貴金属買取おすすめ業者9選!売るならどこがいい?価格相場や高く売るコツも
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「おいくら」「高く売れるドットコム」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。
インゴットや宝石があしらわれたアクセサリーはもちろん、医療機器や工業製品など、幅広い分野で使われている貴金属。資産価値の高い金属であることから、高価買取が期待できるジャンルのひとつです。けれども、いざ売るとなると「手元にあるアクセサリーが貴金属なのかわからない」「どの買取業者を選んだらいいか迷う」など悩んでしまうことも。
そこで今回は、貴金属を売るときに押さえておきたい基本情報をご紹介します。
目次
※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。
貴金属の買取におすすめの業者9選
貴金属を売りたいときにおすすめの買取業者を9社厳選しました。それぞれの特長をご紹介するので、気になった業者はぜひ公式サイトもあわせてチェックしてみてください。
おいくら
出典:おいくら公式サイト
おすすめポイント
- 一括査定サービスを提供
- チャット機能で手軽に業者とやり取りできる
- 利用料は一切無料
「おいくら」は、売りたい商品の情報を一度入力するだけで複数の買取業者へ同時に査定依頼ができる一括査定を提供している買取サービスです。
マイページにログインすれば各店舗の査定結果を一覧で確認できる上、チャット機能を使えば、電話番号やメールアドレスなどの情報を開示することなく査定結果に対する質問や買取スケジュールの調整などのやり取りを行うことができます。
掲載されているのは、おいくらの基準をクリアした全国の優良業者のみ。住所や営業時間、買取実績、口コミなどもチェックできるので、自分の希望にあった業者を余計な手間をかけることなく探すことができます。
高く売れるドットコム
出典:高く売れるドットコム公式サイト
おすすめポイント
- 買取品目は10万種類以上
- WEB特化の運営体制によって高価買取を実現
- 電話によるサポート体制も充実
貴金属や家電、カメラ、パソコン、オーディオ、骨董品、農工具、車など、買取品目は10万種類以上にも及ぶ総合買取業者「高く売れるドットコム」。店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類の方法で受け付けており、どの方法も手数料無料で利用できます。
WEBに特化した運営体制を構築することで、余計なコストを削減して高価買取を実現。各分野に精通した専門のスタッフが1点1点丁寧に査定し、最適な価格を提示してくれます。
電話申し込みでは、買取に関する相談も随時受け付け中。「売りたい貴金属が買取対象なのかわからない」「どの方法で売ろうか迷っている」などの疑問も、担当オペレーターが丁寧に対応。売りたい商品の情報や売却の背景、希望時期などを考慮して、最適な方法を提案してくれます。
コメ兵
出典:コメ兵公式サイト
おすすめポイント
- 75年以上にも及ぶ豊富な実績
- 訳ありの貴金属も査定対象に
- 無料で利用できる簡単LINE査定も実施
創業75年以上の老舗買取業者「コメ兵」。社内の独自の教育を受けた600人以上(2023年10月末時点)もの専門鑑定士が在籍し、貴金属やブランド品の価値を見逃すことなく適切な買取価格を提案。古いデザインの指輪や片方だけのイヤリング、チェーンがちぎれてしまったネックレスなど訳ありの商品でも、積極的に査定してくれます。
また、国内外に多彩な販売チャネルを展開していることから、在庫を効率的に回すことができ、高価買取につなげている点も特長。買取方法は、店頭・宅配・出張の3種類のほか、LINE査定も実施。3ステップで簡単に金額を確認することができます。
バイセル
出典:バイセル公式サイト
おすすめポイント
- 実績が豊富な大手買取異業者
- 破損・変形している金やプラチナ製品も積極的に査定
- 貴金属以外の買取にも対応
貴金属を含む買取実績は、累計3,700万点以上(2015~2023年の合計買取数)にものぼる大手買取業者「バイセル」。店頭・宅配・出張の3種類の方法で買取を行っており、どの方法でも買取経験と貴金属の知識が豊富なスタッフが、丁寧に対応してくれます。
