暖房便座(ウォシュレット)の電気代は?節約方法まとめ

今や多くの家庭で導入されている暖房便座とウォシュレットはトイレの使用を快適にしてくれる機能で一度使うと手放せなくなるかたも多いのではないでしょうか。しかし、こういった機能には電気代がかかっていることを忘れてはいけません。
この記事では、暖房便座の電気代について紹介しています。また、電気代を節約する方法についてもまとめていますので最後までご覧ください。
目次

電気料金が気になるならLooopでんきがおすすめです。基本料金0円でお支払いは使った分だけ!電力会社の送電網を利用しているので電力供給も安定しています。
一人暮らしからファミリーの方まで、使い方に合った最適なプランが選べます。まずは公式サイトからプランと料金シミュレーションをチェック!
暖房便座の種類はあるの?
暖房便座には「瞬間式」と「貯湯式」の2つのタイプがあることをご存知でしょうか。この二つにはそれぞれ特徴があり、電気代も変わってきますので一つずつ紹介していきます。
瞬間式の特徴について
瞬間式とは使用ごとに水を温めるタイプの暖房便座になります。特徴は以下になります。
- 本体の価格は貯湯式に比べて高めのものが多い
- 保温する内臓タンクがないので温水の量が限られる
- 電力は瞬間的に水を温める時に必要
- 温水を保温する電力は不要
- 内臓タンクがないので本体はコンパクト
瞬間式にかかる電気消費量はメーカーによって異なりますが年間58kWh程度です。1kWh25円で計算をすると年間1450円となります。後ほど紹介をしますが、温水を保温する必要がないため、その分電気代は安めとなっているのが瞬間式の特徴といえるでしょう。
貯湯式の特徴について
貯湯式は内臓タンクが搭載されており、そこに水をヒーターで温めておくことができる暖房現在になります。特徴は以下になります。
- 本体価格は瞬間式に比べると安いものが多い
- 水を保温しているのでたっぷりの温水で洗浄ができる
- 温水を保温しているため、電力が必要
- 内臓タンクがあるため本体に厚みがある
貯湯式ににかかる電気消費量は年間で135kWh。瞬間式と同じように1kWhを25円で計算をすると3375円と2倍以上の電気代がかかります。ただし、貯湯式はトイレの使い方によって電気代を抑えることができますので次で紹介します。
暖房便座の電気代を節約するには?
貯湯式は瞬間式と比べると電気代がかかってしまうことがわかったと思います。しかし、貯湯式も使い方を意識すれば電気代を抑えることが可能です。貯湯式の電気代を抑える方法を4つまとめましたので、一つずつ見ていきましょう。
設定温度は低くする
便座の設定温度は季節に合わせて調整することができます。蓋を閉めているの設定温度を「高」から「低」にするだけで1日あたり約45%の省エネになると言われています。メーカーにもよりますが、暖房便座の設定温度は「高・中・低」の3つがあり、便座の暖房機能と温水の設定温度を「中」から「小」にするだけで年間の電気代を700円~1000円ほど節約することができます。
そのため冬場でも「中」程度にしておき、それ以外の季節は暖房便座の設定を「低」に下げてみましょう。温度設定はスイッチで簡単に変更できますので、冬場でも気温に応じて切り替えて消費電力を意識してみてください。
季節関係なく節約したいと考えているのであれば便座シートを利用するのもおすすめです。100円ショップでも売られており、座ったときの冷たい感じがなくなるので便座の暖房代を0に抑えることができます。
使わないときは蓋を閉める
便座の蓋は使用すると以外は閉めるようにしましょう。蓋を開けっ放しにしていると熱が逃げてしまい、再び暖めるために余計な電力を消費してしまうからです。
なお、便座カバーを使用すると熱が逃げにくくなるのでおすすめ。特に気温の低いは冬は便座の温度を維持するだけでも多くの電力を消費するので、電気代を抑えるためには便座カバーを使用したほうがいいでしょう。
ノズルを掃除する
ノズルの汚れを放置したまま使っていると温水の効率が悪くなってしまい電気代が高くなってしまいます。そのため、定期的に掃除をしておくことが大切です。ノズルは自動で洗浄する機能がありますが、それだけでは汚れを落としきることはできません。
