旧紙幣買取おすすめ業者4選・買取相場や注意点

家の掃除をしている時などに旧紙幣が出てくることが多々あります。家族や亡くなった身内がコレクションとして置いていたパターンが多く、自分ではその価値がわからないことも多いです。
そんな時は一度買取業者などに査定をして貰うのがおすすめ。自分が持っている旧紙幣がどれだけの価値があるかわかるからです。
本記事では旧紙幣とは何なのか、高値で売るためのポイントなどについて紹介します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
旧紙幣とは?
旧紙幣とは今でもお金として使える紙幣のことであり、聖徳太子が描かれているものなどが当てはまります。法令に基づく措置がない限り、ずっと使うことができます。これまで発行されたのは53種類。うち22種類は今でも使えます。詳しくは、日本銀行の公式サイトがリストにして説明しています。
お金として価値がなくなった古い紙幣については、「古紙幣」と呼びます。江戸時代、藩の中でしか使う事ができなかった「藩札」などが代表例です。古紙幣は旧紙幣とは別物のため注意してください。
ちなみに、日本で紙幣が本格的に導入されたのは明治時代です。今では100円や500円は硬貨ですが、昔は500円札などがありました。今でも使う事ができますが、そのまま使えば額面通りの金額として扱われます。お店の人が紙幣を知らなかった場合、会計に時間がかかってしまう可能性もあります。
買い物に使うのではなく、まずは業者に査定をしてもらい、どれだけ高く売れるのかを確認するようにしましょう。
旧紙幣買取におすすめの業者4選
旧紙幣を売ろうと思っても、一般的なリサイクルショップでは対応していません。そこで、おすすめの買取業者を紹介します。
おいくら
出典:おいくら
弊社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は一括査定サービス。商品情報を登録すると、買取希望の買取業者からオファーが来ます。金額やクチコミなどを比較した上で、納得のいく買取業者に売るだけのお手軽なサービスです。
東証プライム市場上場企業である弊社が、独自の基準で厳選した1000社以上の加盟店が対象です。もちろん、納得のいく条件が見つからなかった場合にキャンセルも可能です。登録不要で手数料もかかりませんから、ぜひご利用ください。
買取方法は店頭、宅配、出張のうち、各買取業者が対応している方法からお選びいただけます。
高く売れるドットコム

弊社マーケットエンタープライズが運営する「高く売れるドットコム」は買取サービス。毛皮、骨董品、コレクション品などを積極的に買取している業者です。コレクターのいるアイテムの中でも、旧紙幣は買取対象外とする業者が多くありますが、弊社は喜んで買取しています。
利用者の中には、古銭と合わせてお持ちになる方も多くいます。専門の査定員が査定をおこなうため安心してご利用ください。時間の経過や市場の流通が増加するなどのさまざまな事情で買取価格が変わりやすい旧紙幣も、その時の市場や独自データでリアルタイムの買取価格を提示しています。
買取方法は店頭、宅配、出張のいずれか。弊社では、数が多い場合や高額が見込まれなくすのが怖い場合などは出張買取をおすすめしています。手数料など全て無料ですから、安心してご利用ください。お申込みはお電話またはWEBからご利用いただけます。
バイセル
出典:バイセル
バイセルは骨董品や切手、旧紙幣などコレクション品に強い買取業者。しかし、旧紙幣についてはほとんど価値がついていないものもあるため、公式サイトに「一部買い取りが難しい場合がございます」の記載があります。
買取方法は店頭、宅配、出張のいずれか。「早く、安く、出張買取」をモットーに、全国どこでも完全無料で出張買取を行っており、中でも力を入れている買取方法という印象を受けます。
女性も安心のレディースプランやアフターフォローも充実しているため、気になる方はチェックしてみましょう。電話での問い合わせも受け付けているため安心です。
福ちゃん
出典:福ちゃん
「福ちゃん」は、着物買取に特に強く、切手や旧紙幣などのコレクション品・骨董品に強い買取業者。「古銭・古紙幣・金貨買取をどこよりも高く買取る自信があります」をキャッチコピーに、はじめての方も安心して利用できるサービスを心がけています。
福ちゃんには専門の鑑定士が常駐しており、いつでも旧紙幣の適切な価値を把握し、査定をしてくれると記載があります。店頭のほか、出張買取・宅配買取にも対応可能なため、近くに店舗が無い方でも問題ありません。
出張料・査定料・キャンセル料は無料でサービスを受けることができ、安心して気軽に査定を受けることができます。福ちゃんも同様に出張買取に力を入れている印象です。
価値がある旧紙幣の買取相場
額面よりも価格がつくと期待できる旧紙幣を押さえておきましょう。なお、古いお金は状態によりかなり買取価格が異なります。ピン札の状態や束になっている状態の場合に高額が期待できます。
旧国立銀行券
明治時代初期、治通宝と同時期に発行された旧紙幣。20円札、10円札、5円札、2円札、1円札と全部で5種類があります。20円札は100万円〜3,000円程度、10円札は60万円〜1,000万円程度、5円札は10万円〜250万円程度、1 円札は4万円〜8万円程度での買取が期待できます。
