こたつの電気代は意外と安い?ほかの暖房器具と比較するとどれくらい安い?
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日本の冬の風物詩とも言われているこたつ。「こたつに入ると動けない」という方も多く、非常に暖まる暖房器具です。
しかし、こたつを使うためには電気を使わなければいけないので、「こたつの電気代が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
エアコンやホットカーペットなど、様々な暖房器具がある中で「こたつの電気代は安いのか、高いのか」も気になりますよね。
そこで今回は、こたつの電気代の相場や他の暖房器具との比較、そしてこたつの電気代を節約する方法を具体的に説明していきます。
冬の電気代がネックになっており、こたつを買おうか迷っている方や、電気代を抑えつつこたつを使う方法が知りたいという方は必見です。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
こたつの電気代はいくらかかるのか?
ここでは、こたつの電気代はいくらかかるのか具体的に説明していきます。
こたつの電気代は1時間あたり2~5円
結論からお伝えすると、こたつの電気代は1時間あたり2~5円が相場です。
こたつの平均消費電力は600Wと言われていますが、これはスイッチを入れてからこたつ内が温まるまでの「最大運転時消費電力」のことです。
つまり、一度暖まってしまえば、こたつの消費電力は弱運転で80W程度、強運転で200W程度におさまります。
これを参考にして電気代を計算すると、弱運転で2円程度、強運転で5円程度になります。
こたつを1ヶ月使い続けると電気代はいくらになる?
1ヶ月使い続けた場合のこたつの電気代は以下の計算式で求められます。
1時間あたりのこたつの電気代×使用時間×使用日数
例えば、1時間あたりのこたつの電気代が2円で1日8時間使い続けた場合、以下の計算式が成り立ちます。
2円×8時間×30日=480円
つまり、1ヶ月間のこたつの電気代は480円ということです。
1時間あたりのこたつの電気代は2~5円が相場なので、後は使用時間と使用日数を当てはめれば、自分の家は大体どのくらいの電気代になるのか分かります。
こたつの電気代計算方法
こたつの電気代は、以下の計算式で求められます。
「消費電力(W)×使用時間(h)」÷1000=消費電力量(kWh)
消費電力量(kWh)×電気量単価=こたつの電気代
電気量単価は変動するのですが、27円が平均と言われています。
こたつと他の暖房器具の電気代を比較
ここでは、他の暖房器具の電気代とこたつの電気代を比較していきます。
こたつとエアコンの電気代
まずは、こたつとエアコンの電気代を比較していきましょう。
今回料金シミュレーションする条件は以下の通りです。
- エアコンの消費電力:602kWh(資源エネルギー庁の省エネ性能カタログを参考)
- 使用時間:8時間
- こたつの電気代:弱運転→2円、強運転→5円
エアコン | こたつ(弱運転) | こたつ(強運転) | |
---|---|---|---|
1時間 | 16円 | 2円 | 5円 |
1日 | 128円 | 16円 | 32円 |
1か月 | 3840円 | 480円 | 960円 |
1年 | 4万6080円 | 5760円 | 1万1520円 |
上記の表を見ると、エアコンからこたつ(弱運転)に変えれば、電気代が1/8になるということが分かります。
スマートメーターの見方
次は、ホットカーペット・電気毛布とこたつの電気代を比較していきます。
こたつ(弱運転) | こたつ(強運転) | ホットカーペット | 電気毛布 | |
---|---|---|---|---|
1時間 | 2円 | 5円 | 12円 | 2円 |
1日 | 16円 | 32円 | 96円 | 16円 |
1か月 | 480円 | 960円 | 2880円 | 480円 |
1年 | 5760円 | 1万1520円 | 3万4560円 | 5760円 |
こたつの電気代を節約する方法
ここでは、こたつの電気代を節約する方法を具体的に説明していきます。
断熱シートを使う
こたつの電気代を節約する方法1つ目は、「断熱シートを使う」ことです。
断熱シートを使うことで、こたつ内の熱が逃げにくくなります。
床が冷たいと、こたつの熱が床に逃げていくので、床の上に断熱シートを敷けば断熱効果が高まり、弱運転でも快適に過ごすことができます。
他の暖房器具と併用する
こたつの電気代を節約する方法2つ目は、「他の暖房器具と併用する」ことです。
こたつは足元しか暖まらないので、こたつだけで暖まろうとすると強運転で回し続けることになり無駄な電気代がかかります。
ファンヒーターや電気ストーブなどと併用してこたつを使うと、全て弱運転で回しても快適に過ごせる温度になるので、結果的に併用した方がお得になる場合があります。
敷布団やカーペットを併用する
こたつの電気代を節約する方法3つ目は、「敷布団やカーペットを併用する」ことです。
こたつの電気代を節約したい場合は、「こたつの熱を逃がさない」のがポイントとなってきます。
そこで役に立つのが、敷布団やカーペットなどです。繊維製品には細かい空気の層があるので、熱をしっかりと閉じ込めてくれます。
断熱シート+繊維製品を併用するとかなり暖かくなるので、ぜひ実践してみてください。
こたつの大きさにあった掛け布団を用意する