金やプラチナ製品であれば、破損や変形しているものでも査定対象に。想定よりも高い金額で買い取ってもらえる可能性があるので、状態が悪いものでも一度無料査定を依頼してみるとよいでしょう。
また、貴金属以外に着物や楽器、お酒、金券、家電なども取り扱っているので、自宅の不用品をまとめて売却したいという方にもおすすめです。
ブランドオフ
おすすめポイント
- 国内外に幅広い販路を持ち高価買取を実現
- 下取りでお得に売却できる「お買い替えシステム」
- 買取だけでなく質屋も運営
「ブランドオフ」は、貴金属や宝石、ブランド品を扱っている買取業者。国内外に20拠点以上もある販売ネットワークや自社運営の通販サイトなど、幅広い販路を持つことで高価買取につなげています。
また、貴金属やジュエリーの下取りサービス「お買い替えシステム」も実施。ブランドオフのショップや直営通販サイトに在庫している商品を購入したい場合、手持ちの商品を最大10%アップで買い取ってもらうことができるので、買い替えも検討している方におすすめです。
買取方法は、店頭・宅配・出張の3種類。通常の買取のほか、質屋も運営しています。
RECLO
おすすめポイント
- 宅配専門の買取業者
- 世界50カ国以上に及ぶ豊富な販売チャネル
- 金額同意後最短10分で入金完了
「RECLO」は、ネットでの販売・買取に特化した宅配専門の買取業者。出店や店舗維持にかかるコストを抑え、顧客サービスや買取金額に還元しています。
貴金属やジュエリーは、平均鑑定歴10年以上のプロが1点1点丁寧に査定。世界50カ国以上と広範囲に及ぶ豊富な販売チャネルを持つことで、他社より高い金額での買取を実現しています。
査定はもちろん、送料やキャンセル料もすべて0円。希望に応じて自宅に宅配キット(ダンボール・返送用着払い伝票)も無料で送ってもらうことができます。査定結果通知後は、金額に同意すれば最短10分~3日で入金してもらえるというスピード感も魅力です。
ティファナ
出典:ティファナ公式サイト
おすすめポイント
- 幅広いジャンルを取り扱っている宅配買取業者
- 無料発送キットは3サイズから選択可能
- 見積もりはメールとLINEで受付中
貴金属だけでなく、ブランド品や食器、小型家電、骨董品、ホビー類など幅広く買い取っている宅配専門の買取業者「ティファナ」。全国からの依頼を無料で受け付けており、通常別途負担しなければならないことが多いキャンセル時の返送料も一切かかりません。
また、発送キットを無料している点も魅力。売りたい商品の大きさにあわせて3種類のサイズからセレクトできます。
見積もり依頼はメール、もしくはLINEから可能。特にLINEなら、品物の写真を撮って送るだけで簡単に査定額がわかるので、「売ろうか迷っているけれどとりあえず買取金額だけでも知りたい!」という方にもおすすめです。
ザ・ゴールド
出典:ザ・ゴールド公式サイト
おすすめポイント
- 出張買取に定評がある
- 直営販路を多く持つことで高価買取を実現
- 女性スタッフも多く在籍
売りたい貴金属がたくさんあるという方は「ザ・ゴールド」がおすすめ。高い専門性とすぐれた接客力を持つことから出張買取に定評があり、自宅で査定、買取、運び出しまですべて任せられます。女性スタッフも多く在籍しているため、女性やシニアのお客様でも安心して利用しやすい点もポイントです。
ザ・ゴールドでは国内外に複数の直営販路を確保しているため、買い取った品物を効率的に再販することが可能。他社に委託することなく自社で販売しているので余計なコストがかからず、その分を査定額に還元しています。
出張買取のほか、店頭買取や宅配買取も実施しています。
おお蔵
出典:おお蔵公式サイト
おすすめポイント
- 全国に20店舗以上を展開
- 業界大手ゲオホールディングスグループが運営
- 電話によるサポート体制が充実
リサイクルショップ「セカンドストリート」などを展開する業界大手ゲオホールディングスグループのひとつである「おお蔵」。全国に20店舗以上を構え、貴金属やバッグ、時計、ジュエリーなどの買取を行っています。
他社にはない豊富な販売ルートを確保することで、納得のいく金額を提案。店頭・宅配・出張の3種類の買取方法のほか、写真を撮って送るだけのLINE査定も行っています。
サポート体制が充実している点も特長で、買取に関する質問を電話で随時受け付け中。「査定のときに用意しておくものは?」「こんな商品は売れるの?」など、どんな質問や要望でも相談可能です。
▼こちらの記事では、金買取業者を紹介しているので、あわせて読んでみてください。
貴金属とは?
