漫画の自炊とは?初心者でもできるようにやり方を分かりやすく解説
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漫画を整理するために行う人が多い自炊。自炊すると大量の漫画を持ち運べるようになるようですが、自炊についていまいち分からないという人も多いかと思います。そこで今回は、自炊の概要や自炊のやり方などを紹介します。
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
漫画の自炊について
まずは自炊について説明します。
漫画の自炊とは
漫画の自炊とは、紙の漫画を“電子化”する作業のことです。紙の本を一度バラバラにし、それをスキャナーでPDFやJPGなどの電子データに変えます。
大量の本をひとつのスマホで全て保管できたり、本の劣化を防げたりとさまざまなメリットがあります。
自炊には3つのアイテムが必要
漫画の自炊には、以下3つのアイテムが必要です。
- 裁断機
- スキャナー
- 本を読むための端末
裁断機は1万~4万円、スキャナーは4万円前後で購入できます。
参考:本の「自炊」って何?なぜそれが必要?どんな方法があるの?
自炊にかかる時間や手間
1,000冊以上自炊した人の情報を参考にすると、1冊当たり4分で自炊できるようです。内訳は、解体と裁断に30秒、スキャンに3分30秒です。
そのため、初心者は1冊自炊するのに大体5~10分かかると予想されます。ただ、自炊の手間や時間は使用する機器によって異なります。効率的に自炊したいのであれば、なるべく高性能な機器を使いましょう。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A「裁断・スキャンはどうやって?」「メリットは?」に答えます
漫画を自炊する方法
漫画を自炊する方法を紹介します。
1.自炊する漫画のフォルダを作る
漫画を自炊する場合、まずはパソコン上で自炊する漫画のフォルダを作りましょう。フォルダの作り方は以下の通りです。
- パソコンを起動させ、フォルダのアプリを起動する
- 右クリックし「新規作成」→「フォルダ」の順でクリックする
- 電子化する冊数分、フォルダをコピー&ペーストする
- 分かりやすいようにフォルダに名前をつける
2.表紙を裁断する
フォルダを作成したら、次は表紙を裁断しましょう。表紙は以下の手順で裁断してください。
- 左側のカバーをカッターで切り落とす
- 右側の表紙カバー(背表紙側)も切り落とす
表紙を裁断する場合は、可能であれば1枚ずつ切り落としてください。なぜなら、一気に複数枚切り落とすと、断面がズレる可能性があるからです。
3.漫画本体を裁断する
表紙を切り落としたら、次は漫画本体を裁断しましょう。裁断方法は、使う機器によって異なります。そのため、裁断する機器の説明書を参考にしてください。
4.スキャナーの設定を行う
表紙と本体を裁断したら、次はスキャナーにかけます。そのため、スキャナーを立ち上げて、適切な方法で設定してください。
今回は、有名な“ScanSnap”を使うと仮定して設定方法を説明します。
- ScanSnapを立ち上げる
- 読み取りを行った後に使用するアプリを選択する
- 左から2番目の「保存先」をクリックし、保存先を選択する
- スキャン後にファイル名を決める場合は、「読み取り後、ファイル名を変更します」にチェックを入れる
- 保存先の右隣にある「読み取りモード」をクリックする
- 「画質の選択」をクリックし「スーパーファイン」を選択する
- 「カラーモードの選択」をクリックし、使うカラーを選択する
- 「白紙ページを自動的に削除します」と「継続読み取りを有効にします」にチェックを入れる
- 読み取りモードの右隣にある「ファイル形式」をクリックする
- 「ファイル形式の選択」をクリックし、使う形式を選択する
- 文字認識(OCR)をかけたい人は、「検索可能なPDFにします」と「全ページ」にチェックを入れる
- 設定完了
参考:定番スキャナーScanSnap iX500で自炊!本に合わせた最適な設定と手順とコツ
5.表紙カバーと表紙をスキャンする
スキャナーの設定を終えたら、次は表紙カバーと表紙をスキャンしましょう。このとき、表紙カバーと表紙は必ず“裏返して下向き”で入れてください。こうしないと、逆向きでスキャンされます。
6.裁断面を確認する
表カバーと表紙のスキャンを終えたら、次は漫画本体の裁断面を確認しましょう。具体的には、ページがくっついていないか確認してください。
この作業を怠るとエラーが発生したり、紙面に折り目がついたりします。そのため、少し時間をかけてでも、必ずページがくっついていないか確認しましょう。
7.漫画をスキャンする
裁断面を確認したら、次は実際に漫画をスキャンしましょう。本体をスキャンするときも、必ず裏返しにして下向きでセットしてください。後は、スキャナーのスキャンボタンを押すだけです。
8.イメージファイルを保存してフォルダをZIP化する
本体のスキャンも終えたら、イメージファイルを保存してフォルダをZIP化しましょう。ただ、電子書籍リーダーが読み込めるのであれば、ZIP化する必要はありません。
9.自炊リーダーに格納する
最後は、自炊リーダーに格納しましょう。これで、漫画の自炊は終了です。
漫画を自炊するメリット
漫画を自炊するメリットを説明します。
本棚を用意する必要がない