新国立銀行券
1876年から発行された新国立銀行券は、経済状況の悪化を防ぐことを目的に、5円と1円の2種類が展開されました。5円札は1万円〜17万円程度、1円札は2万円〜25万円程度の買取が期待できます。
現存するもので状態のよいものはあまり見つかっていないことから、保存状態のよいものではより高額買取される可能性もあります。
旧兌換銀行券:日本銀行券
大黒100円札とも呼ばれることがある旧兌換銀行券100円は、1885~1939年に発行された紙幣です。旧紙幣の中でも高額買取が期待できます。現存数が数枚程度と言われ、買取市場にはなかなか出てきません。買取相場は数百万円以上と考えられます。
甲号・乙号兌換銀行券
甲号・乙号兌換銀行券は3種類あります。菅原道真 5円と中央武内 5円の乙号券、和気清麿 10円と裏紫100円の甲号券です。中央武内 5円と和気清麿 10円は前期と後期で分けられ、買取価格も異なります。改造兌換銀行券のめがね鎌足100円札も含めて、4種類と見ることもあります。
菅原道真5円は6万円〜65万円程度。中央武内 5円の前期は5万円〜50万円程度、後期は9万円〜80万円程度。和気清麿10円の前期は10万円〜100万円程度、後期は12万円〜120万円程度。
改造兌換銀行券
めがね鎌足100円札とも呼ばれる改造兌換銀行券は、虫食いに対応するため紙質を改善した紙幣として1891~1939年に発行されました。額面は1円、5円、10円、100円の3種類。
1円札は10,000円程度。5円札や10円札は概ね100,000円程度で買取されます。100円札については当時もほとんど流通していなかったため、買取となれば数百万円から数千万円以上になると考えられます。
大正兌換銀行券
1917年からおよそ22年間発行された大正兌換銀行券。第一次世界大戦の末期で紙幣不足だったために20円札が発行されました。買取価格は80,000円〜120,000円程度が期待されます。
改造紙幣
明治時代に初めて肖像画が描かれ、今のような紙幣になったのが改造紙幣です。10円、5円、1円、50銭、20銭の5種類が展開されました。買取価格は10円札で60,000円〜600,000円、5円札は30,000円〜300,000円程度。改造紙幣は価格がつきにくく、数千円代での買取が多く状態により〜80,000円程度で買取されます。
50、20銭は現在使われていない単位のため価値が高いと思われるかもしれませんが、額面もあって思う金額にはなりません。50円銭札で数千円〜80,000円。20銭札では、基本的に数千円が買取相場です。
大正小額紙幣
大正小額紙幣は、1916年に銀の価値高騰により溶かして地金にされる対策として発行されました。額面は10銭、20銭、50銭です。数百円〜数千円程度が買取相場ですが、50銭は10,000円を超えることもあります。
明治通宝紙幣
日本で初めて西洋の印刷技術を用いた紙幣として知られる明治通宝紙幣。日本製造分とドイツ製造分が額面により存在します。ドイツの民間工場で作られ、ゲルマン札と呼ばれることもあります。
額面は100円、50円、10円、5円、2円、1円、50銭、20銭、10銭の9種類。中でも、100円札と50円札はドイツのみで製造され、発行枚数は20,000枚ちょっとであることから、非常に高額買取されると考えられています。もし見つかれば、数千万円以上の価格がつくでしょう。
10円札以下については、額面に応じて数千円〜400,000円程度の買取が期待できます。偽物が多く出回った過去があるため、買取で注意が必要な旧札です。
よく出て来る価値が期待できない旧紙幣の種類
現在も流通しているもの、発行枚数の多いものはあまり価格が期待できません。代表的な例では、聖徳太子、板垣退助などは買取不可もしくは額面以上の価格がつきにくいです。
高く売れる旧紙幣の特徴
とはいえ、条件によっては高く売れることもあります。旧紙幣に限らず、現行の紙幣でも高価買取されることのある条件です。
若番・ゾロ目・キリ番・階段・ゾロ目
数字が珍しいとコレクターから需要が出ます。例えば、1桁の番号の00001は、野口英世の千円札であっても、30,000円の価値がついたことがあります。その他にも、11111といったゾロ目、10000のようなキリ番、123456や654321といったキリ番は高価買取が期待できます。
AA券・ZZ券
紙の端に記載されている記番号で価値がつくこともあります。中でも、A000001AやZ000007ZといったAA券・Z Z券と呼ばれるものは人気があります。
印刷ミス・ズレ・滲み・耳付き・記号違いなどエラー紙幣
発行された時点で印刷ミス、ズレ、滲み、記号間違えがあったり、耳付きという綺麗な四角形でない状態だったりしたお札も人気が高いです。記号間違えとは、上がA000000Aにも関わらず、下がA000000Bというように異なっている状態です。
旧紙幣を高く売るコツ
次に旧紙幣を高く売るためのポイントについて一つずつ紹介をしていきます。旧紙幣はコレクションとして集めることに意味があるため、コレクターにとって望ましい状態か検討することが、高く売ることにつながります。
旧紙幣は状態をそのままにして綺麗にしない
本来であれば「綺麗にしてから査定に出す」が高く売るためのポイントですが、旧紙幣は綺麗にせずになるべくそのままで出してください。