貴金属とは、科学的に安定しており、腐食や酸化といった劣化が起こりにくい金属のこと。変質しにくく加工しやすいことから、ジュエリーや精密機器などによく用いられています。また、貴金属は希少性が高い上、ジュエリーなどに加工されることでさらに資産としての価値が高まるため、買取市場でも積極的に取引されているジャンルのひとつとなっています。
貴金属に分類されているものは、金・銀・プラチナ・パラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウム・イリジウムの8種類。ジュエリーにおいては、金、銀、プラチナは主原料、パラジウム、イリジウム、ルテニウムは割金(わりがね)*、ロジウムはメッキの材料として使われています。なお、オスミウムは現在ジュエリーには用いられていません。
*アクセサリーとして強度や耐久性を高めるなどの目的で、貴金属に添加する金属のこと
時計やジュエリーは貴金属に入る?
貴金属は、金・銀・プラチナといった金属そのものだけでなく、ジュエリーや時計など製品ジャンルを含めて貴金属と呼ぶことがあります。しかし、本来は金属の材質を分類した呼び名であるため製品ジャンルを貴金属に含めるのは適切ではありません。
ただし、貴金属の含有量が高い製品は、貴金属と呼んでも差支えないでしょう。
<種類別>主な貴金属の買取相場
貴金属の買取金額とは、実際どのくらいになるのでしょうか?今回は、貴金属8種類の中から金・銀・プラチナをピックアップし、それぞれの価格相場や買取参考価格をまとめました。
金の買取相場
柔らかくて加工しやすく、劣化もしにくいことから、ジュエリーから工業製品まで幅広く使われている金。純金の状態では硬度や耐久性に難があるため、ジュエリーにする際は、他の金属と混ぜ合わせて合金にした状態で使われるのが一般的です。
金をベースにした合金はK18(18金)やK14(14金)などと呼ばれ、例えばK18の場合は75%が金でできているという意味になります。
金の買取相場※1gあたり
金 | 13,334円 |
---|---|
K24 | 13,334円 |
K23 | 12,134円 |
K22 | 11,960円 |
K21.6 | 11,030円 |
K20 | 10,860円 |
K18 | 9,990円 |
K14 | 7,450円 |
K12 | 5,600円 |
K10 | 5,250円 |
K9 | 4,640円 |
K8 | 3,600円 |
K5 | 1,800円 |
※2024年10月1日時点の金額
※参考:なんぼや
銀の買取相場
貴金属の中でもっとも熱伝導率と電気伝導率が高い素材として知られている銀。展延性にもすぐれており、ジュエリーや工芸品などに使われるのはもちろん、電気製品や工業用途など幅広い分野で有用な金属として重用されています。
一方で、銀は化学的に安定している貴金属の中ではもっとも化学変化を起こしやすい素材。皮脂や汗など硫黄化合物と触れることで表面が次第に黒く変色してしまうため、銀製品の保管やメンテナンスには特に注意が必要です。
銀も硬度の調整などで他の金属が混ぜられることがあり、純度によって「SV950」「SV800」などと呼ばれています。
銀の買取相場※1gあたり
シルバー | 153円 |
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Sv1000 | 145円 |
Sv925 | 130円 |
※2024年10月1日時点の金額
※参考:なんぼや
プラチナの買取相場
プラチナは、貴金属の中でも特に希少性の高い素材。非常に耐久性にすぐれていることから加工には高い技術を要します。日本ではプラチナといえばジュエリーのイメージが強いですが、それは日本は世界最大規模のプラチナジュエリー消費国であるためで、世界的には産業用として使われるのが一般的。主に自動車(ディーゼルエンジン車)の排ガス触媒に用いられることが多いようです。
プラチナも純度によって呼び名が区別されており、純度95%のものは「Pt950」、純度90%のプラチナは「Pt900」と表記されます。
プラチナの買取相場※1gあたり
プラチナ | 4,890円 |
---|---|
Pt1000 | 4,800円 |
Pt950 | 4,560円 |
Pt900 | 4,450円 |
Pt850 | 4,181円 |
※2024年10月1日時点の金額
※参考:なんぼや
貴金属の買取業者の選び方
数ある貴金属買取業者の中から1社を選ぶとなると、何を基準に選んだらいいのか迷ってしまう方も少なくないのでは?自分にあった業者を選ばないと、納得のいく取引ができなかったり、余計な手間がかかったりしてしまうケースも見られます。