漫画を自炊するメリットは、本棚を用意する必要がないことです。自炊すれば、本は電子データになります。そのため、本棚を設置するスペースを確保できない人は、自炊しましょう。
大量の漫画を常に持ち歩ける
漫画を自炊するメリットは、常に大量の漫画を持ち歩けることです。例えば、漫画であれば、全部で数十巻あるものもあります。
しかし、それをすべて持ち歩くのは現実的に不可能です。しかし、自炊して電子化すれば、それが可能です。
漫画が劣化しない
漫画を自炊するメリットは、漫画が劣化しないことです。紙の本の場合、どれだけ丁寧に保管していても、時間が経てば本は劣化します。
本好きであれば綺麗なまま保管していたいですよね。しかし、自炊して電子化すれば、劣化しません。手入れに力を入れる必要がないので、管理も楽になります。
ワンタッチ読書ができる
漫画を自炊するメリットは、ワンタッチ読書ができることです。紙の本だと、ページをめくらなければいけません。
簡単な作業ではありますが、めくるのが面倒臭いなと感じることもあるかと思います。しかし、自炊すれば端末の画面をワンタッチするだけでページをめくれます。そのため、ページをめくるのが面倒臭いと感じる場合は、自炊しましょう。
整理整頓の手間が省ける
漫画を自炊するメリットは、整理整頓の手間が省けることです。紙の本の場合、本が溜まったら必要な本と不要な本を分けて、整理しなければいけません。
数冊であればよいですが、数十冊~数百冊ある人はかなり面倒臭いですよね。しかし、電子化すれば、タップして削除するだけで整理が完了します。
整理にかかる時間は、1冊当たりわずか数秒程度です。そのため、自炊すれば、整理整頓の手間も省けます。
漫画を自炊するデメリット
漫画を自炊するデメリットを説明します。
裁断はかなりの手間がかかる
漫画を自炊するデメリットは、裁断の手間がかかることです。慣れればスムーズにできるかもしれませんが、初心者であればかなり手こずると予想されます。また、少々力がいる作業なので、疲れることも予想されます。
スキャナーにかけるのも手間がかかる
漫画を自炊するデメリットは、スキャナーにかけるのも手間がかかることです。スキャナーにかける動作自体は簡単です。
しかし、スキャンが完了するまで3~4分程度かかります。そのため、自炊する本が100冊あれば、スキャンだけで5~7時間かかります。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A
自炊するために数万円の出費が必要
漫画を自炊するデメリットは、数万円の出費が必要なことです。裁断機は1万~4万円、スキャナーは4万円前後で購入できます。
どれだけ安く抑えても、3~5万円はかかるでしょう。手間と時間をかけたくないのであれば、さらに高性能な機器が必要です。そうすれば、10万円程度の出費は覚悟しなければいけません。
参考:1,000冊以上の本を電子化した私が答える”自炊”Q&A
漫画の自炊は大変そう…そう感じた人は買取を利用しよう
漫画を自炊する方法を説明しましたが、“何だか面倒くさそう”と思った人もいるのではないでしょうか。裁断機やスキャナーは安くありません。
そのため、“そんなにお金は出せない”という人も多いかと思います。そのような人は、自炊ではなく、買取を選んでみてはいかがでしょうか。
なぜなら、楽に本を整理できるからです。自炊の場合は、裁断機やスキャナーなどを用意してから自炊を行わなければいけません。
その自炊も、初めてであれば手間と時間がかかります。しかし、買取であれば、お店に不要な本を持ち込むだけです。
後はお店の人に任せて、買取が終わるのを待ちましょう。もちろん、買取に初期費用はかかりません。
漫画は自炊後でも売れる
結論から申し上げますと、自炊後でも漫画は売れます。しかし、高価買取は難しいと考えられます。
なぜなら、裁断した本を求める人は少ないからです。一般的に多くの人は、裁断していない本を求めます。そのため、高く売りたいのであれば、自炊前に漫画を売りましょう。
漫画を高く売るならおいくらの一括査定を使おう
出典:おいくら公式サイト
漫画を高く売るためには、高く買取してくれるお店を見つけなければいけません。そのため、いろいろなお店で査定してもらい、その査定価格を比較してほしいのですが、正直面倒臭いですよね。
できれば、手間をかけずに漫画を高く売りたいかと思います。そのような人におすすめなのが、おいくらの一括査定です。
おいくらの一括査定とは、全国の買取ショップに本の査定を一括で依頼できるサービスです。おいくらの一括査定を使えば、家から一歩も出ずに複数のお店に査定を依頼できます。
一括査定後は、複数社から査定結果メールが送られてきます。送られてきたメールを見て、査定価格が最も高いお店はどこか探しましょう。
そして、査定価格が最も高いお店に買取を依頼してください。これで、どのお店に本を売れば高く売れるのかが明確になります。簡単に使えるので、本を高く売りたいと考えている人は、一度使ってみてください。
まとめ
今回は、漫画を自炊する方法を説明しました。自炊とは、紙の本を電子化する作業のことです。自炊すると電子データとして持ち運べたり本の劣化を防げたりと、さまざまなメリットがあります。
しかし、数万円の出費が必要だったり手間と時間がかかったりと、デメリットもあります。このデメリットが気になるのであれば、自炊ではなく買取を利用しましょう。買取を利用すれば、初期費用なしで楽に本を整理できます。