家具に使われる集成材とは?価格や特徴を紹介

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デザイン性の高い家具や子供用の家具、ナチュラル家具などに使われるのが集成材です。家具の中で一番手に入りやすい素材です。でも、木製家具の中ではメリットやデメリット面を踏まえて品物選びをしなければいけない素材です。特徴や価値に関して調べてみました。

集成材とは

無垢材で作られた板を、繊維の向きが平行になるように重ね合わせ、接着剤を使い貼り合わせた板です。造作用集成材と構造用集成材と2種類の素材があり、用途によって使い分けがなされます。

それぞれの集成材には、化粧貼りと言われるベニヤ板に天然木の薄板を貼り合わせた仕様もあります。家具には造作用集成材や化粧貼り造作用集成材が用いられます。集成材を使うことで、風合いを高めることや強度を上げることが可能になります。

参考記事:
自然素材で希少性も高い無垢材の基礎知識

集成材のメリット

繊維の方向を合わせて貼り合わせた板ですので、湿度の変化による変形といった木の歪みが発生しにくいのが一番のメリットです。また、無垢材と比べて品質が安定しており、素材による強度のばらつきが解消されます。スギの間伐材や木の歪みが大きく出やすいカラマツといった材木も有効活用でき、緑の資源を守ることができます。

化粧貼りなどの加工をすることで傷がつきにくく、手入れが簡単というメリットもあります。メンテナンスもほぼ不要で、水拭きができるのもメリットといえるでしょう。

集成材のデメリット

一方、デメリットも存在しています。無垢材の1枚板を作るよりも製造コストがかかります。また、質によっては接着面がはがれてしまい、歪みができる板もあるようです。

2003年の建築基準法改正前に作られた集成材に関しては、接着剤に使われる成分の規制を受けておらず、シックハウス症候群の原因となる化学物質の発生が現在でも懸念されています。

現在は法令遵守の流れが当たり前となりましたし、技術の進歩によって、化学物質の発生を抑えた接着剤が使われるようになりました。それでも、品質の良し悪しによって不安を払しょくしきれない部分があり、品定めの際の吟味が必要となるでしょう。

集成材の金額や価値…家具買取に影響する?

集成材は無垢材よりもコストがかかりますが、間伐材や無垢材としての使用に向かない素材を使っているため安価に流通しています。扱いやすい素材ですのでデザイン性の高い家具を作ることが可能です。重ね合わせ次第で微妙な風合いを出すことも可能なので、さまざまな表情の家具に仕上げることができます。

そのため、デザイナーズ家具に採用されることもあるので、品物によっては家具の価値がぐんと高くなります。丈夫で歪みの発生も少ないので、デザイン・品質・状態の良さがそろえば、中古家具の買取時も高額査定が期待できます。

まとめ

集成材の家具は木目の美しさや風合いを残したデザインなども可能になります。また、間伐材の使用など、エコにつながる素材です。無垢材よりも丈夫で長く使える家具に仕上げられることが多いので、家具を選ぶ時には集成材で作られた商品も候補に挙げて吟味していきましょう。

本記事は、2016年11月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。