吹田市の粗大ごみは無料で出せる|持ち込み・引き取り回収など

大規模な住宅地千里ニュータウンがあり、大阪市に勤務する人たちのベッドタウンとなっている吹田市は、ほかの自治体と同様にごみ問題に大きな関心を寄せています。
ごみの分別は12品目に及び、粗大ごみについてもさまざまなルールを設けています。吹田市にお住まいの方が、家電の買い換えや大掃除で粗大ごみを処分したいときは、どうしたらいいでしょうか。
判断に迷うこともある粗大ごみの出し方や料金、持ち込みの方法などについて、詳しくご紹介します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
吹田市の粗大ごみの定義と収集について
吹田市では、燃焼ごみ、資源ごみ、拠点回収、大型複雑ごみ、小型複雑ごみ、有害危険ごみといった分別をして、ごみを出すことになっています。粗大ごみにあたるものは「大型複雑ごみ」と「小型複雑ごみ」で、品目や大きさが指定されています。
小型複雑ごみ
吹田市の小型複雑ごみは、燃えない素材でできているものと燃える素材でできているもの、そして、その両方の素材が組み合わさっているものです。大きさは60cm四方までです。
鍋ややかん、フライパンなどの調理に使用する調理器具、60cm四方までの家具、割れたガラスや板ガラス、掃除機やドライヤー、60cm四方までのガスコンロなどが対象となります。また、おもちゃ、三輪車、電気ストーブ、ガスファンヒーターも対象です。
大型複雑ごみ
大型複雑ごみは、基本的に60cm四方以上のものです。木製家具やじゅうたん、自転車、机、ベッドや布団などの寝具、ゴルフバッグ、こたつなどです。電気ストーブやガスファンヒーターは小型複雑ごみで回収されますが、注意したいのは石油ストーブ、石油ファンヒーターです。これらはすべて大型複雑ごみの分別となります。
小型複雑ごみの収集と出し方
小型複雑ごみの収集は月に1回で、当日の朝8時までに出します。収集日は地域によって違いますので、吹田市のごみ収集日を見て確認してください。
所定のごみ置き場に出しますが、以下の点に注意しましょう。
- ごみ置き場にある有害危険物のコンテナには入れないで、横のスペースに置いてください。
- ガラスや割れたコップなど危険なものにはワレモノと書いた紙を必ず貼ってください。
- 収集時に割れてしまいそうなものがある場合は、袋の中にいれてください。
- 電気製品やファンヒーターなどの電池は必ず抜いておいてください。
収集員の安全なども考えて、危険だと思えるものは必ず処置をしておきましょう。
大型複雑ごみの収集と出し方
大型複雑ごみも、収集日は月1回です。こちらも小型複雑ごみと同様、市内の地域によって収集日が異なっていますので、上記の「吹田市のゴミ収集日」を参照してください。
出し方は小型複雑ごみと同じく、所定のごみ置き場に出すことになります。大型の家具でも家から自分で出して所定の場所まで運ぶことになりますので、一人で運べないものの場合は、家族や友人などに手伝ってもらうようにしましょう。当日の朝8時までに出す必要があります。
大きいものの場合は、ごみ置き場におくときに通行の妨げにならないように十分配慮してください。大型複雑ごみには、不用品と書いた張り紙をわかりやすい位置に貼っておきます。雨の日や風が強い日などは剥がれないように工夫しましょう。小型複雑ごみと同じく、電池が入っている場合は必ず抜いてからごみ置き場に出します。
ごみの種類や出し方がわからない場合
大型複雑ごみなのか小型複雑ごみなのか判断に困った場合や、出し方がわからない場合は以下の連絡先に問い合わせてください。
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お問い合わせ先
吹田市事業課
jigyo1_k@city.suita.osaka.jp
吹田市津雲台7丁目7番D138-101号 -
電話番号
06-6832-0026 -
FAX番号
06-6832-0092 -
業務時間
午前8時45分~午後5時15分。土曜日は正午まで (土曜日の午後、日曜日、年末年始は休み)
吹田市の粗大ごみ手数料
吹田市の粗大ごみ処理手数料は基本的に無料です。ほかの自治体では1点につき200円から2,000円ほどかかる場合が多く、無料というのはかなり珍しいです。
吹田市は、ごみ問題に先進的な対策をとっていて、焼却・埋め立てという従来のごみ処理方法から脱却するために努力しています。リサイクル促進のために破砕選別工場や資源リサイクルセンターも開設しています。
処理手数料を無料とすると同時に、市民には環境保全とごみの減量化を広報して、積極的にごみ問題に取り組んでいます。
持ち込みやその他のサービスについて
吹田市には決まった日に粗大ごみを収集してくれるサービスのほかに、さまざまなサービスもあります。粗大ごみが大量にある場合や、月に1回の収集日にどうしても都合のつかない場合など、問い合わせてみましょう。
ごみの持ち込み
吹田市では、原則的に粗大ごみだけではなく、すべてのごみは持ち込みができません。ごみを処理する施設自体が、持ち込みを想定してつくられていないためです。安全性の観点からも、なるべく決められた日に回収場所に出すことを市は推奨しています。
しかし、やむを得ない理由があって、決められた日に出せない場合に限って持ち込みを認めています。
持ち込みができるごみ
粗大ごみにあたる「大型複雑ごみ」と「小型複雑ごみ」は、吹田市破砕選別工場へ持ち込むことになっています。破砕選別工場に持ち込めるごみは以下の通りです。
