に繋がり、電気代の節約になります。
さらに節約したい!そんな人は電力会社の切り替えを検討しよう
節電しながら浴室乾燥機を使う方法を具体的に説明してきましたが、さらに電気代を節約したいのであれば、「電力会社の切り替え」をおすすめします。
そのため、ここでは電力会社を切り替えるメリットや注意点、そして電力会社を切り替える方法などを具体的に説明していきます。
電力会社を切り替えるメリット
電力会社を切り替えるメリットは、「電気代が高確率で安くなる」ことです。
実際に、東京電力からLooopでんきに切り替えると、どのくらい安くなるのか見比べてみましょう。
アンペア数 | 東京電力(従量電灯B) | Looopでんき(一般家庭向けプラン) |
---|---|---|
10A | 286円 | 0円 |
15A | 429円 | |
20A | 572円 | |
30A | 858円 | |
40A | 1144円 | |
50A | 1430円 | |
60A | 1716円 |
従量料金 | 東京電力(従量電灯B) | Looopでんき(一般家庭向けプラン) |
---|---|---|
120kWhまで | 19.88円 | 26.4円 |
120kWh超300kWh | 26.48円 | |
300kWh以上 | 30.57円 |
一人暮らしの平均電気使用量は150kWh/月です。
つまり、「一人暮らしで家電をほぼ使わない」という方以外は、基本的に電力会社を切り替えた方が電気代は安くなります。
電力会社を切り替える場合の注意点
電力会社を切り替える場合の注意点は、主に2つあります。注意点は以下の通りです。
・電気代の支払いは、「クレジットカード払い」しか対応していない電力会社もある ・エリアによっては申し込めない場合がある
基本的に新電力会社の多くは「クレジットカード払いのみ」です。
口座振替に対応しているところもありますが、かなり少ないのが現状です。
そのため、クレジットカードを持っていない方はクレジットカードを作るか、電力会社の切り替えを諦めるしかありません。
この記事では、おすすめの電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
今回は、「浴室乾燥機の電気代はいくらかかるのか」について解説してきました。
一般的に浴室乾燥機の消費電力は1250W程度と言われているため、「1250W÷1000×使用時間×電気単価」で電気代を求めることができます。
仮に電気単価を27円として3時間使用した場合、電気代は101.25円です。
洗濯乾燥機の電気代は1回あたり14~50円が相場なので、浴室乾燥機の電気代はかなり高いことが分かります。
しかし、今回紹介した節電方法を実践すれば、相場よりも安く浴室乾燥機を使っていきます。
また、電力会社を切り替えることでさらに電気代を節約できる場合があります。
そのため、「高い電気代を支払いながら浴室乾燥機を使うのは終わりにしたい」と考えている方は、電力会社の切り替えを積極的に検討してみましょう。