ここからは、貴金属の買取業者を選ぶポイントを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
貴金属の買取実績が豊富な業者を選ぶ
貴金属の金額は、最新の相場情報や商品の状態などさまざまな要素を考慮して決定されます。そのため、貴金属の買取実績が豊富な業者や、専門査定士が在籍している業者を選んだ方が、適正な価格をつけてもらいやすくなります。
公式サイトに掲載されている実績のほか、口コミなども参考にしてみるとよいでしょう。
希望の買取方法を実施しているかどうか
一般的に実施されている主な買取方法は3種類。店舗に直接持ち込む店頭買取、自宅に査定スタッフが訪問して買取を行う出張買取、売りたい商品を梱包して発送する宅配買取があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
店頭買取 | ・スタッフと直接値段交渉したり疑問点を聞いたりできる ・その場で現金を受け取れる ・予約不要で依頼できる店舗も多い |
・店頭まで持っていく手間やリスクが発生 ・混雑している場合は待ち時間が発生する |
出張買取 | ・スタッフと直接値段交渉したり疑問点を聞いたりできる ・その場で現金を受け取れる ・金・貴金属を持ち運ぶ手間がかからない |
・自宅にスタッフを招き入れる必要がある ・訪問する日時をあらかじめ調整する必要がある |
宅配買取 | ・リモートで必要な作業が完結する ・スタッフと対面する必要がない ・金・貴金属を持ち運ぶ手間がかからない |
・入金までに時間がかかる場合が多い ・キャンセルする場合は返送料がかかることがある |
店頭買取は、その場で即査定・現金化してもらえるので、スピーディーに売却したい方におすすめ。予約不要で来店可能な店舗もあるので、仕事帰りや買い物ついでに買取に出すことができます。ただし、あまりに高価なものは持ち歩くリスクがあるため注意が必要です。
出張買取は、自宅で査定士の訪問を待つだけでOKなので、持ち出す手間を省きたい方や売りたい貴金属の点数が多い方にぴったり。金額に納得がいけばその場で現金支払い可能で、持ち出しまで任せられます。業者によっては出張地域が限定されていたり、1~2点の買取だと出張不可だったりすることもあるので、事前に確認しておきましょう。
非対面でやり取りを済ませたい方や近隣に買取店がない方、忙しくて業者対応の時間が取れない方に最適なのが宅配買取。梱包用のダンボールは、業者によっては無料でプレゼントしてもらえます。手軽に依頼できるものの、貴金属の場合、配送中にトラブルが起きると損害が大きくなる可能性も。そのため、配送補償がついている業者を選ぶことをおすすめします。
ブランドの価値も考慮してくれるか
売りたい貴金属が有名デザイナーやブランドが手掛けたものであれば、貴金属としての価値だけでなく、ブランド品としての価値も考慮して査定をしてくれる業者を選んだ方がよいでしょう。
貴金属の純度や重さに加えて、デザイン面など宝飾品や工芸品としての価値も考慮してプラスの金額をつけてもらえる可能性があります。
手数料がかかるかどうか
貴金属を売る際は、手数料の有無も確認しておくと安心です。
手数料例
- 出張費
- 送料
- 振込手数料
- キャンセル料 など
せっかく納得がいく値段がついても手数料分で差し引かれてしまうので、手数料を含めたトータルの金額で比較し、もっとも高値で買い取ってくれる業者を選ぶとよいでしょう。
貴金属を高く売るコツ
「せっかく貴金属を売るなら、少しでも高く売りたい!」と思っている方のために、査定金額アップのコツを7つご紹介します。
複数の業者へ見積もり依頼を出す
貴金属の買取金額は、商品そのものの価値や状態だけで決まるわけではありません。各業者の運営形態やスタッフの専門性、販売ルートの豊富さ、手数料の有無など、さまざまな要素によって決められるため、店舗によって買取金額が異なります。
よって、少しでも高く売りたいなら、複数の業者に見積もり依頼を出すことをおすすめします。買取金額を比較できるのはもちろん、相場がわかることで値段交渉もしやすくなり、高価買取につなげやすくなるでしょう。
金・プラチナは円安が売り時
金やプラチナは、国際的には米ドルで取引されているため、日本の金やプラチナの相場は米ドルと円の為替レートによって大きく左右されます。
国内で取引する場合、円高になると米ドルの価値が下がって金やプラチナの値段が安くなりますが、逆に円安になると米ドルの価値が上がり金やプラチナの価格も上昇するので、高く売りたいなら円安のときが狙い目です。