こたつの電気代を節約する方法4つ目は、「こたつの大きさに合った掛け布団を用意する」ことです。
具体的には、「テーブルサイズ+110cm」の掛け布団を用意しましょう。掛け布団のサイズが合わないと、隙間ができてしまいます。
当然のことながら、隙間ができれば熱が逃げていくので中々暖まりません。
そうなると、強運転で回し続けることになり、結果的に電気代が高額になるので注意しましょう。
温度は「中」以下にする
こたつの電気代を節約する方法5つ目は、「温度を中以下にする」ことです。
はじめの段落でも説明したように、弱運転のこたつの電気代は1時間あたり2円程度、強運転のこたつの電気代は1時間あたり5円程度です。
つまり、強運転でこたつを使い続けると、弱運転の2.5倍の電気代がかかります。
断熱シートや掛け布団などを併用すれば弱運転でも快適に過ごせるくらい暖まるので、それらを併用してこたつの温度は「中」以下に設定しましょう。
フラットヒーターを活用する
こたつの電気代を節約する方法6つ目は、「フラットヒーターを活用する」ことです。
フラットヒーターは、石英管やハロゲンよりも安い電気代で済むのでさらなる節約が期待できます。
しかし、暖かくなるまで時間がかかるのが唯一の欠点なので、「すぐに暖かくなってほしい」という方より、「じんわりと暖をとりたい」という方におすすめです。
電気料金の支払い方法を変更する
こたつの電気代を節約する方法7つ目は、「電気料金の支払い方法を変更する」ことです。
電力会社によっても異なりますが、電気代の支払い方法を口座振替にすると毎月の電気代が割引されます。
割引される金額は数十円~数百円と微々たる金額ですが、支払い方法を変更するだけで電気代が安くなるのであれば、活用しない手はないでしょう。
契約しているアンペア数を見直す
こたつの電気代を節約する方法8つ目は、「契約しているアンペア数を見直す」ことです。
電気料金は契約しているアンペア数によって異なります。
実際、どのくらい異なるのか以下の東京電力の従量電灯プランで確認してみましょう。
- 10A:286円
- 15A:429円
- 20A:572円
- 30A:858円
- 40A:1144円
- 50A:1430円
- 60A:1716円
契約しているアンペア数を一段階引き下げるだけでも、かなり大きな金額を節約できます。
子どもが独立したり結婚したりして世帯人数が変わった場合は、一度見直してみましょう。
電力会社を切り替えて電気代をさらに節約しよう
実は、電力会社そのものを切り替えることで電気代をさらに節約できる場合があります。
そのため、ここでは電力会社の切り替えについて説明していきます。
電力会社の切り替えで電気代は本当に安くなる?
この部分が最も気になるところだと思いますが、結論からお伝えすると高確率で安くなります。
百聞は一見に如かずですので、どのくらい安くなるのか、電気とガスのセット割は関東エリアで最安クラスの「CDエナジーダイレクト」と比較していきます。
アンペア数 | 東京電力(従量電灯B) | CDエナジーダイレクト |
---|---|---|
10A | 286円 | 267.66円 |
15A | 429円 | 401.49円 |
20A | 572円 | 535.32円 |
30A | 858円 | 802.98円 |
40A | 1,144円 | 1,070.64円 |
50A | 1,430円 | 1,338.30円 |
60A | 1,716円 | 1,605.96円 |
従量料金 | 東京電力(従量電灯B) | CDエナジーダイレクト |
---|---|---|
120kWhまで | 19.88円 | 19.78円 |
120kWh超300kWh | 26.48円 | 25.47円 |
300kWh以上 | 30.57円 | 26.38円 |
こたつを使う冬は一人暮らしでも200kWh近く電気を消費と言われているため、基本的には切り替えた方が電気代は安くなります。
CDエナジーダイレクトのホームページで、現在契約中の電力会社から乗り換えるとどのくらいお得になるか料金シミュレーションしてみてくださいね。
電力会社を切り替えるメリット・デメリット
電力会社を切り替えるメリットは以下の通りです。
- 電気代が安くなる場合がある
- ガス代やガソリン代も安くなる場合がある
- 自分のライフスタイルにあった料金プランで契約できる
一方、デメリットは以下の通りです。
- エリアによっては業者が対応していない場合がある
- 料金プランを間違えると逆に高くなる場合がある
特に最後のデメリットには十分注意してください。
こちらの記事では、おすすめの電力会社の特徴や最新キャンペーンをまとめているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
今回は、「こたつの電気代はいくらかかるのか」について解説してきました。
こたつの電気代は、弱運転で2円程度、強運転で5円程度が相場です。
エアコンは16円程度、ホットカーペットは12円程度なので、こたつの電気代が以下に安いか分かるかと思います。
しかし、こたつだけで暖まろうとするのは非効率です。
電気代が高くなる原因になるので、断熱シートや掛け布団などを併用し、効率よく体を暖めましょう。
新電力会社の乗り換えを検討しているという方は、まず料金シミュレーションをしてどのくらい節約できるのか調べてみるのがおすすめです。
こちらの記事では、コスパのいい暖房器具をまとめているので、あわせて読んでみてください。