バイクの冬眠方法【完全版】バイクを長期保管(放置)すると危険な理由とは?

冬になると中々乗らなくなるバイク。
「冬に乗らないのであれば冬眠させよう」と言われていますが、冬眠の準備はできていますでしょうか。
「完璧」という方もいるかと思いますが、「何をすれば良いのだろうか」と困っている方も多いかと思います。
そこで、今回はバイクを冬眠させる場合にやるべきことをまとめましたので、まだ冬眠の準備が終わっていない方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
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バイクを冬眠させるためにやるべきこと
ここでは、バイクを冬眠させるためにやるべきことを具体的に説明していきます。
汚れを落としておく
バイクを冬眠させる前に汚れを落としておきましょう。
汚れは、バイクを劣化させる大きな原因のひとつです。
基本的に、汚れを放置すればするほど劣化が進み、消耗品の寿命が縮まっていきます。
また、汚れはすぐに洗えば落とせますが、放置していると中々落とせなくなります。
バイクを洗車する場合は、拭き上げのみでは落とせないような箇所やチェーンなど、細かいところもしっかりと洗車しておきましょう。
グリスアップ・コーティングしておく
バイクを冬眠させる前に、グリスアップとコーティングをしておきましょう。
可動部や潤滑が必要なパーツはもちろん、バイク全体にもコーティングしておくことをおすすめします。
コーティングすると、バイクを保護できるため、劣化の予防になります。
グリスアップとコーティングを行ったバイクと行わないバイクとでは、コンディションに大きな差が生まれるので、バイクを洗車した後は、グリスアップとコーティングを必ずしておきましょう。
あらゆる部分に使えるシリコンスプレーがおすすめ
グリスアップとコーティングをする場合は、「シリコンスプレー」がおすすめです。
シリコンスプレーとは、シリコンオイルからできているスプレーです。
金属部分やプレスチック部分、そしてゴム部分など、様々な場所に使えるスプレーですので、冬眠前のみならず、日常のメンテナンスにも活用できます。
様々なメーカーが販売しており、バイク用品店やホームセンターなどで手に入れられるため、1本購入しておいても損はしないでしょう。
滑ると危険な場所には使わない
シリコンスプレーはあらゆるところに使える便利なスプレーですが、シートやブレーキ周りなど、滑ると危険な場所には絶対に使わないようにしましょう。
オイル交換をしておく
バイクを冬眠させる前に、オイル交換をしておきましょう。
何度もエンジンを循環したオイルはかなり汚れています。
汚れているオイルをそのまま長期間放置するのは、あまり良くないことです。
バイクの外側だけを綺麗にするのではなく、冬眠前にオイル交換をし、中身も綺麗にしておきましょう。
ただし、オイル交換をしてすぐに冬眠させるのではなく、オイル交換しましたら、一度エンジンをかけて新しいオイルをバイク全体に行き渡らせてから冬眠させることをおすすめします。
ガソリンを満タンにしておく
冬眠前は、バイクのガソリンを満タンにしておきましょう。
バイクのガソリンタンク内に空間があると、冬眠中に結露が生じます。
これはガソリンタンク内と外部の温度差で生じる現象なのですが、結露を放置しておくと、やがてガソリンタンク内が錆びてしまいます。
また、水分はガソリンよりも重いため、タンクの底に溜まり、エンジンやキャブレターなどにも悪影響を与えます。
そのため、ガソリンが9割残っていたとしても、追加で1割、必ず入れておきましょう。
燃料コックをOFFにしておく
バイクのガソリンを満タンにした場合、次は燃料コックをOFFにしておきましょう。
しかし、負圧式コックが採用されているバイクには、OFFがない場合もあります。
その場合、エンジンが止まっていれば、ガソリンは流れないので、そのままで問題ありません。
また、インジェクションバイクに関しては、電動ポンプで燃料が流れているため、そもそもコックがありません。
そのため、負圧式コックが採用されているバイクとインジェクションバイクは、燃料コックをOFFにするという工程は飛ばしてください。
キャブレターのガソリンを抜いておく
所有しているバイクが、キャブレター車である場合、必ずキャブレターのガソリンを抜いておきましょう。
冬眠中でも定期的にエンジンをかけるのであれば、この工程はスキップしても問題ありませんが、エンジンをかけないのであれば、必ずやっておきたい工程です。
キャブレターは、ガソリンと空気が混合する場所ですので、放置しておくとガソリンが劣化してしまい、キャブレターを詰まらせてしまいます。
作業が難しそうと思っている方もいるかと思いますが、2ステップでできるため、作業自体は簡単です。実際に作業方法を説明していくので、参考にしてみてください。
ステップ1.フューエルコックをOFFにする
キャブレターからガソリンを抜く場合、まずはフェーエルコックをOFFにします。
OFFにすると、これ以上キャブレターにガソリンが入らなくなります。
OFFがないモデルのバイクもありますが、その場合は、基本的にONのままで構いません。
ただし、「PRI」には絶対にしないでください。
ステップ2.ドレンボルトを緩める
フェーエルコックをOFFにしましたら、次はキャブレターの下部にあるドレンボルトを緩めましょう。