金は社会情勢が不安定なときに価値が上がる
金は資産としての価値があるからこそ、金融市場が不安定な時や戦争、災害など有事の際になると投資意識が高まり、買取価格も上昇傾向になります。紙幣や株券は国が破綻したり会社が倒産したりするとただの紙切れになってしまいますが、金はそのもの自体に価値があるためです。
社会情勢が不安定なときは、自身の安全資産として売却しない選択をした方がよい場合もありますが、売却を考えている方にとってはよいタイミングの一つといえます。
自分で貴金属の買取相場を調べておく
貴金属を売りたいときは、自身で買取相場をチェックしておくこともポイント。相場を把握しておくことで、売るタイミングを見計らえるのはもちろん、業者に安く買い取られてしまう可能性を減らせるためです。
買取業者の公式サイトなどで貴金属の買取相場が公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
鑑定書などの付属品と一緒に出す
貴金属を買取に出す際は、付属品もあわせて出すようにしましょう。
付属品例
- 外箱、内箱
- 販売証明書
- 保証書
- 鑑別書
- 鑑定書
- ギャランティーカード など
特に有名ブランドが手掛けたアクセサリーの場合、付属品の有無で査定額が大きく変わるケースも見られます。また、ダイヤモンドや宝石がついたものは、鑑定書や鑑別書があると査定に有利に働く上、査定時間の短縮にもなるでしょう。
なるべくキレイな状態で出す
貴金属は状態がよいものほど高値をつけてもらいやすくなるため、高価買取を狙うなら日頃のメンテナンスが重要になってきます。貴金属は皮脂による黒ずみや曇りが生じる可能性があるため、使った後は必ず専用のクロスなどで拭いてから収納するようにしましょう。
もし黒ずみができてしまったら、ぬるま湯に中性洗剤を混ぜてつけおきして汚れを浮かせ、数分後にクロスでふき取ります。中性洗剤は一般的な食器用洗剤などでOKです。
不用な貴金属はまとめて売る
業者によっては、複数点まとめて売ることで高く買い取ってもらえる場合があります。貴金属を複数点売るのはもちろん、着物やブランド品、家電など幅広いジャンルを扱っている業者であれば、貴金属以外のものもまとめて依頼すると、想定よりも高い金額で売却できるかもしれません。
買取業者と質屋の違いとは?
貴金属を換金する方法としては、買取のほか質屋に預けるという方法もあります。この2つは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
買取業者へ依頼すると貴金属を“売る”ことで現金を得られますが、質屋は売るのではなく“貴金属を担保にお金を借りる”ことで現金を得るのです。そのため、質屋は後から預けた貴金属を取り戻せる可能性を残したいという方におすすめ。
買取業者の場合、一度売ったものを返してもらうことはできませんが、質屋に預けた貴金属は、一般的に3か月以内であれば元金と利息を払うことで手元に戻すことができます。
貴金属を売るときの注意点
ここからは貴金属を売るときの注意点をご紹介します。事前にチェックして、トラブルなくスムーズな取引を行いましょう。
貴金属を売ると税金が発生する場合がある
貴金属を売却して大きな利益を得た場合、税金を納める必要があります。一般的な個人での取引の場合は「譲渡所得」として扱われ、確定申告を行わなくてはなりません。ちなみに、営利目的で継続的に売買している場合は「雑所得」、貴金属の売買が本業ではないものの、事業として利益を得た際は「事業所得」として区分されます。
ただし、貴金属の売却で得たお金の全額が課税対象というわけではありません。譲渡所得には年間50万円の特別控除があるため、課税対象になるのはこの金額を超えた額のみです。また、送料など売却にかかった費用も控除されます。
貴金属を売るときは本人確認証が必須
不用品を売るときは、貴金属に限らず本人確認書類が必要です。盗品の売買やトラブル防止のために古物営業法によって定められているものなので、個人で売却する際は運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど身分を証明できるものを用意しておくようにしましょう。
金メッキや金張りの製品は買取不可の場合がある
金メッキや金張り製品にも金は含まれていますが、含有量が少ないことから金としての価値はほとんど評価されません。そのため、買取対象外になっている業者も多く見られます。
