版画の買取おすすめ業者7選!買取相場・高く売るコツもご紹介!

版画は油絵や水彩画と並ぶ絵画の表現技法の1つです。
油絵などは紙の上で描くのに対して、版画は木の板や石板に彫刻刀などで絵を掘り、紙の上で刷るという複製技法を用いています。
刷るという工程から、版画は複製なのでは?と思う人もいるかと思いますが、版画は多くの画家が制作している伝統的な技法と美術品です。
版画の中古市場での需要は非常に高いため、不要になったからと言って処分してしまうのはもったいないです。
版画の処分を検討しているという方は、まずは買取業者に査定依頼を出してみるといいでしょう。
この記事では、版画のおすすめ買取業者や買取相場、版画を高く売るコツをまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
版画の買取業者の選び方
版画をできるたけ高く買い取ってもらうのであれば、買取業者選びは慎重に行いましょう。
以下の2つのポイントを踏まえて買取業者を選んでください。
査定が無料であること
多くの買取業者は査定のみでも無料で扱ってくれます。
出張査定として鑑定士を自宅に呼んでも、同地域であれば無料であることが多いです。
高価なアンティーク版画であればあるほど、持ち込むために不用意に触って汚れてしまい、価値が下がってしまうのを防ぐため、査定が無料である買取業者を選びましょう。
版画の実績が豊富な業者を選ぶ
芸術品にはアンティークのものがたくさんあります。
買取業者も版画だけではなく、ほかの絵や骨董品なども扱っていることでしょう。
買取業者として選ぶのは版画の買取実績が豊富な業者をおすすめします
多様な版画を数多く査定することができる買取業者には専門の鑑定士が在籍しており、インターネット上でも評価が高いです。
版画の買取おすすめ業者7選
木版画や平版画などの版画は刷ったものであれ、立派な作家によるアート作品です。
特にピカソやシャガール、葛飾北斎といった有名作家の版画は世界中でコレクターがいるため、買取価格には高いプレミア価格がつきます。
そのため、価値のわかる専門家に見てもらう必要があります。
おいくら

出典:おいくら
「おいくら」は、全国のリサイクルショップの買取金額を比較できるサービスです。
住んでいる地域近辺のリサイクルショップや、出張買取や宅配買取などの買取方法で対応可能な店舗に一度にまとめて査定依頼できます。
売りたい商品の情報をフォームに一度入力するだけで、複数の買取業者から同時に査定を受けられます。
まずは、おいくらのホームページから自分の売りたい商品がいくらで売れるか調べてみてください。
おいくらの版画の買取実績
リトルグラフ(石板画)を12,000円で買い取りました。
シルクスクリーン(孔版画)を25,000円で買い取りました。
リトルグラフ(石板画)、価格はなんと950,000円で買い取りました。
高く売れるドットコム
出典:高く売れるドットコム
「高く売れるドットコム」は、弊社マーケットエンタープライズが運営している買取サービスです。
買取方法は、出張買取・店頭買取・宅配買取のいずれかより自分に合った方法を選べます。
骨董品・美術品などの専門性の高い商材から、家具・家電、楽器、農機具など幅広く取り扱っています。
メールもしくは電話[0120-503-864(※年末年始除く9:15~21:00)]で事前査定も可能なので、自分の売りたい商品がいくらで売れるか気軽に相談してみてくださいね。
福ちゃん
出典:福ちゃん
「福ちゃん」は、版画をはじめとする掛け軸・勲章・絵画・西洋装飾・茶道具などの骨董品を中心に取り扱っている買取業者です。
買取方法は、出張買取・店頭買取・宅配買取のいずれかより自分に合った方法を選べます。
福ちゃんでは、査定だけの依頼も受け付けているので、自分の売りたい商品がいくらなのかだけでも試しに相談してみるといいでしょう。
新CM放送記念キャンペーン

出典:福ちゃん
新CM放送を記念して、出張買取限定で対象商品を買取依頼に出すと、買取金額が30%増額するキャンペーンを実施中!