ドレンボルトを緩めると、中に溜まっているガソリンが流れ出てきます。
そのため、ガソリンを入れる受け皿を用意しておきましょう。
そして、ガソリンが完全に流れなくなったのを確認したら、再度ドレンボルトを締めてください。これで、作業完了です。
サイレンサーの穴を塞いでおく
バイクを冬眠させる前に、サイレンサーの穴を塞いでおきましょう。
見逃す方が多い箇所なのですが、サイレンサーの穴を塞がずに放置しておくと、冬眠中に虫が入り、中を住処にされてしまう場合があります。
そうなってしまうと、上手くエンジンがかからなくなってしまう恐れがあるので注意しましょう。
特にバイクを屋外で保管する場合は、必ずやっておきたい工程です。
タイヤの空気圧を満タンにしておく
バイクを冬眠させる前に、タイヤの空気圧を満タンにしておきましょう。
冬眠中、バイクを一度も動かさない場合、タイヤの一つの面が常に地面と接することになります。
長期間、地面と接しているとタイヤが変形してしまう恐れがあるのですが、タイヤの空気圧を満タンにしておくことで、タイヤの変形を防げます。
可能であればスタンドにバイクを置こう
空気圧を満タンにしておけば、タイヤが変形することはまずありませんが、それでも地面と接していた部分は劣化してしまいます。
それを防ぐために、可能であればメンテナンススタンドやサイドスタンドなどで、タイヤを浮かせておくことをおすすめします。
スタンドは1万円以上するので、購入を見送っている方が多いかと思いますが、タイヤを劣化させて交換するよりも、初めからスタンドを購入した方が安上がりになる場合がほとんどです。
そのため、バイクに長く乗り続けるのであれば、一つ買っておいても損はしないでしょう。
スタンドがない場合はタイヤの接地面を定期的に変える
スタンドがない場合は、定期的にタイヤの接地面を変えてあげましょう。
タイヤが劣化してしまう原因は、同じ面が長期間地面と接地しているからです。
そのため、1週間に一度タイヤを回して接地面を変えることで、一部分に負荷がかかりっぱなしのときと比べて劣化のスピードが遅くなります。
バッテリーを外しておく
バイクを冬眠させる前に、バッテリーを外しておきましょう。
バイクとバッテリーを繋いだまま長期間放置しておくと、放電してしまい、バッテリーが上がってしまいます。
この放電を減らすために、バッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。
しかし、冬眠中でも定期的にエンジンをかけるのであれば、マイナス端子を外す必要はありません。
冬眠中はエンジンをかけないという方は、必ずマイナス端子を外しておきましょう。
バイクカバーをかけておく
一連の作業を終えましたら、最後にバイクカバーをかけましょう。
バイクを屋内保管するのであればカバーを付けなくても良いですが、屋外保管する場合は必ず付けてください。
バイクカバーを付けたバイクと付けていないバイクとでは、春先のコンディションに大きさに差が生まれます。
最悪の場合、走らなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
積雪地域でバイクを冬眠させるなら
積雪地域でバイクを冬眠させる場合、なるべくガレージや倉庫などの屋内で保管しましょう。
しかし、ガレージや倉庫は高いので購入できない方も多いかと思います。
その場合は、雪やつららがバイクに落ちない場所で保管することをおすすめします。
また、湿気・結露対策として、毛布をバイクにかけてからバイクカバーをかけるようにしましょう。
バイク冬眠時に使われることが多いガソリン添加剤
ガソリン添加剤とは、ガソリンの機能を向上させたりガソリンタンク内のサビ・腐食を防止してくれたりする添加剤です。
ガソリン添加剤のメリット・デメリットは以下の通りです。
- クリーニング効果がある
- 潤滑向上効果がある
- オイル消費を低減する効果がある
- 燃料系統の汚れの付着を防止する効果がある
- 過剰な効果は見込めない(ガソリン添加剤を入れれば、異常が改善する・解消するなど)
入れるタイミングも、ガソリンを満タンにした後に入れだけなので非常に簡単です。
そのため、「愛車をベストコンディションで保管しておきたい」という方は、ガソリン添加剤を入れておきましょう。
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出典:アップス
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まとめ
この記事では、バイクを冬眠させるためにやるべきことを具体的に解説してきました。
冬はバイクに乗らない方が多いかと思いますが、何も対策せずに冬眠させてしまうとバイクが劣化し、悲惨な状態になってしまう恐れがあります。
せっかく新車で買ったのに、すぐにボロボロになったという状態になりかねないので、冬眠前にやるべきことはしっかりとやって対策しておきましょう。
すでにバイクの状態が悪くなってしまったバイクに関しては、なるべく早めに売却を検討しましょう。
▼こちらの記事では、おすすめのバイク買取業者の特徴やバイクを高く売るコツをまとめているので、あわせて読んでみてください。
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