- 大型複雑ごみ
- 小型複雑ごみ
- 資源ごみ
- 有害危険ごみ
詳しい分類は、
持ち込みの申し込み方法と搬入
ごみを持ち込むためには、事前に電話申し込みが必要です。事前申し込みをせずに工場に行っても、ごみは捨てられませんので注意してください。
持ち込みをする当日は、吹田市破砕選別工場の3階にある事務所に行って手続きをします。このとき、吹田市に住んでいることが確認できる運転免許証などの身分証明書が必要になります。持ち込みした場合の処理費用は10㎏ごとに70円で、現金で支払います。
持ち込みをする場合の注意点
ごみを持ち込む際の注意点がいくつかありますので、確認しておきましょう。
- 持ち込める人は吹田市に住民票がある人だけです(身分証明書などの確認があります)。住んでいても、他地域で出たごみは持ち込めません。
- 持ち込みの申し込みは、電話のみの受付です。ファックスやメールでは受け付けていません。
- 持ち込むごみは、吹田市のごみの分別方法にしたがって、あらかじめ分別しておきましょう。
- 持ち込みをする場合、時間がかかることが予想されます。持ち込み受付時間が終了する30分前までには、受付を済ませてください。
- 持ち込んだごみを降ろす作業は、持ち込んだ本人がすることになっています。
- 持ち込みできないものがあった場合、持ち帰ることになりますので、十分に確認して持ち込みましょう。
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申し込み・搬入先
吹田市破砕選別工場
大阪府吹田市千里万博公園4番3号 -
電話番号
06-6877-7515 -
電話受付時間
午前9時~午後17時 (土・日曜日、年末年始12月29日~1月3日はお休みです。) -
持ち込み可能時間
月曜日~金曜日 午前9時~11時30分、午後0時45分~3時30分
(土日祝日、休日、年末年始はお休みです。)
引っ越しごみの回収
引っ越しをする場合には粗大ごみやそのほかのごみが多く出ることがあります。吹田市では、そのような場合、有料でごみを収集するサービスを行っています。
申し込み方法
電話で吹田市事業課に申し込みをします。ごみを出す1カ月前から14日前までに、本人が申し込みをしてください。申し込み時には、ごみを出したい日にち、住所、氏名、電話番号(引っ越し後も連絡がつくもの)、世帯人数、ごみの種類や分量などを伝えます。
処理手数料
処理手数料は運搬する車の大きさで決まります。軽トラック(おおよそ畳1畳半、高さ60cm)で運搬できる場合は2500円、2トン車の場合は5000円、3.5トン車の場合は7500円となります。
手数料は、申し込み後に処理手数料納入通知書が送付されてきますので、収集日の13日前までに指定金融機関から納入してください。納入の確認ができない場合は、収集をしてもらえません。
注意事項
- ごみの収集には立ち合いは必要ありません。
- 必ず分別をしてください。
- 通行の妨げにならない場所で、収集車が侵入可能な場所に出してください。
- 申し込んだ品目以外のものを出すと、費用を追加徴収する場合があります。
-
お申し込み先
吹田市事業課 -
電話番号
06-6832-0026 -
受付時間
月曜日~金曜日 午前8時45分~午後5時15分(土曜日は午前中のみ、祝日も受付)
吹田市でごみとして出せないもの
吹田市では粗大ごみを小型複雑ごみと大型複雑ごみに分けて回収していますが、ほかの自治体と同じように回収していないものもあります。
家電リサイクル法対象家電
基本的に販売店に引き取りを依頼することになっていますが、販売店がわからない場合や廃業している場合は、市が紹介する許可業者に収集を依頼します。その場合も収集料金とリサイクル料金がかかります。
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お問い合わせ先
吹田環境事業協同組合 -
電話番号
06-6337-9911 -
受付時間
月曜日~金曜日 午前9時~15時
パソコン
資源有効利用促進法により、リサイクルが義務付けられています。パソコン本体、ディスプレイ、ノートブックパソコン、いずれも対象になります。不要になった場合は、製造メーカーに問い合わせましょう。メーカーが不明の場合は、3R推進協会(電話番号 03-5282-7685)に問い合わせることができます。
関連記事
その他の回収できないもの
そのほか、処理が困難なものや危険なものなど、以下のような品目は市で回収していません。販売店や処理業者に問い合わせてみましょう。
- 畳
- ボーリングのボール
- 殺虫剤や農薬などの薬品
- 消火器
- ブロック
- バッテリー
- タイヤ
- ピアノ
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▼以下記事では吹田市のおすすめリサイクルショップ・質屋を紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
まとめ
吹田市の粗大ごみは小型複雑ごみと大型複雑ごみに分かれ、申し込みは不要、月に1回無料で回収してくれるシステムです。
また、時間や曜日の関係で定期回収を利用できない、または引っ越しなどの場合は、有料の個別回収や持ち込みも利用可能です。一方、家電リサイクル法対象物や処理困難品など、市では回収できないごみもあるので注意が必要です。
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