不用品の売却、断捨離なら高額買取のこの期間がチャンスです。
買取金額が増額する対象商品は以下の通りです。
- 着物
- 食器
- 毛皮
- 骨董品
- 酒
- カメラ
- 楽器
福ちゃんで買取金額が増額するキャンペーンは、依頼が殺到してしまうと中断してしまうので逃さないようにしてくださいね。
バイセル
出典:バイセル
「バイセル」は、買取実績1,400万点を超える人気の買取業者です。
版画をはじめとする陶磁器・日本画・絵画・掛け軸・茶道具・ブランド食器などの骨董品を中心に幅広い商品を取り扱っています。
買取方法は、出張買取・店頭買取・宅配買取のいずれかより自分に合った方法を選べます。
バイセルでは、骨董品本体のみでも買い取ってもらえるので、外箱などの付属品がないという方でも査定してもらえます。
さらに今なら、抽選で買取金額が増額するキャンペーンを実施中なので、ぜひチェックしてみてください。
日晃堂

出典:日晃堂
「日晃堂」は、版画をはじめとする骨董品・美術品の専門買取業者です。
買取方法は、出張買取・店頭買取・宅配買取のいずれかより自分に合った方法を選べます。
店頭買取は、神奈川・大阪・愛知・福岡・東京・宮城・岡山・埼玉・静岡・千葉の10店舗に展開しています。
商材によっては、1点からでも無料での出張買取が可能なので、まずは相談してみてくださいね。
八光堂
出典:八光堂
「八光堂」は、骨董品・美術品を専門的に取り扱っている創業40年の老舗店です。
伝統美術の素晴らしさをより多くの人に知ってもらいたい」という店主の想いから、古美術八光堂は誕生しました。
版画をはじめとして、茶道具・洋画・掛け軸・日本画・中国骨董品・陶器・銀製品など幅広い商品を買取ってもらえます。
栄楽堂
出典:栄楽堂
「栄楽堂」は、骨董品・古美術の専門買取業者です。
買取方法は、出張買取・宅配買取のいずれかより自分に合った方法を選べます。
メールもしくはLINEで売りたい商品の情報と写真を送れば事前査定も可能なので、まずは査定依頼を出してみるといいでしょう。
版画の買取相場
版画は、有名画家であれば数万~数百万円で買い取ってもらえます。
代表的な版画の作品名と買取相場を以下の表でまとめています。
品名 買取相場 版画 川瀬巴水 100,000~600,000円 版画 東山魁夷 250,000~450,000円 版画 平山郁夫 60,000~210,000円 版画 鈴木英人 80,000~200,000円 版画 横尾忠則 30,000~100,000円 版画 鶴田一郎 ジークレー 45,000~100,000円 版画 星襄一 大樹 70,000~120,000円 版画 畦地梅太郎 15,000~40,000円 引用元:版画の買取・査定相場
版画の種類
版画とは、印刷を行う紙のほかに彫刻や細工を施した版を作って、インクの転写・透写などによって複数枚の絵画を制作する技法を指します。
その版の仕組みから、版画の種類は以下の通りに分けられます。
- 凸版画
- 凹版画
- 平版画
- 孔版画
版画の種類によって価値が異なるため、ひとつずつ確認していきましょう。
凸版画
絵にしたい部分を残して、それ以外を掘っていく版画です。
色を重ねたいだけ板を制作し、重ね刷りすることで多色刷りの凸版画を作ることができます。
小学校の授業で経験した人も多いかもしれませんね。
凹版画
絵にしたい部分を掘り、凹部分にインクを残して、紙に写す版画です。
平版画
平版画は、リトルグラフ(石板画)とも呼ばれています。
油が水をはじく原理を利用して絵になる部分とそうではない部分を描き分けることで作り上げます。
18世紀後半あたりから世間に出回り始め、芸術性の高い版画となっています。
孔版画
板に穴をあけて絵にしたい分にインクを流し、上からプレスをしていくことで、下に絵を写しだす版画です。
シルクスクリーンという技法がメジャーですが、ほかの版画と異なり、絵が反転しないのが特徴です。
版画を高く買取ってもらうコツ
版画を高く買取ってもらうコツは以下の通りです。
- 良好な状態の維持
- 付属品は必ず取っておく
- 画家を特定する
- 複数社の見積もりを取る
良好な状態の維持
版画を高く売るためには版画の状態が良好であることがポイントです。
版画にシミや汚れ、色褪せがあるかないかが買取査定に大きく影響してきます。
そして、版画の保管状態が悪いと、汚れが付きやすく、湿気の多いところではカビが生えてしまう場合があります。
ほかにも直射日光による色あせにも注意が必要です。
売りたい版画は直射日光を避け、風通しの良い場所に箱に入れて保管しておきましょう。
付属品は必ず取っておく
買取価格を上げる方法として欠かせないのが、版画本体のだけでなく、付属品の有無です。
例えば以下のようなものが付属品としてあげられます。
- 作者の署名
- 落款の入った箱
- コレクションの来歴保証書
コレクション収集家は「来歴のしっかりしたもの」を好みます。
自分が購入した版画がどこから購入し、だれか保管していたかを証明できると買取価格が上がります。
画家を特定する
版画を制作した画家によって値段は大きく変わります。
版画は日本だけでなく、海外でも製作されているため、有名な画家の作品かどうか確かめてみましょう。
皆さんが知っているような有名な絵も版画であることが多いです。
海外の有名な画家で代表的な人は以下の通りです。
- アンディ・ウォーホール
- アンリ・マチス
- マルク・シャガール
- パブロ・ピカソ
- マウリッツ・エッシャー
- エドヴァルト・ムンク
- アルブレヒト・デュラー
- アルフォンス・ミュシャ