コレクターはその古さに価値を見出していることが多いです。綺麗にしてしまうことで、その歴史的価値や時代といった風合いを無くしてしまい、マイナス査定になってしまうかもしれません。
ただし、ホコリがついている場合は、軽く取ってあげるなどは問題ありません。どこまで綺麗にしていいかわからない場合は、何もしないで査定に出すのが無難です。
ケースや鑑定書をつけよう
旧紙幣が入っていたケースや鑑定書があるなら、一緒に査定を受けましょう。ケースは通常、購入時についてくるものではなく、コレクション用に専用ケースを購入します。鑑定書もまた、元々あるものではなく、本物という証明のため費用を払って発行してもらうものです。
「大切にしていたか?」「鑑定の手間なく本物と信頼できるか?」は、売る時には重要な査定ポイントです。旧紙幣そのもので価値を見極めるのが難しいため、鑑定書がない場合は買取を断るケースもあります。ただし、鑑定書を見た上で本物かどうか疑わしい場合に、もう一度、鑑定し直すこともあります。
売ると決めたらすぐに準備をする
旧紙幣を売ろうと考えていても「もっと時間が経てば価値が上がるのではないか?」と考えてしまい、なかなか売れない方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、早く売るのがおすすめです。
旧紙幣などの古いお金は「額面割れのリスク」が存在します。額面割れを例を挙げて説明すると、1000円で使えるものが、業者に売ると500円の価値になることです。
近年は古いお金を集めるコレクターの人口が減ってきており、旧紙幣や古銭などの取引価格が下がってきており、再ブームもあまり期待できません。数年前までは高値で取引されていたものでも、今ではさほど高額にならないこともあります。
もちろん価値が上がる可能性が無いわけではないのですが、置いておくと下がる可能性が高いと思っていた方がいいでしょう。
実績のある業者を利用する
旧紙幣を売る時は買取業者で売却するのがおすすめ。しかし買取実績のない業者で査定をして貰うのは危険です。旧紙幣などの古いお金はその価値を判断するのが難しいと言われています。実績のないところで売ってしまうと買い叩かれてしまう可能性があります。
数ある業者の中から買取実績のあるところを見つけるのは困難を極めます。弊社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」であれば「買取実績」の項目から簡単に探すことが可能です。さらに「一括査定」を使えば、一気に複数業者に査定を依頼することができます。
ネットオークションで旧紙幣を取引する時は注意が必要
旧紙幣はネットオークションに出品して売ることも可能です。しかし、知識なしに出品をしてしまうと安い価格で買われてしまい、結局は損をしてしまう可能性もあります。
旧紙幣はお金ですから、郵送方法を間違えてしまうと「郵便法」などの法律に抵触してしまう恐れも。個人で旧紙幣などを売る時は、これらのリスクがあることを覚えておきましょう。
また、フリマプリではありますが、メルカリを筆頭に金券類の出品を禁止しているサイトが多くあります。理由はマネーロンダリング防止です。規約違反により利用できなくなってしまう可能性も考慮しましょう。
額面で売れない旧紙幣は銀行での両替がおすすめ
額面どおりの価値しかない旧紙幣を手放したいなら、お店で使ってしまう方法もあります。
コンビニなどでは、受け取ってくれることもありますが、次の人に出してしまうと混乱させてしまうことがあるため、別で避けて保管することがあります。また、場合によっては本物のお札か判別がつかないなどの理由で、断られる可能性もあります。
安心して使いたいのであれば、銀行で今のお金に変えてもらうのがおすすめです。交換手数料などはかかりません。額面どおりでの交換ですから、例えば1円札を持っていったら、お札ではなく、現在の1円玉と交換されます。
日本銀行に戻ってきたお札は使われることなく破棄処分されます。もし、価値がなくても欲しい人の元に手渡したいという思いがあれば、売却したり譲ったりするのもひとつの選択と言えます。
旧紙幣買取は価値がわかる業者に査定依頼しよう
旧紙幣はコレクターが年々減少しており、早めに売った方が良いと言われる代表アイテムです。同じような流れが記念硬貨や切手業界にも来ています。家から出てきたり、コレクションを手放す機会と思っていたりするのであれば、売却を検討するのもひとつです。
これから旧紙幣をどう処分しようか悩んでいる方は、持込買取や出張買取をしてくれる業者を選ぶ方がおすすめです。真贋が難しいアイテムの場合に、店頭に持ち込んでも当日に査定額が出るとは限らないからです。
▼記念硬貨の買取について知りたい方へ、記念硬貨の買取についてしています
▼切手の買取について知りたい方のために、切手買取について解説しています。
もし、気になった方は電話やメールで旧紙幣の送り方について問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
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処分しようと考えていた物に思わぬ価値があるかもしれません。