少しずつ溜まっていく汚れを放置しておくとガンコになっていき電気代がかかるだけでなくノズルの動きにも問題が出る可能性があります。
また、暖房便座の寿命はノズル出口の汚れとノズルシャワーの汚れに左右されるため、掃除をしないと便座の寿命を縮めてしまうことに。掃除の際はいらなくなった歯ブラシを軽く擦って、水で薄めた洗剤で拭き取るだけで綺麗になります。ノズルの掃除頻度は週に1回程度です。
ノズルを綺麗にすることで節電に繋がり、またカビなどの繁殖を防ぐことができるので気持ちよくトイレを使うことができます。定期的な掃除の中にノズルを掃除することも組み込んで電気代を節約するようにしましょう。
必要ないときは電源を切っておく
暖房便座を長期で使用しない場合は電源プラグを抜いておくのもおすすめです。なかなかないかもしれませんが、家族皆が長期で家を空ける場合にはプラグを抜いておくことで待機電力すらも抑えることができます。
知っている方も多いと思いますが、家電製品を使っていなかったとしてもプラグを挿しっぱなしにしているだけで電力はわずかですがかかってしまいます。そのため、長期で使用を控える場合はプラグを抜いておくのも電気代を節約する方法の一つです。
また、気温の高い夏場は暖房便座の恩恵もあまりないため、夏のときはプラグを抜いてトイレを利用するのも電気代を抑えるための方法のひとつです。たかが待機電力と思われるかもしれませんが、家族全体が節電意識を生活することでトイレ以外の部分でも節約に繋がり、年間で大幅に電気代を安くすることができます。
トイレ便座の節電をきっかけに、家族全体が他の場所でも電気代を少しでも抑えるために行動するのが大切なのです。
10年使用したら買い替えがおすすめ
暖房便座の電気代節約する方法についてお伝えをしました。上記の方法は電気代を抑えるために必要な行動になりますが、もう一つだけ便座の電気代を抑える方法があります。
それは「暖房便座の買い替え」です。電化製品は年々進化をしていき、省エネという言葉がある通り少ない消費電力量で稼働できるようになっています。これは暖房便座やウォシュレットでも同じです。
もし、10年程度使っている古い暖房便座やウォシュレットを使用しているのであれば、買い替えをぜひ検討してみてください。暖房便座を10年前のものから新しいのに替えるだけで電気代が約30%程度節約できると言われています。
なお、先ほども紹介した通りウォシュレットは貯湯式より瞬間式の方が高いものが多いです。例えば、貯湯式に関しては10万円以下で購入できるものが多いですが、瞬間式は10万円を超えるものも。どちらが良いかは、その人の好みにもよります。また、どちらも安いものは2万円や3万円で購入することができますが、すぐに壊れてしまい1年、2年程度買い替えないといけないなんてことも。
そのため、暖房便座を買い替えるときは使いやすさと長く使うことを考えて安さだけで安易に決めないようにしてください。
まとめ
便座の電気代について紹介しましたがいかがでしたか?暖房便座には瞬間式と貯湯式の2つのタイプがあり、それぞれで電気代が異なります。特に貯湯式はタンクで保温をしているため、その分電力消費量も多いため、瞬間式と比べて電気代に大きな差が出ます。
貯湯式を使っており、少しでも電気代を抑えたい場合は上記の方法を試してみてください。また、10年以上前の暖房便座を使っている方は最新のものへと買い替えを検討しましょう。新しいものに替えるだけで30%も電気代を抑えることができるからです。
暖房便座自体の電気代はそこまで大きくはありません。そのため、節約しても大きく変わるわけではありません。しかし「ちりも積もれば山となる」という言葉がある通り、小さな節約でも続けていけばやがて大きな節約になりますので、地道にコツコツ節約していきましょう。
こちらの記事もおすすめ!
おいくらは全国のリサイクルショップが加盟する一括査定サービスです。
家電や家具などあらゆる不用品の情報を送るだけで最大20店舗から買取価格の見積りをまとめてもらうことができ、最も高く売却できるショップが簡単に見つかります。もちらん、電話で直接問い合わせることも可能です。
処分しようと考えていた物に思わぬ価値があるかもしれません。まずは、どんなお店があるのか近くのリサイクルショップを探してみてはいかがでしょうか?