また、日本の有名な画家については以下の通りです。
- 平山郁夫
- 草間彌生
- 横尾忠則
- 喜多川歌麿
- 東洲斎写楽
- 葛飾北斎
- 歌川広重
- 棟方志功
- 柳原良平
複数社の見積もりを取る
自分で持ち込んで査定を行う場合でも、出張で査定を行う場合でも、まずは事前に査定をしてもらうことが大切です。
査定金額がわからないまま足を運んであまりお金にならなかったら損をしてしまいます。
また、査定を行うのであれば、複数の買取業者に一括して買取依頼を出すのが効果的です。
店舗によって買取金額が異なるので、一応版画を取り扱っているだけの業者に当たってしまうと、相場より低い査定額を出されてしまうことがあります。
そのような事態を避けるために、複数の買取業者に依頼を出すことをおすすめします。
査定金額以外にも出張買取や郵送買取できるか確認しておくことも大切です。
版画を買取ってもらう方法
版画を売る方法としては3つあります。
- ネットオークション
- フリマアプリ
- 版画専門の買取業者
それぞれの買取方法のメリット・デメリットをひとつずつ確認していきましょう。
ネットオークション
ネットオークションとは、売りたい商品をオークション形式で落札していくサービスです。
日本でネットオークションサイトといえば、以下のようなものが有名です。
- ヤフーオークション
- 楽天オークション
- モバオク
ネットオークションのメリットは、インターネット上で売ることができる点です。
版画を店舗に持って行く手間を省き、いつでも自分が売りたいときに出品することができます。
写真の見せ方によっては、価値のない版画でもデザインの好みで高く購入してくれる人が現れる可能性があります。
デメリットは出品の手間が挙げられます。
サイト内で版画の説明文を入力し、システムに沿って出品する必要があり、落札後は入金確認をして自分で梱包・発送を行わなくてはなりません。
また、ネットオークションの場合、落札金額に納得がいかなくても原則キャンセルはできません。
スタート時の落札金額の設定を間違えてしまうと、予想以上に安い金額で売られてしまうので注意が必要です。
フリマアプリ
スマートフォンの普及に伴い、数年前から認知され始めたのがフリマアプリです。
フリマアプリのフリマとはフリーマーケットのことで、ネットオークションより手軽なサービスとなっています。
代表的なアプリには以下のものがあります。
- メルカリ
- ラクマ
- PayPayフリマ
フリマアプリのメリットは2つあります。1つ目は自分で価格を設定できる点です。
いくらで売るかを設定できるので、高く売れない可能性もありますが、安く売れてしまうことを防ぐことができます。
2つ目はスマホで撮影して簡単な商品説明、注意点を入力するだけで完了するのでとても簡単だという点です。
商品が売れた後もすべてスマホで手続きができるので、手間がかかりません。
デメリットは版画の価値を自分で把握していないといけない点です。
自分で価格を設定するため、本当はもっと高く売れたはずなのに安く売ってしまったり、価値が全くないのに、高く設定して売れなくなってしまったりすることがあります。
版画専門の買取業者
最後に版画を売る方法として1番おすすめなのが、専門の買取業者で売る方法です。
その理由としては、専門の買取業者は版画の価値を把握しており、流通情報や相場に詳しい可能性が高いので、プロの目で版画を見てもらえるので、適正価格を設定してくれます。
デメリットとしては、近場に店舗が無い可能性がある点です。
版画など芸術品の専門買取業者は全国でも店舗が少なく、査定をお願いするには持ち運びを行うか、出張買取の依頼をする必要があります。
メールによる査定が可能である場合は郵送による手続きも可能です。
版画の買取に関するよくある質問
版画など、年季の入った芸術品は売る前に「この状態でも売れるの?」と心配になりますよね。ここでは版画における買取目安をご紹介します。
作者名がわからない
作者名が書いていない、書いてあっても読めないという版画は多いです。そのような状態でも買取をしてもらうことは可能です。
自分では無名な画家と思っていた場合でも実はとても有名な画家であるというのは芸術品の中ではよくあることです。
額がない、傷がある
額縁がない場合や傷が入っている場合でも作品自体に傷がなければ高額買取されます。
しかし、作品自体に傷が入っている場合は、その傷の度合いにより、価格が下落してしまいます。そのため保管には気を付けましょう。
作品のサイズと値段の比例は?
同じ画家の作品であれば、大きさと金額は比例することが多いです。
しかし、無名な画家の大きな作品は値段がつかないことがあり、有名な画家の小さな作品のほうが価値は高くなります。
まとめ
いかがでしょうか?今回は版画の売り方について解説しました。
無名な画家の作品で、買取業者の査定では価値がつかなくても、ネットオークションやフリマアプリを活用することで売ることができるかもしれません。
遺産整理や生前整理などで家に置いてあった版画を売りたいと思った場合や、昔集めていたけど、今はそこまで収集に力を入れていない場合はぜひ専門の買取業者に見積依頼を出してみてはいかがでしょうか?
全国のリサイクルショップの買取金額を比較できる「おいくら」なら、手間なく複数社の見積もりが取れます。
まずは、おいくらのホームページで自分の売りたい商品がいくらで売れるか調べてみてください。
おいくらは全国のリサイクルショップが加盟する一括査定サービスです。
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