ただし、有名ブランドのジュエリーや、骨董的・工芸品的価値の高い製品であれば、金の価値ではなくブランドの知名度やデザイン性、歴史的背景、希少性などを考慮して価値がつく可能性があるため、ブランド品や骨董品としての評価もしてくれる業者を選ぶとよいでしょう。
クーリングオフが適用されない場合がある
一度契約の締結をした場合でも、一定の期間であれば無条件で申し込みを撤回したり、契約を解除したりできるクーリングオフ制度。消費者がもう一度冷静に再考できる時間を与え、不本意な契約によるトラブルを防ぐためのものですが、買取ではこの制度が適用されないケースがあります。それは、店頭買取と宅配買取です。
どちらも消費者が自発的に商品を持ち込んだり発送したりすることから、事業者から強制されて取引をしている可能性が低いと判断されるためです。金額に納得がいかないなどの理由で取引をやめたい場合は、査定の時点でキャンセルするようにしましょう。
一方で、直接業者が自宅を訪問して取引を行う出張買取は、基本的にクーリングオフの対象になります。貴金属の買取はかなりの高額になるケースもあるため、不安な方は出張買取を選ぶのも一つの手です。
刻印なしの貴金属は買取不可の場合がある
刻印なしの貴金属は、業者によって買取の可否が分かれます。
貴金属には必ず刻印をしなくてはならないというルールもなく、経年による傷や汚れで見えなくなってしまうことがあるので、刻印がないからといって偽物とは限りません。
しかし、刻印がない貴金属を本物かどうかを見分けるのは素人には至難の業。専門知識を持った鑑定士や貴金属の品位を測る機械を所有していない業者では、純度などを正しく判断することができず、買取後にトラブルに発展する可能性があるため、刻印のないものは買取対象外になっている場合が多いです。
逆に、専門性の高いブランドでは貴金属の価値を正確に分析・計測できるため、刻印がなくても買い取ってもらうことができます。
貴金属を売るときによくある質問
最後に、貴金属を売りたいときによく挙げられる質問を4つご紹介します。
カラーゴールドは高価買取の対象になる?
カラーゴールドとは、地金が色味を帯びている金合金のこと。イエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドなどの種類がありますが、これらは金そのものにさまざまな色がついているわけではなく、銀や銅などほかの金属を混ぜて加工することで、本来の金とは異なる色合いを表現しているものです。
カラーゴールドも買取対象にはなりますが、合金であることから金の含有量が少なくなるため、金の価値という視点では純金より高値がつきにくくなります。
ただし、プラチナやパラジウムなど高価な金属を含有していたり、有名ブランドのアクセサリーであれば、金以外の価値で高価買取につながることがあるため、金専門買取業者ではなく、アクセサリーやブランド品も取り扱っている業者を選んだ方がよいでしょう。
大手の買取業者の方が高く売れやすい?
運営元の会社が大手であったり信頼性が高い業者であったりする場合は、利用者が多く買取実績も豊富。高値で買い取ってくれる可能性も高いので、業者選びの一つの基準になります。
ただし、貴金属の査定基準や買取金額は業者によってさまざま。大手だからといって高価買取が保証されるわけではないため、規模感を問わず複数の買取業者の見積もりを比較してから依頼する業者を決めたほうがよいでしょう。
破損や傷がある貴金属でも売れる?
破損や傷がある貴金属でも多くの業者では査定自体は受け付けています。ただし、状態によっては買取を断られたり、相場よりも低い値段がついてしまったりするケースもあるため、まずは査定だけでも依頼してみるとよいでしょう。
買取できない貴金属はある?
金メッキや金張りのものなど、あまりに貴金属の含有量が少ないものは買取を断られるケースがあります。
また、法定金貨や工業製品の基盤、危険物であるライターや刃物なども買取対象外になっていることが多いですが、買取業者によって対応が異なるため事前に確認しておくようにしましょう。
貴金属専門の買取業者で高価買取を狙おう!
金や銀、プラチナといった貴金属は、買取市場で一定の価値がありますが、その品位はものによって大きく異なります。純金であれば金専門の買取業者がおすすめですが、アクセサリーであれば貴金属の純度はもちろん、一緒に使われている割金、手掛けたブランド、デザイン性なども考慮してもらえる買取業者を選ぶとよいでしょう。
今回ご紹介した買取業者は、査定料もキャンセル料もかからないところばかり。古いものや傷があるもの、本物かどうかわからないものも値段がつく可能性があるため、素人判断で処分してしまう前に一度プロに見てもらい、価値をチェックしてみてはいかがでしょうか?